久しぶりにジムへ行く

　１週間ぶりにジムにでかけた。ストレッチが終わった時、TVはお昼のワイドショーをしていた。そこで鳩山首相辞任を知った。驚きもしなかったが、「自民、民主関係なく、どんどん在任期間が短くなってきているなぁ」とつぶやいた。支持率という数字にふりまわされている気がしてならない。視聴率の思わしくない番組が切られるのと同じ感じを持った。結局、４年間で４人の首相があぶくのように浮かんでは消えていったことになる。「日替わり定食みたいやね」とつぶやいた人もいた。

　その後は繰り返し繰り返し同じような映像を流し、いろいろな人がコメントしていたが耳には入らなかった。たった８ヶ月で評価するなんて所詮無理というものだ。久しぶりの運動に体の重たさを感じながら、昔の政治家のことを思った。

　中学から高校にかけて、日曜日の朝９時からだったと思うが、NHKで各党の書記長、幹事長レベルの政治家が出席しての政治討論会が放映されていた。好きな番組でよく見ていた。当時の政治家はもっと個性も強く、したたかさがあったような記憶がある。

　デモをかけられ、「やめろ」「やめろ」の大合唱を聞かされても、私には「声なき声」が聞こえる。とひらきなおった岸信介首相のような人もいた。小学生の私には“妖怪”のように見えた。ただ、『昔はよかった病』になっているといけないので、２時間ほど汗を流した後、家に帰ってYou Tubeで検索して生の映像で確かめてみた。

昭和宰相列伝６ 岸信介、池田勇人(1957-1964)


鳩山首相の言動を追った映像を今日はたくさん見たけど『軽い』の一語につきる。じゃ誰が替わることができるのだ？と考えると「さて？」という答えしかない。