素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

梅の香り

2012年03月06日 | 日記
 春の到来のさきがけとなるのが梅。春咲く木の花のうちでは最も香り高い。
 “春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やはかくるる”(『古今和歌集』)

 季語では“梅が香(うめがか)”。 “梅が香やおもふ事なき朝朗(あさぼらけ)” (闌更)

 雨もあがり暖かな一日であった。ジムに行こうと家を出て歩き始めると甘い香りがしてきた。四国へ行く前はまだつぼみだった斜め前の家のしだれ梅が七分咲きになっていた。ここ何日かの暖かささで一気に開花したみたいだ。

   「いつのまに」という感じで、季節は確実に春に向かっていると実感した。毎年、楽しませてもらっている梅の木だが、こういう不意打ちもささやかな驚きをもたらしてくれていいものだ。

 そのせいでもないが、今日はジムでのランニングマシーン、“攻め”の気持ちで60分走りきった。9.3kmだから昨日のことを思えば上出来。第2回大阪マラソンは11月25日に開催されることが決まったみたいで4月2日からエントリーを受けつける。親戚やジムでも「どうするの?」とたずねられるが、今のところエントリーするかどうかは決めていない。今月20日の交野マラソン10kmを走ってからである。去年よりも応募者は増えるだろうからエントリーしても当る確率は低いとは思うが、もう一度チャレンジしてみようという気持ちが湧いてくるかどうかだ。

 「一途に一つの道」というのができないところは昔から。

 部屋の片付けも中途半端なままなのだが、気になる本を見つけるとそちらに向いてしまう。坪内祐三さんの『探訪記者松崎天民』という本を読み始めている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする