素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

福島県立安積黎明高校体育館で見つけた漢字

2012年03月11日 | 日記
 昨日の夕食後、BSプレミアムの『“明日へ”コンサート』をつけていた。珍しく娘も自分の部屋に戻らず一緒に見ていた。NKB48とか乃木坂46と称するグループが登場。「AKB48とかいうのと関係あるんか?」と娘に訊くと「私ももうついていけへん」と言う。続いてAKB48も登場したが、服装は違うが歌は同じように聞こえるし、感じも同じ。「区別つかへんな」と言ったら「もうわからなくていいんちゃう」と返された。

 その後、安積黎明高校の体育館から生中継で“ゆず”が歌った。“ゆず”の歌は文化祭の選曲の時、一番人気があったから「なつかしいな」と言いながら聞いていた。その時、体育館の舞台横の壁にかけてある額に書かれている漢字が目に入った。「お・こ・る????変な漢字を飾ってるなあ」とつぶやくと娘が反応した。「どれのこと?」「あれや」「“おこる”っていう漢字かな?」と娘は疑問形。「女・口・心は“おこる”やろ」と言うと妻も「そうや」と言うので2対1。もともと漢字には自信のない娘、やおらスマホを取り出しゴソゴソ始める。「ほら、違う!“おこる”は女・又・心やで」と反撃。「まだぼけるのは早いから、二人ともしっかりしてや」「確かに又やった。じゃ“恕”はなんて読むんや?」3人そろって???。「一字と違って“如心”かもしれへんで」「どういう意味?」「わからんけど如意とか如法、如来・・・如実とかあるやろ」「でも、どうみても一字やで」「調べたら」「誰が?」「そりゃ、最初に見つけて言い出した人や」

 『角川漢和中辞典』の出番です。

 ジョ・ゆるす
     【字義】①おもいやる。おもいやり。自分の心を他におしおよぼす同情心。「忠恕」「仁恕」
         ②あわれむ。あわれみの心。 ③いつくしむ。いつくしむ心。
         ④ゆるす。おおめにみる。「寛恕」「宥恕」 ⑤はかる。おしはかる。
     【参考】①怒は別字。②「ゆるす」の同訓は【許】を見よ。


 ついでに【許】をみてみました。「ゆるす」のオンパレードでした。

 「ゆるす」の同訓は許・与・允(いん)・免・放・宥(ゆう)・原・恕(じょ)・容・赦(しゃ)・釈・肆(し)・縦・聴。
  許は、それでよいとみとめてゆるす。かってしだいという類、「許可」。
  与は、同意してゆるすこと、仲間になること、「与党」。
  允は、承知してゆるすこと、「允許」。
  免は、刑の執行をやめる、ゆるしてやる、「赦免」。
  放は、追いはなして自由を与える、「放免」。
  宥は、なだめゆるす、罪をみのがしてやる、「赦宥」。
  原は、罪のある者をその実情によってゆるすこと、「原宥」。
  恕は、あわれんでゆるすこと、「寛恕」。
  容は、かんにん(堪忍)してゆるすこと、「容恕」。
  赦は、罪をゆるすこと、「大赦」。
  釈は、ときゆるめて、ゆるすこと、「釈放」。
  肆は、心まかせにさせること、「放肆」。
  縦は、肆に同じ、「放縦」。
  聴は、先方の望みをききとどけて、ゆるすこと、「聴許」。


ああシンド久しぶりに辞書づくりの執念みたいなものを感じました。ひょんなことから漢字の世界に。人間にとって“ゆるす”ということには大きなウェイトがあることも実感。        
コメント
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