素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

デジブック 『日帰りバスツアー馬籠』

2012年03月19日 | 日記
アカカベ薬局の企画旅行で当選したので馬籠への日帰りバスツアーに参加した。馬籠には学生時代を含め何度か行っているが早春の頃は初めてである。途中に寄った出雲福徳神社は“金運上昇パワースポット”として人気上昇中らしい。きらびやかな神社を想像していったが、何もない山里にあるとても質素な神社であった。神社の境内に着いたら何人かのおばさまがバッグから宝くじの束を取り出し、大黒さんと恵比寿さんのおなかにあてお祈りしながらなでまわすのには驚いた。

 南木曽の“けやき工房”カネキン小椋製盆所の木地師の方の実演と話は面白かった。木地師の方が一番神経を使うのは“木の癖を見抜く”ことだそうだ。宮大工の西岡さんの話が思い出された。実際に乾燥するにつれゆがんでしまった“癖のある木”を見せてもらった。木は生きていると実感した。

 南木曽から馬籠峠を抜けて馬籠宿の上(かみ)の方から入った。峠を越える道は初めて走った。歩いて越えたら大変やなと中山道の厳しさがわかった。馬籠宿の歩きは上(かみ)から下(しも)への下りなので永昌寺に立ち寄る余裕もあった。

 馬籠から枚方までの帰路の行程は予想外のルートを走った。その分退屈しないで済んだ。


デジブック 『日帰りバスツアー馬籠』
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