山崎でマンション住まいの娘夫婦、一戸建てを探し始めた。小学校校区を変えたくないと思っているので手頃な物件がなかなか出てこない。先日、業者からすぐ近くでいい物件があるとの連絡が入り、今日の13時から内覧会があるので一緒に見てほしいと言ってきた。
妻と息子がそれぞれ用事のため車を使うことになっていたのでサイクリングを兼ねて自転車で行くことにした。行きは前回同様、枚方大橋から淀川の堤防の道を走った。日曜日は交通規制されているので車の量も少なく快適に飛ばした。寄り道もせずひたすらペダルをこいだので1時間10分ほどで到着できた。
家の売買はタイミングだと思う。扱う金額が大きいので怖さもあるが機を外してはいけないように思う。今の家に落ち着くまで2回売買をしてきたが、決断力が要求される。今回は自分が買うわけでも、住むわけでもないので気楽ではあったが、物件的には良いものだと思った。そのことだけ伝えて後は2人の決断に委ねて帰ることにした。
ここで、いつもの「同じ道は帰りたくない病」を発症した。前回は、行きに自分の思っていた道を外してしまったので、なぜ?どこで?を確かめたくて同じ道を帰った。今日は日和も絶好で時間的にも余裕があったので帰りは八幡の御幸橋を渡って行くことにした。大好きな「ぐるり一周コース」が頭の中で出来上がった。
御幸橋からの背割堤の桜の紅葉群は遠目にだが見応えがあった。古木だけにスケールが大きい。
ここから2つの選択肢がある。御幸橋を渡って右折して淀川に沿って枚方市まで下り、天野川沿いに帰るコースと左折して木津川沿いにある木津と嵐山を結ぶ自転車専用道路を走り、第二京阪道路の側道で帰るコースである。
前者をとると「ぐるり半周コース」みたいになりそうなので後者を選んだ。自転車専用道路は当然ながら多くの自転車愛好家が走っていた。ここで、若者の自転車について行こうなどという煩悩が生まれた。わが身を知らない浅はかな行いは、第二京阪の側道に入って孤独な走りとなった時に出てきた。この側道、松井山手、長尾、杉、津田を抜ける所で、ロング&ハードな坂がある。自動車ならトンネルで通過するが、自転車はトンネルの上を通過していかなければならない。1つ、2つと越えるに従って足は当然だが体全体に疲労感を感じるようになってきた。
そして、最後の最後には我が家までの四段仕込みの坂が待ち受けている。慣れているのだがいつもの数倍きつく感じた。途中、銀杏の黄葉がきれいなのだがそれらを楽しむ余裕がない。ただ、不思議なことに頭の中に和歌が一首浮かんできた。「・・・・・?ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に」学校で習ったと思うが、最初の五文字と誰の歌かがさっぱり消えていてモヤモヤ感一杯になり
「ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に??
ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に???
ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に????」と念仏のように頭の中で唱えながら最後の四つの坂をバテバテになって上がった。娘の家を出たのが13時50分、我が家に到着したのが16時30分。2時間40分と「倍帰り」になってしまった。ちょうど最後の坂を上り切った所に大きな銀杏の木があって、夕陽を浴びていた。
気になるので、すぐに調べた。「金色の か!与謝野晶子 か!」と思わず叫んだ。
妻と息子がそれぞれ用事のため車を使うことになっていたのでサイクリングを兼ねて自転車で行くことにした。行きは前回同様、枚方大橋から淀川の堤防の道を走った。日曜日は交通規制されているので車の量も少なく快適に飛ばした。寄り道もせずひたすらペダルをこいだので1時間10分ほどで到着できた。
家の売買はタイミングだと思う。扱う金額が大きいので怖さもあるが機を外してはいけないように思う。今の家に落ち着くまで2回売買をしてきたが、決断力が要求される。今回は自分が買うわけでも、住むわけでもないので気楽ではあったが、物件的には良いものだと思った。そのことだけ伝えて後は2人の決断に委ねて帰ることにした。
ここで、いつもの「同じ道は帰りたくない病」を発症した。前回は、行きに自分の思っていた道を外してしまったので、なぜ?どこで?を確かめたくて同じ道を帰った。今日は日和も絶好で時間的にも余裕があったので帰りは八幡の御幸橋を渡って行くことにした。大好きな「ぐるり一周コース」が頭の中で出来上がった。
御幸橋からの背割堤の桜の紅葉群は遠目にだが見応えがあった。古木だけにスケールが大きい。
ここから2つの選択肢がある。御幸橋を渡って右折して淀川に沿って枚方市まで下り、天野川沿いに帰るコースと左折して木津川沿いにある木津と嵐山を結ぶ自転車専用道路を走り、第二京阪道路の側道で帰るコースである。
前者をとると「ぐるり半周コース」みたいになりそうなので後者を選んだ。自転車専用道路は当然ながら多くの自転車愛好家が走っていた。ここで、若者の自転車について行こうなどという煩悩が生まれた。わが身を知らない浅はかな行いは、第二京阪の側道に入って孤独な走りとなった時に出てきた。この側道、松井山手、長尾、杉、津田を抜ける所で、ロング&ハードな坂がある。自動車ならトンネルで通過するが、自転車はトンネルの上を通過していかなければならない。1つ、2つと越えるに従って足は当然だが体全体に疲労感を感じるようになってきた。
そして、最後の最後には我が家までの四段仕込みの坂が待ち受けている。慣れているのだがいつもの数倍きつく感じた。途中、銀杏の黄葉がきれいなのだがそれらを楽しむ余裕がない。ただ、不思議なことに頭の中に和歌が一首浮かんできた。「・・・・・?ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に」学校で習ったと思うが、最初の五文字と誰の歌かがさっぱり消えていてモヤモヤ感一杯になり
「ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に??
ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に???
ちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の岡に????」と念仏のように頭の中で唱えながら最後の四つの坂をバテバテになって上がった。娘の家を出たのが13時50分、我が家に到着したのが16時30分。2時間40分と「倍帰り」になってしまった。ちょうど最後の坂を上り切った所に大きな銀杏の木があって、夕陽を浴びていた。
気になるので、すぐに調べた。「金色の か!与謝野晶子 か!」と思わず叫んだ。