素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

国会を見ていて

2013年11月28日 | 日記
 何だかんだと言ってはいても、「数」と「金」は力なりという論理が脈々と流れていることを強く思った。議論が煮詰まったというより、これからだというタイミングでの衆院強行採決。はなから議論をしっかりする気はなかったのであろう。賛成側での不一致が漏れ出ているのは突貫工事の証拠。参議院での動きはいかに?

 徳田毅衆院議員と猪瀬東京都知事の間での5000万円問題。金銭感覚が違う。権力の中枢に座ると狂っていくのかなとも思う。釈明をいくら聞いてもついていけないという思いだけが残る。

 それにしても、「特定秘密保護法案」と密接に関連している「国家安全保障会議」創設が問題になっているこの時期に合わせたように中国の防空識別圏の設定が発表されるとはタイミングが良すぎる。というのは穿った見方か?経済の起爆剤となるのは紛争、戦争というのは歴史から見える現実。統治者にとっては甘い誘惑なのかもしれない。付き合わされる一般の民衆はたまったものではない。この悪の連鎖は断ち切れないものか?

 「特定秘密保護法案」のスピード感と反比例なのが定数是正の問題。違憲判決が多く出ているにもかかわらず遅々として進まない。都道府県単位で議員を出すという発想を捨てないとダメなんじゃないか?いつも思うのだが、国会議員は地方や団体の代弁者ではないはずである。この体質を変えるには、それこそ今流行りの有識者による第三者委員会による選挙制度の見直しをしないとと思うのだが?

 沖縄県連の自民党議員が公約を変え、本部の方針に従うという会見を見ていた時、組織と個人の関係の難しさについて改めて思った。

 政治の動きに目が離せない。
コメント
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