素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

隣家のねぢ花が美しい

2015年07月10日 | 日記
 自転車の不慮の事故で頚椎を損傷し山野草を育てられなくなったIさんから20鉢ほど譲り受けた。その中に捩花(ネヂバナ)の鉢も3鉢あり玄関先で目を楽しませてくれている。もともと田んぼのあぜ道でよく見かけたものだが昨今では山野草展で見ることが多くなってきただけに毎日目に触れることができて喜んでいた。

 そんな時、隣の家の門柱横に飾られていた捩花の鉢を見つけ(ノ゜ο゜)ノ オオォォォ-と声をあげそうになった。「隣の芝生は青く見える」ではないがとっても美しい。これほど螺旋をなして咲いているものを見たことがなかった。見事の一言である。
 《捩花はねぢれて咲いて素直なり(青柳志解樹)》 歳時記を読むと、捩花の別名が文字摺・文字摺草となっていた。『伊勢物語』の「みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに乱れそめにしわれならなくに」などに名のみえる忍捩摺(しのぶもじず)り(忍摺り)にちなみ、忍捩摺りのかすれた細かいもじり模様が、ネジバナのねじれて連なる状態に似ていることからつけられた。という解説があった。

 花から染のことが気になり、いろいろ調べていると、平成19年7月29日 かわまた織物展示館による、現地 福島市山口の文知摺観音がある安洞院で開催された「しのぶもちずり」の草木染め体験教室の写真があった。

    

 

 
コメント
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