素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

二夜連続のNHKスペシャルは興味深い内容であった

2015年07月19日 | 日記
戦後70年 ニッポンの肖像-政治の模索ーというタイトルで18(土)と19(日)の二夜連続放映された第1回「保守・二大潮流の系譜」、第2回"豊かさの分配" その先にのNHKスペシャルは、読み進め的てきて核心に近づいている小室さんの「日本人のための憲法原論」とリンクするところがあり、興味深く見ることができた。

 吉田茂の「豊かさ」路線と岸信介の「自立」路線のせめぎあいは自分の遥かな記憶を今一度検証するのに参考になった。

 日本の自衛隊発足前のもので、アメリカ軍による保護協定的な性格が強かった日米安全保障条約(旧安保)は1951年に締結されたので、ちょうどこの世に生を受けた時なので記憶にはない。その後55年に保守合同で成立した自民党が自主憲法制定、共産圏に対する防衛力強化を掲げて、安保条約の改定をめざし、57年には岸・アイゼンハウアー間で改定の方向で一致、作業に入り、前条約の改定期を迎えた60年の騒動は政治に関心を持つきっかけになったように思う。中学、高校の頃は毎週日曜日の朝にあった日曜討論はよく見ていた。70年に再改定された時が大学時代。沖縄返還の問題もからめよく話し合った。「安保反対」とスパっと言うことができなかったが、今だにそれは引きずっている。

 田中角栄についてもマスコミによるステレオタイプの評価ではなく、もう少し違った角度から光を当てる必要があると感じた。



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