素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

秋に思いを馳せる

2021年05月03日 | 日記
 朝から青空が広がり、降水確率も午前、午後とも0%。早速布団を干した。1つだけ側面に残っていた柏葉紫陽花を玄関前に運び出す要請が出た。前回の移動では大きくて重いからということで「そのままにしておこう!」と合意したと思っていたが・・・「無理ならいいけど」この一言に弱い。ムラムラと反発心が出てしまう。「入れたものは出せるだろう」とつい言ってしまう。「そ~お?」と最後の呪文をかけられると周辺の小鉢などを除けて移動の準備に入る。「もう来年は無理かもしれない」何度も言ってきたセリフをはきながら柏葉紫陽花の大鉢を持ち上げる。大相撲の優勝賜杯を受け取る感覚である。
 朝陽を浴びていきいきしていた。私は息も絶え絶え。

 隣家のモミジが青空をバックに綺麗だった。まさに♪若葉のころ♪だ。
 新緑に命かがやく日なりけり稲畑汀子

 我が家のピラカンサスも良く見ると白い花を沢山つけていた。暴れ木で徒長枝も多く、剪定が厄介である。おまけにとげがあり幾度となく痛い目にあっている。しかし、モミジもそうだがピラカンサスの白い花も秋には赤い実となって目を楽しませてくれる。脳内に赤く色づいたモミジとピラカンサスの映像が浮かんだ。
 しかし、その前にケムシとのバトルがある。ピラカンサスにはどういうわけかケムシがよく発生する。他の木にもケムシが出始めた。殺虫剤は使わず、一匹ずつ取っては潰すという残酷な行為をする。いのちを奪う罪を実感するためだ。  だぶだぶの身をだぶつかせ毛虫這ふ中西碧秋
コメント
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