アジサイの写真を撮っていた時、フェンスの下からひょっこり顔をのぞかせていたのがドクダミの花。名前の響きと独特の悪臭、旺盛な繁殖力の3拍子が揃い、庭や畑の嫌われ者の横綱である。実際、両親が健在だった時、実家へ出向いた時の大きな仕事はドクダミとの格闘だった。においに耐えながら摘み取っても1か月後に出向くと倍ほどに増えていることが多々あった。地下茎で増えるので完全に根絶やすことをしない限り勝利できない。今も空き家になっている実家の周りを我が物顔に占拠しているだろうと想像するだけでゾッとする。
良い印象は一つもなかったドクダミだが、その日は梅雨の中休みということで心にゆとりもあるせいか集団ではなく個で見ると捨てたものではないなあと感じ、カメラを向けた。これを機に調べてみると、花のように見える白い十字は、ヤマボウシと同じ、葉が変形した総苞で本当の花は中心の花穂についている。
良い印象は一つもなかったドクダミだが、その日は梅雨の中休みということで心にゆとりもあるせいか集団ではなく個で見ると捨てたものではないなあと感じ、カメラを向けた。これを機に調べてみると、花のように見える白い十字は、ヤマボウシと同じ、葉が変形した総苞で本当の花は中心の花穂についている。