素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今年は蚊が少ない

2022年08月17日 | 日記
 いつもなら朝、夕の庭仕事には、気休めとは思いつつ腰に蚊取り線香は欠かせない。ところが今年は蚊取り線香をほとんど使っていない。蚊の数が極端に少ないのである。梅雨入り、梅雨明けのタイミングのズレや連日の猛暑が蚊にとっては酷な環境なのかもしれない。と蚊の大嫌いな妻が同情を寄せている。

 「ねぶたしと思ひて伏したるに、蚊(か)の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。羽風(はかぜ)さへその身のほどにあるこそいとにくけれ。」と枕草子の中で「にくきもの」として取り上げられている蚊。橋本治さんの桃尻語訳では「眠いなァって思って横になってると蚊が細い声でわびしそうに自己主張して、顔の辺を飛び回ってるの!羽風さえ身分相応にあるのがホント、すっごくイライラすんのよォ!」となっているように嫌われ続けて1000年余り、少なくなればありがたいのだが一抹の寂しさを感じるのも長年の付き合いのせいか。

 庭仕事が大好きな妻は、ナメクジ、ダンゴムシ、トカゲなども少なくなったと言っている。私はあまり庭仕事をしていないので実感としてはわからず「そうなんだ」と思うしかない。

 そんな折、ジムから帰って車庫に自転車を入れていたらコンクリートの上をカタツムリがノロノロと這っていて、タイヤで潰しそうになった。虫にとっても住みづらい環境になったと聞かされていたこともあり、思わず見入ってしまった。

  

 ♪でんでん むしむし かたつむり
お前のあたまは どこにある
つの出せ やり出せ あたま出せ♪

♪でんでん むしむし かたつむり
お前のめだまは どこにある
つの出せ やり出せ めだま出せ♪

 この歌も111年歌い継がれてきたが、私はスクワットをする時に頭の中で流す。ちょうど15秒ほどの長さなので、下ろす、キープ、上げるのゆっくりペースの目安にちょうど良い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする