くまが、突然こんなところに車を停めました。
「危ないじゃない、こんなところに停めて!」「停めろと言ったじゃないか」と、ひと悶着。
うさぎは橋に入ったら写真を撮るからワイパーを止めてと言ったつもり。
年々会話がトンチンカンで通じなくなる夫婦です。 大丈夫でしょうか?
全く先が思いやられます。
くまのお夏休みもあと2日となり、少し遠くの友人を訪ねました。
見えているのは北九州の洞海湾。
うさぎが子供のころはヘドロで汚れたきった海でしたが、今は見違えるようにきれいになっています。
橋の手前で急に降りだした雨はしばらく激しく降りましたが、すぐにやんで・・・
友人宅をおいとまする頃には青空も見えてきました。
帰りは海岸沿いに国道495号線を通って帰ることにしました。初めて通る道です。
工場などが点々とある地帯を通ります。巨大なクレーンがありました。
誰かが紹介していたような気もするけど、ま、いいか。 こんな大きなクレーンは珍しいです。
精錬所の建物のそばの港にありました。船の積み荷の上げ下ろしに使うのでしょうか。
ロボットのようなおもしろい形。動いているところが見てみたいです。
目的地に着きました。
白いお花は浜木綿(はまゆう)の花です。
ハマユウの自生群落としては九州ではここが北限なのだそうです。
うさくま地方でもハマユウはよく見かけますが、こんなにまとまってたくさんは咲いていません。
ヒガンバナ科なんですね。なるほどお花は感じが似ていますが彼岸花よりずっと大きな花です。
すぐ下の海岸に下りてみました。
大きな平らな岩が広がっています。くまは、手を突っ込んで何か取ろうとしています。
貝がいるけど取れなかったそうです。正ちゃんは観光客がたくさんいるので、きょろきょろ。
ずっと、おうちで退屈してたからね。
もっと広い海岸かと思っていましたが、意外に狭いところでした。
でも、はるか南方から種が暖流に乗って漂着し、この地に根付いて繁殖したと思うと
何だか感慨深く、潮風にさらされて咲くお花もとても健気に見えてきます。
うさくま地方に咲くハマユウも、きっとこのハマユウたちの先祖と一緒に流れてきた種の子孫かもしれません。
ハマユウを見たあとは・・・
友人に教えてもらった直売所でくまの好物のスイカを買いました。ふつうの丸い大きなスイカも安かったけれど、
三個あれば、きっとどれか一つはおいしいのに当たるだろうということでこちらにしました。
みんなハズレってことはない・・・よね。 あまり知られていませんが、若松はおいしいスイカの産地です。
海岸線を福岡市方面へさらに進みます・・・
正ちゃん、暑いのに元気いっぱい階段を駆け上がっていきます。くまは、ハァハァ。
鐘崎の海辺にある織幡神社というところで興味深いものを見つけました。右は海女の像。
ここが西日本の海女発祥の地だそうです。
能登や対馬にまで出稼ぎに行ったとは知りませんでした。
鐘崎漁港です。うさくま家の近くの漁港より狭い港でしたが、船の数はこちらのほうが多いようです。
途中で立ち寄ったさつき松原。もう一か所三里松原というところにも立ち寄る予定でしたが、
例によってまた、ばかナビのおかげでたどり着けませんでした。
最後に立ち寄った福津市の津屋崎海岸。ごく普通の海水浴場。
そこにこんな看板があってびっくり。
ウミガメ課ですって!! よほど保護に力を入れているのでしょうね。
うさくま地方においでよ、ウミガメさん。もっときれいで静かな海岸があるよ。
海岸線はやはり、うさくま地方の方がずっときれいでした。自分たちのすんでいる土地の良さを再確認。
でも正ちゃんは、お出かけできて大満足。くまさんと一緒ならどこでもいいのです。
夕日が沈みかけています。お休みもあと一日となりました。
毎日酷暑続きで、とにかく暑かった夏休みが終わろうとしています。