前回の続きです。
唐津城を後にしたうさくま家の一行は、唐津の町をお散歩することにしました。
これは時の太鼓というカラクリ時計。一時間ごとに武士の姿の人形が現れて
太鼓をたたいて時刻を知らせます。まだ45分もあるので、帰りにまた寄ろうと思っていたら
すっかり忘れて帰ってしまいました。
旧高取邸は、杵島炭鉱などの炭鉱主として知られる高取伊好の邸宅です。
約2300坪の広大な敷地にある2棟の建物は平成10年12月に国の重要文化財の指定を受けました。
正ちゃんが一緒なので、残念ながら中は見ることができません。
お庭だけ塀の隙間から写真を撮ってきました。
風情ある土塀が続く通り。
ふと、足元を見るとマンホールの蓋に・・・
焼き物の町らしく陶板?が埋め込んであります。
マンホールの蓋って面白いんですよ。特に観光地ではその土地の風景や産物が
描かれていることが多いのです。
上の写真は2009年に大分県の国東半島を旅行した時、杵築の城下町で見つけたもの。
杵築湾にはカブトガニがやってくるので、カブトガニがデザインされています。
さて、話を唐津に戻します。
歩道の石畳の中にはこんなものも埋め込まれていました。手がきの略図。
左に行くと西の浜とあります。
はい、ここがその西の浜です。向こうに唐津城からも見えた高島が見えます。
風があるので助かりましたが、やっぱり蒸し暑かったです。
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帰りにお魚市場で買い物して帰ろうということになって、虹の松原から浜崎の町を抜けて
バイパスへ向かおうとした時、何か大きな物が目に入りました。
これです。実物を見るのは初めてでしたが、浜崎祇園祭の山笠だとすぐにわかりました。
それにしても高いです。高すぎて上の方はどうなっているのかよくわかりません。
後で調べてみたら重さ5トン、高さ15mもあるのだそうです。
下の方の柱。家の建築現場のようです。車がついているので、これ引っ張るのね。すごい!
灯りもつくんだあ。
テレビのニュースでチラッと見たぐらいでしたが、実物がこんなにすごいものだとは思いませんでした。
浜崎祇園祭(はまさきぎおんさい)は、まむし除けで知られるこの諏訪神社の境内に
祀られている祇園社の祭礼で、毎年7月の第4土日に開催されます。
唐津市の重要無形文化財に指定されています。
全国でも最大級の大きさを誇る、屋形や人形で豪華絢爛に飾り付けられた3台の山笠が、
大漁・豊作・商売繁盛を祈って、市街地を練り歩くそうです。
この諏訪神社、狛犬ならぬこま鷹?もありました。鷹にちなんだいわれがあるようです。
神社の出口付近で。山笠の高さが相当高いということがわかります。
神社の少し先の広場にはもう2台の山笠がありました。
それにしても、あちこちつき出して独特の形です。これが動くって圧巻でしょうね。
とても小さな町なのにすごいお祭りがあるのものです。
これで、博多山笠の追い山のように担いだりするのでしょうか。
時折、雨粒も落ちる悪天候なので、お人形にはビニールがかけてありました。
博多の飾り山笠とはだいぶ印象が違う山笠です。
あ、馬もいますよ。秋に行われる唐津市内のお祭り、唐津くんちもすばらしかったので、
この浜崎祇園祭も見たくなりました。
うさぎは佐賀県民ではありませんが、福岡の博多山笠より、唐津くんちの方が好きです。
初めて見た時とても感動しました。
何がいいって伝統的な曳き山がほんとに素晴らしいのです。そして怒号やとげとげしい言葉が
全く飛び交っていませんでした。重い曳き山をを引いていてもみんな笑顔。女の子も参加していました。
とても気持ちのよいお祭りでした。
その時の記事はこちらです
正ちゃんの楽しいお祭り見物、ぜひご覧ください→ 「正ちゃん唐津くんちへ行く」
浜崎祇園祭も見てみたいなあ・・・でも、くまは休みじゃないし・・・
浜崎祇園祭について詳しいことをお知りになりたい方は
こちらの公式ホームページをご覧くださいね。→ 「浜崎祇園祭」
さてさて思いがけない寄り道をしたうさくま家でしたが、無事にお魚市場に着き、
閉店前で半額になったイカ刺しと、友人に送ったら美味しいと言われた練り物のイワシロールを
買って家路につきました。蒸し暑くて、ちょっと疲れましたが、山笠も初めて見ることができて
連休最後の日を楽しく締めくくることができたのでした。
※流木と寄せ植えは次回の予定です。
また明日も遊びに来てくださいね~