シジュウカラが抱卵に入ってそろそろ2週間になる。
ものの本によると、シジュウカラはメスが一羽で巣作りをする。産卵は当然メスのお仕事。抱卵もメスが一羽でする。
では、その間オスは別のメスを探して飛び回っているかといるとそうではない。抱卵中のメスにせっせと餌を運ぶのだ。
餌は昆虫の幼虫などが多いようだが、見ているといつも同じではない。黒っぽいものが多いが緑色をしているものもある。
オスは餌を運んでくるとすぐに巣箱には入らず、電線に留まって「ツーツーピィー、ツーツーピィー」と囀る。その後巣を架けているコニファーか隣のバラに留まってしばらく警戒する。そして巣箱に入ってメスに餌を渡すのである。
巣箱に入ると1~2分ほど出てこないこともあるが、たいていはすぐに出てきて、また餌を探しに行く。出る時は素早い。
観察していると、巣箱の入り口でオスがメスに餌を渡していることもある。今日はメスが巣箱から出てきて餌を受け取り、Uターンして入って行くところを観ることができた。久しぶりに見た番のツーショットであった。
そろそろ雛も孵りそうだ。