shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その③、最終回)

2021-12-20 11:49:05 | 山行・旅行
鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その②)からの続きです。


(12月19日 JL644便機内から撮影した高千穂峰)


(Google map)


(国土地理院 地理院地図 3Dマップを編集)


(12月19日 鹿児島空港から観た高千穂峰)

深田久弥氏は「日本百名山」の中で紀元節に歌った「雲にそびえる高千穂の、高嶺おろしに草も木も‥‥」の歌を引用した後に、次のように書いている。「その雲にそびえる高千穂の高嶺は、霧島山の代表である。(中略)天孫降臨は神話的伝説であろうが、その伝説にふさわしい秀麗な山容を、高千穂は持っている。」

深田久弥氏が高千穂の山頂に立ったのは12月中旬であった。氏は頂上からの展望について次のように書いた。
「頂上からの展望は素晴らしかった。霧島山群は言うまでもなく、遠く桜島、開聞岳、野間岳等が見え、錦江湾の彼方遥かに海上に浮かんでいたのは、竹島か硫黄島であったろうか。」


さあ、深田久弥氏が登ったのと同じ12月中旬、はたしてどんな景色が望めるのか。山頂へ急ごう。

石畳の道は10分ほどで終わり、砂礫の道に変わった。その後岩混じりのガレ場を慎重に登る。
 

ガレ場を登り終わると御鉢と呼ばれる噴火口の縁に出る。馬の背と呼ばれるが、5mほどの幅があり危険なところではない。


 

高千穂峰。


御鉢の周りを四半周して、高千穂峰の本峰への登りにかかる。鞍部に霧島神宮本宮の遥拝所があり、登山の安全を祈った。
 

本峰への登りはガレた道をジグザグに登る。鞍部から20分ほど登り、12時50分に高千穂峰(標高1574m)に到着した。
さあ、お待ちかねの展望だが、その前にお詣りする。


正面が「天の逆鉾」。


いよいよ大展望。先ずは霧島連山。一番高いのが韓国岳(標高1700m)。




こちらは錦江湾。正面に桜島が見える。開聞岳は桜島の左に見えるはずだが、よく分からなかった。


帰路は慎重に下りて、途中の鞍部付近で軽食も摂った。


さて、何が1勝で何が1敗、そして1休の意味は?
高千穂峰は快晴だったので1勝、開聞岳は雨と強風で1敗、韓国岳に行けなかったので1休とした。
韓国岳という宿題を残したので、いずれまたチャレンジしたいと思う。

高千穂峰から下山し、国分市内で買い物ツアーをした。今度の正月はうまい酒が飲めそうだ。


鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その③、最終回) 完

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント (14)
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