shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その⑥)

2022-05-22 05:50:46 | 白井市内の河川沿い散策
【本日の1枚】アメリカオニアザミの葉


5月19日、シジュウカラが巣立ったのを見届けて散歩に出かけた。
今回ご覧いただくのは、前回(5月15日)歩いたところの上流に当たる。国土地理院の地図には左岸に小道が記してあるが、はたしてどこまで道がつながっているのか不安だった。

結論からいうと、西白井駅の南側にある、けやき台の防災調整池まで川(水路)を遡ることができた。


今回は自宅からスタート地点(地図にで表示)まで歩いて行った。
国道464号の沿線に、オオキンケイギク(キク科ハルシャギク属)が群生していた。また、空地にはブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)の群落があった。
オオキンケイギクは白井市内でも毎年駆除を行っている。しかし、減っているように思えない。今では初夏を代表する花のひとつになっている。
ところがこの植物は、川沿いで一切見られなかった。常に交通量の多い道路沿いで繁殖する、不思議な植物である。
 

さて、スタート地点までやって来た。近くに京葉ガスのガスタンクが見える。上流に向かって左岸の歩道を進んでいく。
 

土手に黄色い塊が見えた。写真をもとにグーグルレンズで検索すると、オノマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)の名前が挙がった。


スタート地点から130mほどで車道を横切った(写真は振り返って撮ったもの)。そのまま左岸の歩道を進む。何とかこのまま歩いて行けそうだ。
 

神崎川の上流に向かって左岸を進んでいく。土手に藪が続いていて、遠くからウグイスの鳴き声が聞こえた。鳥撮り用のセットを持ってきたが、ここまで鳥は見かけなかった。
歩き始めて800mほど進んだ所で、住宅が立ち並ぶところに出た。
 

土手に白い花が見えた。ノイバラ(バラ科バラ属)のようだった。


さらに進むと、土手の藪はますます濃くなって、川面が見えにくいほどになった。ここは西白井駅から徒歩10分ほどで、ニュータウンの端になるが、ずいぶんワイルドなところだ。川向うには競馬学校の敷地が見える。
競馬学校とは聞きなれない名前かもしれない。何もギャンブルを指南する学校ではない。日本中央競馬会に所属する騎手や厩務員の候補生を育成する学校である。日本中央競馬会の騎手はここで1年間の寮生活を行い、その後騎手デビューを果たすのである。
 

道端に見慣れない草が生えていた。幅が50cmほどある大きな株で、葉の切れ込みが深く、葉に鋭い棘がついていた。
花はないがアメリカオニアザミ(キク科アザミ属)だと思った。私が白井市内で観たのは初めてだった。これは駆除した方がよいと思ったが、その場ではどうしようもなかった。


さらに進んでいくとアスファルトの歩道が突然行き止まりとなった。この先はフェンスで仕切られ、川沿いに進むことが出来なかった。
右の草むらの中に踏み跡が続いていた。そして踏み跡はガードレールにぶつかって終わったので、ガードレールを跨いで車道に出た。
 

神崎川はどうなっているかを回り込んで見てみた。どうやらここから先は暗渠になっているのだ(写真は暗渠部分から下流に向かって撮影)。暗渠の上は立入禁止と書いてあった。
 

カルガモが1羽いた。この日初めて鳥撮り用のセットが本来の役に立った。
■カルガモ
spot-billed duck

カモ目カモ科マガモ属
Anas zonorhyncha
軽鴨/L61cm


暗渠部分は地下で二手に岐れ、けやき台の防災調整池からの流れが合流しているようだった。調整池の方へ行ってみた。
調整池からの流れは普段はなく、大雨の時に溜まった水が流れるようだった。
 

調整池の周りを歩いて見た。残念ながら水鳥の姿はなかった。
 

調整池の西側は芝生広場になっていて、ちょうど草刈の真っ最中だった。作業が休憩になったところで、すぐにムクドリがやって来た。
何か餌を見つけたようだった。
■ムクドリ
White-cheeked Starling

スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus cineraceus
椋鳥/L24cm


池の周りに生えた樹にスイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)が繁茂し、水辺にはチガヤ(イネ科チガヤ属)の群落が見られた。




この日の神崎川沿いの散歩はここまでとした。歩いた距離は1.2kmだった。
ここから先、倍ほどの距離を歩いて自宅へ帰った。
コメント (10)
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