shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

北印旛沼(後編・オオジュリン)

2023-01-14 09:13:11 | 
1月8日に出かけた、北印旛沼で観た鳥の続きです。
前編を水鳥、後編をその他の鳥で分けるつもりでしたが、その他の鳥でお見せできるネタは、オオジュリンだけしかありませんでした。
ということで、今回はオオジュリンです。

オオジュリンはユーラシア大陸北部で繁殖し、その南で越冬します。
日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などで越冬します。それで北海道と本州北部では夏鳥、関東以南の本州、四国、九州などでは冬鳥の扱いになります。
冬はヨシ原に好んで生息し、ヨシ(標準和名はアシ)の茎を割って中の虫を捕えて食べます。そのため嘴は太めで、噛む力も強いです。
数羽から十羽程の小群をつくっていることが多いようです。

■オオジュリン
Reed bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza schoeniclus
大寿林/L16cm










少し近寄って観ました。採餌に夢中でそれほど警戒心は強くないようです。
白い眉斑、頬線があり、ホオジロに似ていますが、ホオジロより優しく見えます。
そして、ホオジロにはない胸元から脇腹などにかけての細い縦の斑があるので、オオジュリンで間違いありません。










地鳴きは「チュイリーン」と長めにのばした声で鳴き、これがオオジュリンの名前の由来だそうです。
実際はそれほど長くのばして鳴くように聞えませんでしたが、「チチッ、チチチッ」と鳴くホオジロとの区別はできそうです。










<参考>
■ホオジロ
Meadow Bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza cioides
頬白/17cm
(撮影:2022/12/18 手賀沼畔)





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北印旛沼(前編・水鳥)

2023-01-14 05:29:31 | 
1月8日に北印旛沼を訪ねました。ここを訪ねたのは11月30日以来です。目当ては、2万羽が越冬しているというトモエガモでした。
前回訪ねたときもトモエガモが多数いましたが、遠くでよく見えませんでした。今回は風がないので、多少南側に寄ってきているだろうと、期待を持って出かけました。
湖畔に着くと、いました、たくさんのカモです。


群れの近くまで行きます。といっても群れからは、至近距離でも50mは離れています。
(この後たくさんのカモが出てきます。苦手な方は飛ばしてください。)


手前にいる大きめのカモはオナガガモのようです。この群れにはマガモはいなくて、小さめのカモがトモエガモのようです。


ズームアップして観ていきます。


ズームアップすると、トモエガモらしいことが分かりました。
■トモエガモ
Baikal teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas formosa
巴鴨/L40CM


さらに画像をトリミングしてみます。はっきりとトモエガモだと分かりました。




東にいた群れが、西に向かって飛び立ちました。オナガガモも混じっていますが、ほとんどがトモエガモです。




数千羽単位で少しずつ飛んでいました。飛んだ距離は数百mほどだと思います。




ヨシガモが岸の近くにいました。11月に観た時と同じ場所です。
■ヨシガモ
Falcated duck

カモ目カモ科マガモ属
Anas falcata
葦鴨/L48cm




11月には観なかったミコアイサがいました。
■ミコアイサ
Smew

カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm




カンムリカイツブリは潜水を繰り返していました。






他に、ホシハジロとヒドリガモを見ました。また、カワウ、アオサギも見ています。今回は沼の北側までは行っていません。
明日は、北印旛沼のヨシ原で観た鳥をご紹介したいと思います。
コメント (7)
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