shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その③

2022-06-17 05:23:46 | 山行・旅行
那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その② からの続きです。



三本槍岳からは来た道を引き返す。
同じ道を歩いていても向きが違えば景色が変わるのが常だが、ガスの中では景色が望めない。
せいぜい道ばたの花を探すのが関の山だった。ところが樹木の花となると、名前を知らないものが多い。

教えてgooで尋ねたところ、この花はミヤマハンノキの雄花だと分かった。


これは葉の形状(裂片の先がとがっている)からすると、ナンゴクミネカエデのようだ。写真を拡大してみると花らしいものも見えた。
この樹は西日本にしか分布していないと思っていたが、東北南部まで分布しているらしい。名前を変えた方がよいと思う。
しかし、今頃赤く色づいているのはなぜだろう?


こちらは、コメツツジのつぼみのようだ。つぼみが米粒のようなので、この名がついたとのことである。


ムラサキヤシオは分かる。


25分ほどで北温泉分岐に到着した。風が少し収まってきたので、中に着ていたシャツを脱いだ。


途中、アズマシャクナゲ、イワカガミの仲間を見たが、その①、②で触れたので割愛したい。
まだ、つぼみを多数付けているムラサキヤシオがあった。


1900mピークに着いたのは、8時41分だった。ガスが幾分薄くなり、時折景色が見えそうになるが、朝日岳が姿を見せることはなかった。


さらに先の小ピークで5分ほど待って、ようやく朝日岳を一瞬捉えることができた。


朝日の肩から朝日岳へ向かう。背中から風に押してもらい、浮力を得てすいすい登れた。朝日岳には9時7分に到着した。
 

山頂はガスがかかり、展望は期待できなかった。東側に那須高原がうっすらと見えた。西には登ってきた道を、新たな登山者が上がってきていた。
 

朝日岳から下山し、狭いトラバース道を進む(写真は再掲)。
 

トラバース道の先で、この日初めて茶臼岳をはっきり観ることができた。


振り返ると朝日岳にはまだガスがかかっていた。先へ進むと、恵比寿大黒と呼ばれる大岩が現れる。どちらが恵比寿天で、どちらが大黒天か。
 

峰の茶屋避難小屋には、9時40分に帰着した。直前に観た朝日岳に、ガスはかかっていなかった。


峰の茶屋避難小屋で軽食を食べ、茶臼岳へ向かう。すでにガスは抜けていて、風も弱まっていた。
硫黄鉱山跡あたりで、振り返って朝日岳と避難小屋を観た。岩ゴロゴロの単調な道が続き、30分弱でお釜口に着いた。噴火口の周りをを時計回りに進み、山頂を目指す。
 

那須岳の三角点は、山頂から少し離れている。そして、いよいよ山頂だ。
 

先ずは鳥居をくぐり、那須岳神社に参拝。


続いて周りの山を眺める。こちらは北方のやや東側。朝日岳が見える。


こちらは北方正面。中央に三本槍岳が見える、三本槍岳には、まだガスがかかっていた。


こちらは北方のやや西側。大倉山(標高1831m)流石山(ながれいしやま、同1812m)の稜線のようだ。


こちらは南方。茶臼岳から連なる南月山(みなみがっさん、標高1776m)と、その先に黒尾谷岳(くろおやだけ、同1589m)が見える。遠くに見えるのは高原山(同1795m)のようだ。
ちなみに、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山、黒尾谷岳をして、那須五山と言う。


下山はお釜(噴火口)を時計回りに歩き、お釜口に向かった。こちらが噴火口。5年前は噴火口の外で噴煙が見られたが、今回は分からなかった。


お釜の縁から観た三本槍岳と朝日岳。


硫黄鉱山跡から観た三本槍岳と朝日岳。これが見納め。写真の中央付近に、避難小屋の赤い屋根が見える。


峰の茶屋避難小屋の周辺には、多くの登山者が集まっていた。避難小屋には立ち寄らず、下山した。11時29分、無事に峠の茶屋登山口に着いた。
 

おまけの写真は、登山口付近に咲いていたベニサラサドウダン。こんな所で観られるとは思わなかった。できたら山中で観たかったものである。


那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング (完)
コメント (14)
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