shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

谷川岳お花見ハイキング - その②

2022-06-23 05:05:25 | 山行・旅行
谷川岳お花見ハイキング - その① からの続きです。

いきなり雪が現れたが、終わるのもいきなりだった。結局雪の斜面を歩いたのは、50m足らずだったように思う。
アイゼンを外すと、すぐ目の前が肩の小屋だった。
 

小屋には立ち寄らず、山頂(トマの耳、標高1963m)へ向かった。小屋からトマの耳までは8分で着いた。相変わらずガスがかかっていて、周囲の山はまったく見えなかった。
 

すぐに、もう一つの山頂(オキの耳、標高1977m)へ向かった。ここからが谷川岳の高山植物の宝庫である。
先ず、出会ったのがヒメイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)だ。イワカガミと隣り合って咲いていた。




シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)も咲いていた。


ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)が現れた。しかもたくさん咲いている。




ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)も咲いていた。


ハクサンイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)も、群生していた。ハクサンのオンパレードは、まるで白山のようだ。






そして蛇紋岩の山でしか咲かない、ホソバヒナウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)も観られた。
この植物は、ここと至仏山でしか観られない。






オキの耳の山頂は人が多く、どちらから撮っても人が入る。私は少し下ったところでザックを下ろして昼食とした。

 

帰路は同じ道を戻ったが、樹木の花に注目すると、こんな花も咲いていた。
先ずは岩陰に咲いていたツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)だ。まだつぼみだが、ここで観られたのは嬉しかった。イワカガミと比べると花の大きさが分かると思う。
この植物は1年に2mmしか成長しない。この小さな株も100年以上経っているかもしれない。






次はコミネカエデ(カエデ科カエデ属)だと思う。




こちらはアズマシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)だが、見頃を過ぎていた。


一瞬青空が顔を出して、稜線からトマの耳が望めた。
この山の天気は変わりやすい。午後には雷の予報が出ていたので、長居は無用だ。


下山時、肩の小屋の前でザックを下ろして、ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)を撮った。この辺りは夏の間いろいろな花が咲いている。


雪のあるところでは、下山時もアイゼンを着用した。ガスがずいぶん晴れてきた。


天狗の溜り場に人がいなかったので、岩に上がって休憩した。う~ん、気持ちがいい!


下山時の様子を1分間の動画で撮影(初めての試み)。


今日も楽しく安全に歩いてきた。谷川岳に感謝して一礼した。




おまけの写真は、ロープウエイの車中から観たホウノキの花。


谷川岳お花見ハイキング (完)
コメント (16)
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