豊川市に住んでいる友人から「スーパーマーケットと言えば、うちの地元のサンヨネに是非来て!!」と熱い紹介を受けていた。この春は、新型コロナの感染予防のため移動規制がかけられていたが、ようやく県を超えての移動も許されるようになった。大阪から日帰りも出来るけれど周辺のお店をゆっくり回りたいと思い、6月26日、27日、1泊2日で愛知県蒲郡市、豊川市、豊橋市、田原市のスーパーマーケット14店舗でお買い物。
サンヨネ 蒲郡店・サンヨネ豊川店・サンヨネ魚町本店・サンヨネ高師店・一期家一笑・山安 大手町本店・ヤマナカ 赤岩フランテ館・フードショップコロナ牧野店・クックマートユーアイ店・オークワ 豊橋ミラまち店・フードオアシスあつみ山田店・ビオ•あつみエピスリー豊橋・パワーズ田原店・たつみストアー大清水店
●サンヨネ
https://www.sanyone.co.jp/
サンヨネは豊橋に本部のあるスーパーマーケット。今回サンヨネ5店舗中4店舗のお店で買い物をした。一番初めは、蒲郡店。店内のにぎわい、適度なごちゃごちゃ感、カートを押しやすいとは言えない通路などなど、最初は少々アウェイ感があるが、慣れてくると居心地よく日常の買い物が楽しい。
4店舗に共通しているのは、駐車場からマイバッグを2つ、3つぶら下げて、買い物をする気満々のお客様が店内に入って行く事。そして帰りには抱えきれないぐらいの食材が入っている!
活気のある鮮魚売り場を久々に体感。飲食店の仕入れに来ていると思える男性客もおられたが、子育て世代とお見受けするお客様が貝類や、丸物の魚一尾を慣れた様子で頭を取る注文をしていた。
近頃は、魚を煮る、焼くの調理をする家庭が少なくなり、魚を食べるにしても、刺身か惣菜・鮮魚売り場で加工された魚や和日配売り場の日持ちのするパック商品を購入するお客が増えたように思う。すぐ食べる事ができる刺身は好まれているようだが、魚種は限られている店が多い。サンヨネは魚種も多く、鮮度もよく、価格も買いやすい商品が並んでおり、本当に驚いた。
カゴに積まれた地元産のハウスみかん「蒲郡 みかん」「田原 みかん」が並んでいた。果物売り場の品出し中の店員さんに、違いをお尋ねしたら「ちょぃと、お時間いいですか」と、最盛期や味の違いなどご自分の見解であると断りをいれながらも、丁寧に熱く語って下さった。周りの買い物客も一緒に拝聴しながら、感想も話す。店内どの部門でも、昔の市場の店頭のような雰囲気があり、多くのサンヨネファンがこの雰囲気も好んでいる事がよくわかる。このエリアは生鮮品の産地が近く値頃感のある果物も豊富だし、乾物類や納豆、豆腐など豊かな日常の食生活のために必要な基本の食材が当たり前のように並んでおり、この安定感は魅力的。
今回車で周辺を走り、立派なハウス、手入れの行き届いた田畑、すぐそばに海があり、生鮮品が豊かなエリアで地元ならではの食べ方や、個々の家庭の生鮮品の調理方法がある事は想像できる。冷蔵バッグを車のトランクに積んできたのだが、帰りには生鮮品を沢山買い込んで帰ってきたスーパーマーケット巡りの旅だった。
●サンヨネ 蒲郡店(蒲郡市)
●サンヨネ豊川店(豊川市)
●サンヨネ魚町本店(豊橋市)
●サンヨネ高師店(豊橋市)
●一期家一笑(豊橋市)
スーパーマーケットというよりこだわりの食品店。
・DRY TOMATO
杉浦店長からドライトマトを勧められ買った。「コレ高いのです!一袋900円もするのですよ!並べていても価値は伝わらないから、料理の動画をUP(Instagram)して使って貰おうと思っています」自社商品を惣菜化するのは見かけるが、作り方の動画UPは興味を惹く。ドライトマトは惣菜売り場にも並んでいる。
・塩むすび
お弁当は飯の美味しさが重要な要素。この塩むすびの美味しかったこと!
●山安 大手町本店(豊橋市)
果物専門店。贈答用の果物を買いに来ているお客様もおられた。1階には厳選された和日配品、2階には焼き立てパンコーナー。
●ヤマナカ 赤岩フランテ館(豊橋市)
フレンテと言えば、「八事Frante」「覚王山Frante」の高級なイメージがあったのだが、フランテ館は日常使いに便利なスーパーだった。
●フードショップコロナ牧野店(豊橋市)
地図に現れたので寄ってみたが、時節柄か「ナ」が消えていた。
●クックマートユーアイ店(豊橋市)
土曜日の午後5,800円の刺身の盛り合わせや、100g1,000円以上のすき焼き用牛肉や、1パック3,000円以上の飛騨牛の焼肉用も並び、お客の買い物カゴには沢山の商品が入っている。地元のハウスみかんは蒲郡産、伊良湖産、地元JAの季節の果物ホームランメロンやエリザベスメロン、イエローキングなどなど、ローカル色豊かで安い。手の混んだカットフルーツも並ぶ。値頃感のある惣菜も種類が豊富で、店内の賑わいも納得できる。レジではお客様とチェッカーさんが親しげに会話に華を咲かせている。商品の充実度とフレンドリーな雰囲気はこのお店のファンが多い事を感じさせる。
●オークワ 豊橋ミラまち店(豊橋市)
クックマートユーアイ店から車で5分。2020年2月オープン。通路も広く、カートも押しやすく、すっきりした店内で商品を選びやすい。清潔感のある休憩コーナーもある。しかし、賑わっているクックマートユーアイ店の直後に寄ったので、お客様が少なく寂しい印象。少しごちゃごちゃ感のあるスーパーマーケットが好まれるエリアなのかな!?と眺めながら買い物をした。駐車場からの動線や、車椅子やベビーカーでの買い物には、このような整備された店が必須だと思うけれど。
●フードオアシスあつみ山田店(豊橋市)
ホームセンター併設の年季の入った店舗。こだわりの野菜が並び、ドライグロサリーの棚には興味を惹くPOPも付いている。珍しい粒マスタード2種と牛肉の関連販売はどちらも買いたくなった。「活だね寿司」と書かれたにぎり鮨は鮮度もよく、値頃感がある。
●ビオ•あつみエピスリー豊橋(豊橋市)
2019年7月オープン。今回買い物に行ける事をとても楽しみにしていたお店だったので、金曜日と土曜日2日共買い物に寄った。店内は曲線を描いた広々とし通路で楽しいデザイン。公式サイトには「ピカチカ食品館」「食のアミューズメントパーク」「デパ地下以上の美味しさがここにある!」という文字が並び、期待しちゃうじゃないですか。https://toyohashi.bioatsumi.com/
しかし、期待し過ぎたのがいけなかったのか・・・。同じ渥美フードの山田店から車で10分。山田店の方が惣菜の品揃えもよく、ドライグロサリーも同様の物が並んでいた。これなら、先に寄った山田店で買い物をしてきたらよかったなぁ~と後悔した。山田店にはない、冷凍食品や珍しい高級食材が並んでいるが、これを使いこなすには、相当な食の知識と経験が必要ではないか⁉と考え込んでしまった。今後お客と共に食を育み、商品の使いこなし方を学ぶ場を作る事で、このお店のファンも増えるのではないかと思う。オープンから1年、色々トライをされ、ここから始まるのだろう。今後に期待。
●パワーズ田原店(田原市)
2017年11月9日移転オープン。週末という事もあり、大容量のバーベキューセットが多く並び、駐車場の出入りも多い。店内どの部門も買いやすいグレードの商品が並び、バランスの取れている売り場。日常使いに便利な商品に信頼もされているから、週末の大容量の商品も、慣れているこのスーパーでストレスなく買い物をするのだろう。
●たつみストアー大清水店(豊橋市)
年季の入った店舗だが、産直野菜コーナーがあり、隣に100円ショップのセリアがあるのは便利。閉鎖された専門店があるため、改装予定があるそうだ。改装後にまた買い物に行きたい。