ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、子どもの取り違えを扱った作品です。
ドラマチックではなくあくまで淡々と進んでいくストーリー。
それだからこそ1シーン1シーンがとても現実的な感じがしました。
2組の家族の環境が違いすぎるというところはありますが、それぞれの家族のあり方は自然に描かれていて何の違和感もありませんでした。
役者の主要な方たちはもちろんですが、子役もとても良かったです!
特にリリー・フランキーさん側の息子が台詞じゃなく普通に話しているように見えて、何かすごいと思いました…
これは家族や親子の絆について深く考えさせられる1本ではあると思うと同時に、大切なことを伝えてくれる作品になっていると思います。
お子さんがいる方なら、一緒になって悩む部分や共感できるところが多々あるのではないでしょうか…?
私たちは観終わった後は「いい映画やったね…。」と呟いてしまいました。
邦画によくあるあざとい演出がなかったのも素晴らしいところだと思います。(そうじゃなければこういう作品にはなりませんよね)