これは期待を裏切らない良作でした!
後味がよく爽快な気分になれ、素直に「おもしろかった~!」といえる作品です。
何がおもしろいかって、まず映画の中でマジックとその種明かしを見られる楽しさがあること、そして集められた4人(フォー・ホースメン)の活躍とマジックの真の目的、4人に声をかけた謎の人物は誰なのか?ということ。
もう冒頭からグイグイ惹き込まれるストーリーでした。
初めは4人がどういう者であるのかという人物紹介的な映像が続くのですが、ここでそれぞれがやってるマジックや催眠術を見てるだけでもおもしろいのです。
ダニエルのトランプのあれは特に好きです(自分たちも一緒に楽しみました)
フォー・ホースメンとなって開催するショーも観客と同じ気持ちになって楽しめるところも良かったです。
もちろんこれは映画なのだから、本筋は別なのですけどね
途中、さらりと語られる話の中でふとむーちゃんが“これはすごく重要そう。後で関わってくるな。”と思ったので、それをビーちゃんに伝えると“…とすると、目的はこういうことなのか。”とビーちゃんはピンときたという。(謎の人物については全然わからなかったけど )
それは結果的に当たっていたわけなのだけど、そうだとわかって観ていてもこの作品は楽しめるのです。
監督の演出もさることながら、やっぱり脚本がいいし、構成もお見事!
展開もスピーディで見せ場も多い。
この映画の中では「なぜ?」「どうやって?」がすべて明かされるから気分もスッキリ。
種明かしでは現実にはそうもいかないだろうという部分は確かにあるけれど、あくまでもこれは映画だから、映画として楽しめることができるならそれで満足。
単純に“おもしろかった!”と思えることが大事だと思うのです
原題は「NOW YOU SEE ME」(マジシャンが観客に対して言う「見えますね?」の意味らしい)ですが、邦題は「グランド・イリュージョン」。
単純だしパパッとつけたような気もするけど、観終わってから考えると「なるほどね~」とニヤリとしてしまうタイトルでもあるように思えました。
ところでリーダーのダニエルを演じているジェシー・アイゼンバーグには驚きました
いつ見てもどこから見てもオタクっぽかった、あのジェシー・アイゼンバーグなのに、なんと今回イケメンだったのですから
よく見たら髪型くらいしか変わってなかったのですけどね。
でもイメージまるで違ってました。(もちろん立ち居振る舞いやファッションも違いますけどね。)
「ローマでアモーレ」と「グランド・イリュージョン」比べてみるとこの通り…全然違う印象です。
そんな役者は山ほどいるけど、なんか衝撃的だったので写真つきで乗せました
それはそうと…これはもう1回観たいなぁ。
もう一度観ると、さらにいろいろ見えてきそうです。