『ハッピー・オールド・イヤー』
<あらすじ>
北欧のミニマルなライフスタイルを学んで帰国したジーンは、実家をリフォームしてデザイン事務所にすべく断捨離を開始。
しかし部屋が片付いていくのに反比例して、モノや人への葛藤で心は乱れ…。
『バッド・ジーニアス』チームが送る、人生仕分けムービー。タイの作品です。
こんまり流にのっとってときめかないモノは割り切ってどんどん捨てていく…はずが、人に借りたものは捨てられず借り主に返しに行くという展開に。
…というか、まずジーンが人から借りっぱなしのモノが多すぎて、しかも長い間そのままにしていたことに驚いてしまいました
なぜ今まで放っておいたのかとツッコんでしまったりして
人に借りてたものをそのまま捨てようとしたことにも、え~って感じでしたね。
話の流れとしてモノを借り主に返すという行動を起こしたことで、これをきっかけに人間関係を崩してしまったり清算できたり…。
モノの断捨離と同時に人間関係や人の気持ちも浮き彫りになっていくのがなかなかおもしろい描き方だと思いました。
しかしモノを捨てるのは本当に難しいです。
ありがちなのは捨てようと取り出した時に、あ~あの時の!懐かしい!…って想い出がよみがえってきたりすること。
そのくせ普段は全然気にしていないし忘れているんですけどね。
この作品では、わかる!と共感できる部分と、それはどうだろう…と思うところがあったりしますが、モノにしても人との関わりにしても簡単に割り切れないところってありますよね。
何でもシンプルにスパッと切り捨てられるといいんですけど、なかなかそういかないのが難しいところなんでしょう。
それにしても…タイでのゴミの捨て方なんですが、何も分別しないでゴミ袋に入れてポイなのですが、今の時代そんなのでいいのか?と
電化製品でも洋服でも本でも一緒くたにしててビックリでした
せめて燃えるゴミ、燃えないゴミくらい分けようよ~…と言いたくなったりして
あと…これはどうでもいいことなんですが、ジーンのお母さんがネプチューンの名倉さんにそっくりだったのが心に残りました。
本当に似てたなぁ…。
心に残るのはそこかい!