<ストーリー> eiga.comより抜粋
2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。
ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。
警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。
ビーちゃんは原作をすべて読んでおり、むーちゃんは“わたうさちゃん”あたりのところまで読んでました。
むーちゃんはちょっと中途半端なところで映画を観ることになってしまいましたが、
本題にも入っておらずオチも何も知らないのでこれはこれで、まぁ、いいか~…と
←いい加減
予告編やチラシなどでは、誰が娘を殺したか?を全面に出していたけれど、はっきり言って
それはこの作品の意図するところではありません。
犯人探しの映画ではないというだけは知っておいた方がいいかもしれません。
それを期待していたら“あれっ?
”てな事になりそうです。
何年も前に「リリィ・シュシュのすべて」という映画を観ましたが、なんとなく「告白」と
通じるものがあるような気がしました。
多感な中学生はこの年頃だからこそ、とても繊細でとても残酷…。
それがよく表れた話だったと思います。
…とは言っても、それよりこの作品をもっとも残酷におもしろくしているのは
松たか子さんが演じている先生の恐ろしさ。
外見からは冷静さを保っているように見えるけれど、心の中は…。
娘を殺された母の感情がひしひしと伝わり、彼女が犯人に対して徐々に静かに下す罰に
旋律が走ります。
思っていた以上にストーリーがおもしろく、最後まで惹きこまれました。
原作である小説と並べて楽しむのもいいなと思います
どうでもいいけど、小学生の時は給食のない土曜日でも牛乳だけは飲まされていたことを
思い出しました。
飲まされていた…と書くのは、味がまずかったから
むーちゃんは元々牛乳があまり好きではないけれど、牛乳が好きなビーちゃんでさえも
これはちょっと…という薄い牛乳でした
今でも地元の小学生はあの牛乳を飲んでいるのかなぁ…?なんて思いを馳せてしまいます。
監督・脚本:中島哲也
プロデューサー:石田雄治、鈴木ゆたか、窪田義弘
原作:湊かなえ
撮影:阿藤正一、尾澤篤史
照明:高倉進
美術:桑島十和子
製作国:2010年日本映画
上映時間:106分
<キャスト>
松たか子
岡田将生
木村佳乃