<読書メモ 2015年12月 ①>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『M8(エムエイト)』高嶋哲夫
東京直下型大地震がテーマの小説。
クライシスノベルというらしい。
当然というべきか、東日本大震災を思い出すけれど、
この小説の初版は2004年だ。すごいな。
2011年の大震災のとき、私は都内のオフィスビルにいたし
危機感も漠然としていたのだけれど、
こういう本を読むと改めて怖いと思う。
前半の瀬戸口くんがシミュレーション予測を信じてもらえない!
というパートはすこし冗長なのだけど、
地震の後のいろんな人の視点から被災シーンを切り取る後半戦は
ぐいぐい読める。そして怖い。
(これは東日本大震災前に書かれた小説なのですが、
95年の淡路大震災を経験した3人が主人公のお話し。
作者も神戸に住んでいたことがあるようです。
市井に生きるひとりの人間の、震災からの学びがすごくリアル。
そして学閥やら政治家やらの腰の重さもリアル笑
それはさておき、
「クライシスノベルというらしい」って、
誰に聞いたんでしょうね、当時の私は。
あまり調べても出てこないし、定義も曖昧っぽいのだけれど
”『日本沈没』を思い出す小説”といえば当たらずとも遠からずか。
とはいえ最近だとパンデミック系の小説を指すのかも。
と考えると、この作者の『首都感染』(2010)も
いわゆるクライシスノベルなのか。
現在のコロナ禍を連想させる作品らしいので、読んでみようかな)
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『M8(エムエイト)』高嶋哲夫
東京直下型大地震がテーマの小説。
クライシスノベルというらしい。
当然というべきか、東日本大震災を思い出すけれど、
この小説の初版は2004年だ。すごいな。
2011年の大震災のとき、私は都内のオフィスビルにいたし
危機感も漠然としていたのだけれど、
こういう本を読むと改めて怖いと思う。
前半の瀬戸口くんがシミュレーション予測を信じてもらえない!
というパートはすこし冗長なのだけど、
地震の後のいろんな人の視点から被災シーンを切り取る後半戦は
ぐいぐい読める。そして怖い。
(これは東日本大震災前に書かれた小説なのですが、
95年の淡路大震災を経験した3人が主人公のお話し。
作者も神戸に住んでいたことがあるようです。
市井に生きるひとりの人間の、震災からの学びがすごくリアル。
そして学閥やら政治家やらの腰の重さもリアル笑
それはさておき、
「クライシスノベルというらしい」って、
誰に聞いたんでしょうね、当時の私は。
あまり調べても出てこないし、定義も曖昧っぽいのだけれど
”『日本沈没』を思い出す小説”といえば当たらずとも遠からずか。
とはいえ最近だとパンデミック系の小説を指すのかも。
と考えると、この作者の『首都感染』(2010)も
いわゆるクライシスノベルなのか。
現在のコロナ禍を連想させる作品らしいので、読んでみようかな)