散歩者goo 

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昨日記131207土(西天満 作家と戦争・火野葦平)

2013年12月08日 15時03分28秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
天気 晴 ―mm 13.9 6.9℃ 60% 2.3m南西

昨日記131206の気象データは、5日のデータを消去せず6日の新しいデータに変更しないまま掲載しました。すみません!!
相変わらずケアレスミスが多い。
当然内、消し忘れによる間違い、変換ミス誤字脱字、句読点の位置や、同じ語句の同一文節中の繰り返し等文章のミスもかなり多い。
閲覧の多かった記事に関しては、読み直し正しい文章になるように訂正修正しているが、ほとんどは、書きっぱなしで、後から読み返しても、まずいと思ってもその日のブログを探し出す手間と、更にそのブログから、間違いの該当箇所を見つけ出す手間と、その上間違い箇所が多い場合があるため、放置していることがほとんどだ。
(読者の皆様には、ご迷惑をおかけし心苦しく思っております。)

昨日は午後から、いつものように西天満のギャラリーを回った。
その中で、HOTギャラリーでステンドグラスの制作実演をしていた。
作家は、ヨーロッパ式の古典的なステンドグラス製作法を学んだということで、大阪でもその技法を教えているという。
ステンドグラス製作法には、ヨーロッパ式とアメリカ式があるという。
ヨーロッパ式のステンドグラス製作法では、岩絵の具で描いてから、ガラスを七宝焼きのように500度ぐらいの温度で焼成すると言う。
その他様々な話を聞いたが、それなりに奥が深く面白い世界だと思った。
帰りは天満橋のカフェで読書をし、更にその帰りにスーパーによって、格安の鳥の胸肉と豚肉の値下げ品を入手した。
もう少しすると、業者や、民間のおせち料理作りのため、毎年昆布や鰹節やその他食料品が、品薄になったり値上がりしたりするので要注意だ。

寝る前に、銭湯に行き気持ちよく帰って、寝支度をしながら、何気なくTVを見た。
Eテレで、戦争と文学作家の問題を取り上げているようだった。
「戦場で書く~作家 火野葦平の戦争~」(http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1207.html)
石川達三が従軍記者として南京の状況を題材に日本兵の残虐行為も書いて小説にしたところ、検閲で発禁処分を受け、同時に犯罪人として逮捕された。
彼は、日本軍の行き過ぎた行為を正そうとして書いたという。
その発禁本が、どこからか中国側の手に渡り、中国語に翻訳され、蒋介石軍の宣伝材料に使われた。
石川の代わりに、抜擢されたのが火野葦平だったという。
彼は様々な戦線に従軍し、作品を描いた。
細かな取材メモも残していた。
彼が、戦時中に家に送った手紙の中に、傷ついた瀕死の中国兵を見つけたときに、哀願されて中国兵を殺害したことを書いていたという。
彼の心の中に、深い傷を残したようだ。
戦後、彼は中国の招きで中国国内を回ったという。
そして、帰国後最後の小説、『革命前後』を書き終え、その後自殺した。
関係者は、彼が誠実な正直な人であったと証言する。
私は、火野葦平は、学校で習った詩のことしか知らなかった。
関係者の証言の中で、ペシャワール会の中村哲医師(http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/index.html)が、出演されていたことにも驚いた。中村氏は火野氏の甥に当たるという。
偉大な活動家である中村哲氏の生き様の背景に、火野葦平の影響があるのかもしれないと思った。

今日は、日米開戦記念日だ。
この戦争で、いかに多くの中国はじめ近隣諸国の人を傷つけ、日本軍は無理な作戦で多くの将兵を無駄死にさせたのか。
そして原爆や沖縄戦や空襲等でどれだけ多くの、日本の民間人の命が失われたのか。
指導者達の妄想のために、国のためといいつつ死んだ戦死者の命は尊い。
それに引き換え、日本軍指導者の罪は余りにも大きい。
それでもいまだに、日本軍は正しかったと言い張る人たちが存在することは信じられない。
全く責任を感じていない、鈍感な人たちだ。
その実態は、過去にもNHKの特集等(例:大本営の意思決定の実態)で明らかである。
いまの、日本の自由と繁栄が、尊い先人達の犠牲の上に成り立っていることに、感謝したい。

然るに、最近の時代に逆行しかねない、民主主義を根底からひっくり返す可能性のある、特定秘密保護法案の成立は許せない。
今後、法律施行までの間に、しっかりとした独立した第三者機関を作り、行政・公安当局の意のままになる萎縮した社会にならないようする必要がある。
同時に心配された、自公政権の圧勝でおごりが出て、独裁政権になりかねない要素があることや、予想通り維新やみんなが自民党補完勢力であることを、しっかり認識する必要があると思う。

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