お薬はおいしくないものってのは当たり前?なのかもしれませんが、どんなに「まずい」かを自分も(可能なら)身を以て知っておけるものなら、それはそれでいいのではないかな、と思っております。
患者さんが「こーんなにまずいんだよー」と言われている表現は、興味深いものがあります。
どうしてもまずーい薬を飲まなければならない患者さんのご苦労を思うと、心が痛みます。
で。
今回はモニラックシロップ(ラクツロース)を飲んでみた。
これ、うちの緩和ケア病棟では便秘の患者さんに結構用いられております(以前の緩和ケア病棟ではあまり使っていなかった)。
モニラックが苦手だーという人は、これを20ml飲むのに500mlくらい水を飲まないと飲めない…というくらい、飲みづらいと聞いたから飲んでみました。
なるほど、糖尿病の患者さんは慎重投与とあって、むっちゃくちゃ甘いっ。
ガムシロップを飲んでいるのか?(飲んだことありません)と思うくらい。
こりゃ、つらいわ…。
それがポンの感想でした。
ああ。
これで一つ、患者さんの気持ちに近づけたかな…。
(まだまだ甘いかなぁ…。)
もう一つ。
ブスコパン(ブチルスコポラミン)の舌下は拷問であると主張したポン。
ひっどい苦さだからね。
今でも、口に入れた途端、瞬時に広がるあの苦さ、忘れられません。
で、アンプルにちょっぴり残ったブスコパンをドクターに味見してもらった。
その反応は、であったー。
ほれほれ、患者さんの気持ち、わかったでしょ??と、どや顔のポン…
ちなみに、ハイスコ(スコポラミン)は苦くなかった。
同じスコポラミン系でも違うのね。
注射製剤は口に入れると苦く感じられるものじゃないか?と思っていましたが、そうでもないものがあるのだ…、とお勉強しました。
ドルミカム(ミダゾラム)も苦いと聞いたことがあるけど…。
今度、舐めてみるかな。
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