【はじめに】
ブログ開設9周年の感謝の気持ち企画実施中。
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締め切りは8月の最初の記事がアップされるまで。たくさんのご参加お待ちしています!
この記事は7月31日付なので、まだ受付中ですよ~!
*************************************
先日「野菜のおさらい」を書きましたので、ついでにハーブもおさらい。
まず最初に。健康のためにハーブを使うことって、東洋医学の考え方と共通するところがあって
「全体のバランスを整えて悪い部分もちゃんと働くように改善していく」というのが基本です。
西洋医学は症状に合わせてピンポイントで治療をするので、ずいぶんと違うのですが
辛い痛みや痒みを即座に和らげることができる西洋医学も大切だし、これも両方バランスよく取り入れたいですね。
「キュートと素敵のバランスがいいあたし」
また、よく聞かれるのは「ハーブは自然のものだから安心ですよね」という言葉。
いえいえ、そうとばかりは言えません。だってタマネギだって自然のものだけど、犬にとっては危険ですよね。
もっと極端な話をすればフグの毒だって100%ナチュラルだし、毒キノコだって自然のものです。
ハーブも妊娠中や特定の疾患を持つ場合などに使ってはいけない禁忌、使い過ぎによる弊害、長期使用による副作用などが色々とあります。
自然のものだから安心だと思い込んでしまうことは、商品説明などで「ナチュラルだから安心」などの
根拠のない宣伝文句に踊らされることにもつながりますので、このポイントを踏まえておくのはとても大切。
「ニコはおいしーものだったら自然でもなんでもいいよっ!」
さて、上に書いたようなことを前提にして我が家で日常的に使っているハーブを例に挙げて行きます。
これがうちの「基本の三種」と「お守りハーブ」
手前のネトルは天然のマルチビタミンと呼ばれることもあるくらい、各種ビタミンやミネラルが豊富なハーブです。また血液を浄化する働きも持っています。
つまり豊富な栄養成分を身体に取り入れ、血液の流れが良くなることで栄養が全身に行き渡り身体のバランスが整うということ。
食餌の上にパラパラと振りかけて与えています(ニコには小さじ1杯くらい。ニヤにはそれよりやや少なめ。)
ネトルの奥のクリーバーズはリンパ系に働きかけてリンパの循環を良くする働きがあります。
ネトルは血液、クリーバーズはリンパ系で循環がよくなってバランスを整えてくれるんですね。
クリーバーズ、うちではニコニヤごはんのボウルに入れて、熱湯を浸る程度にかけてしばらく置いてから
その上にお肉や野菜を入れて食べさせています。(本当はティーにすればいいのに、ズボラなわけです。)
バードックは日本でいうゴボウです。(厳密にはちょっと違う種類みたいですが、まあゴボウです。笑)
血液浄化作用と利尿作用があります。ご覧のとおり、乾燥した根っこなのでそのままでは与えません。
私は芋類などと一緒に水から煮て、茹で汁ごとペーストにするか、そのまま与えるかしています。
量はまったくの適当です。
ネトルもバードックも緩やかなデトックス作用が期待できるハーブですが、これは身体の解毒器官である肝臓や腎臓に十分に血液を送り込み、その働きをバックアップするから。
クリーバーズがその働きをサポートするリンパ系は体内に細菌が入った時にブロックして戦う器官です。
ですからリンパ系の循環がスムーズであることは健康の大きなポイントです。
こんな風に日常的に食餌にプラスして使うハーブは働きはマイルドで体全体のバランスをサポートするようなものを使っています。
基本の三種がネトル、クリーバーズ、ダンデライオンだった時もありました。
ダンデライオンってタンポポですね。真ん中の袋はタンポポの根っこの粉末です。
根っこだからバードックと似たような感じなのですが、こちらの方が利尿作用が強いです。
(ダンデライオンは葉っぱの乾燥ハーブもあって、これも利尿作用のあるハーブです。)
うちの娘たち、ちょっと漏れ気味なのでね、ダンデライオンだともっと漏れちゃうんですよ(笑)
「またそんなこと言って!」
ハーブは「体全体のバランスを整えるもの」と書きましたが、ハーブには特定の症状に即効性のあるものも数多くあります。
胃の不快感を和らげたり、皮膚につけて炎症を鎮めるカモミール、
肝臓の傷んだ組織を再生し働きをバックアップするミルクシスルなどはうちのお守りハーブです。
カモミールはマイルドなものなので毎日摂っても大丈夫ですが、ミルクシスルは働きが強力なので
長く使うと肝臓が自分で働くのをサボり気味になって肝機能が低下することがあります。
だから2週間以上は使わず、抗生物質やフィラリア薬などお薬を飲んだ後やワクチン接種の後などに
ピンポイントで使います。
またネトルなどマイルドなものでも、ハーブは続けて使っていると身体が慣れてしまって効果が弱くなってきます。
それを避けるため5日摂ったら2日休むのサイクルで摂取するのもポイント。これ、どんなハーブでも鉄則です。
ミルクシスルの場合は5日摂ったら2日休むのサイクルを2回繰り返したら、その後2週間以上間を置きます。
(ヒルトンハーブから出ている’ピュリファイ’というブレンドハーブもこれがメインです。
ピュリファイには、これまた強力なリコリスも含まれるので、このサイクルを守ってくださいね。)
うちの場合はミルクシスルは必要な時2~3日摂るだけにしています。
ハーブのことをもっと詳しく知りたいという方にお勧めの本。
ちょっとお値段が高いのですが、しっかり読めばそれだけの価値は大有りです、
乾燥ハーブは生活の木などで買えます。アマゾンでも取り扱っています。
ハーブの品揃えや品質では文句のないのは薬局グローバさん。
索引ページへのリンクを貼ったのですが、商品名がびっしり並んでいるだけなので、最初はとっつきにくいかもしれません。
そうそう!忘れてはならない!
SMILES@LAでハーブの話と言えば、SMILESの顧問ハーバリスト(私が一方的に決定した)であるサラロンさん。
ハーブ療法家でありアロマセラピストでもいらっしゃるサラロンさんが以前に書かれたブログ記事
犬のハーブ【与え方・買い方】は具体的に参考になる情報がたくさん詰まっているので、興味のある方はぜひご覧になってみて下さいね。
「ハーブ、奥が深いけどマイルドなものからなら気軽に始められるんだって。」
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まず最初に。健康のためにハーブを使うことって、東洋医学の考え方と共通するところがあって
「全体のバランスを整えて悪い部分もちゃんと働くように改善していく」というのが基本です。
西洋医学は症状に合わせてピンポイントで治療をするので、ずいぶんと違うのですが
辛い痛みや痒みを即座に和らげることができる西洋医学も大切だし、これも両方バランスよく取り入れたいですね。
「キュートと素敵のバランスがいいあたし」
また、よく聞かれるのは「ハーブは自然のものだから安心ですよね」という言葉。
いえいえ、そうとばかりは言えません。だってタマネギだって自然のものだけど、犬にとっては危険ですよね。
もっと極端な話をすればフグの毒だって100%ナチュラルだし、毒キノコだって自然のものです。
ハーブも妊娠中や特定の疾患を持つ場合などに使ってはいけない禁忌、使い過ぎによる弊害、長期使用による副作用などが色々とあります。
自然のものだから安心だと思い込んでしまうことは、商品説明などで「ナチュラルだから安心」などの
根拠のない宣伝文句に踊らされることにもつながりますので、このポイントを踏まえておくのはとても大切。
「ニコはおいしーものだったら自然でもなんでもいいよっ!」
さて、上に書いたようなことを前提にして我が家で日常的に使っているハーブを例に挙げて行きます。
これがうちの「基本の三種」と「お守りハーブ」
手前のネトルは天然のマルチビタミンと呼ばれることもあるくらい、各種ビタミンやミネラルが豊富なハーブです。また血液を浄化する働きも持っています。
つまり豊富な栄養成分を身体に取り入れ、血液の流れが良くなることで栄養が全身に行き渡り身体のバランスが整うということ。
食餌の上にパラパラと振りかけて与えています(ニコには小さじ1杯くらい。ニヤにはそれよりやや少なめ。)
ネトルの奥のクリーバーズはリンパ系に働きかけてリンパの循環を良くする働きがあります。
ネトルは血液、クリーバーズはリンパ系で循環がよくなってバランスを整えてくれるんですね。
クリーバーズ、うちではニコニヤごはんのボウルに入れて、熱湯を浸る程度にかけてしばらく置いてから
その上にお肉や野菜を入れて食べさせています。(本当はティーにすればいいのに、ズボラなわけです。)
バードックは日本でいうゴボウです。(厳密にはちょっと違う種類みたいですが、まあゴボウです。笑)
血液浄化作用と利尿作用があります。ご覧のとおり、乾燥した根っこなのでそのままでは与えません。
私は芋類などと一緒に水から煮て、茹で汁ごとペーストにするか、そのまま与えるかしています。
量はまったくの適当です。
ネトルもバードックも緩やかなデトックス作用が期待できるハーブですが、これは身体の解毒器官である肝臓や腎臓に十分に血液を送り込み、その働きをバックアップするから。
クリーバーズがその働きをサポートするリンパ系は体内に細菌が入った時にブロックして戦う器官です。
ですからリンパ系の循環がスムーズであることは健康の大きなポイントです。
こんな風に日常的に食餌にプラスして使うハーブは働きはマイルドで体全体のバランスをサポートするようなものを使っています。
基本の三種がネトル、クリーバーズ、ダンデライオンだった時もありました。
ダンデライオンってタンポポですね。真ん中の袋はタンポポの根っこの粉末です。
根っこだからバードックと似たような感じなのですが、こちらの方が利尿作用が強いです。
(ダンデライオンは葉っぱの乾燥ハーブもあって、これも利尿作用のあるハーブです。)
うちの娘たち、ちょっと漏れ気味なのでね、ダンデライオンだともっと漏れちゃうんですよ(笑)
「またそんなこと言って!」
ハーブは「体全体のバランスを整えるもの」と書きましたが、ハーブには特定の症状に即効性のあるものも数多くあります。
胃の不快感を和らげたり、皮膚につけて炎症を鎮めるカモミール、
肝臓の傷んだ組織を再生し働きをバックアップするミルクシスルなどはうちのお守りハーブです。
カモミールはマイルドなものなので毎日摂っても大丈夫ですが、ミルクシスルは働きが強力なので
長く使うと肝臓が自分で働くのをサボり気味になって肝機能が低下することがあります。
だから2週間以上は使わず、抗生物質やフィラリア薬などお薬を飲んだ後やワクチン接種の後などに
ピンポイントで使います。
またネトルなどマイルドなものでも、ハーブは続けて使っていると身体が慣れてしまって効果が弱くなってきます。
それを避けるため5日摂ったら2日休むのサイクルで摂取するのもポイント。これ、どんなハーブでも鉄則です。
ミルクシスルの場合は5日摂ったら2日休むのサイクルを2回繰り返したら、その後2週間以上間を置きます。
(ヒルトンハーブから出ている’ピュリファイ’というブレンドハーブもこれがメインです。
ピュリファイには、これまた強力なリコリスも含まれるので、このサイクルを守ってくださいね。)
うちの場合はミルクシスルは必要な時2~3日摂るだけにしています。
ハーブのことをもっと詳しく知りたいという方にお勧めの本。
ちょっとお値段が高いのですが、しっかり読めばそれだけの価値は大有りです、
Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科 SECOND EDITION (Nanaブックス) | |
ナナ・コーポレート・コミュニケーション |
乾燥ハーブは生活の木などで買えます。アマゾンでも取り扱っています。
生活の木 有機ハーブ ネトル茶 100g | |
生活の木 |
ハーブの品揃えや品質では文句のないのは薬局グローバさん。
索引ページへのリンクを貼ったのですが、商品名がびっしり並んでいるだけなので、最初はとっつきにくいかもしれません。
そうそう!忘れてはならない!
SMILES@LAでハーブの話と言えば、SMILESの顧問ハーバリスト(私が一方的に決定した)であるサラロンさん。
ハーブ療法家でありアロマセラピストでもいらっしゃるサラロンさんが以前に書かれたブログ記事
犬のハーブ【与え方・買い方】は具体的に参考になる情報がたくさん詰まっているので、興味のある方はぜひご覧になってみて下さいね。
「ハーブ、奥が深いけどマイルドなものからなら気軽に始められるんだって。」
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