希少価値

ご機嫌にひとり遊び中のニヤ。

「これはね〜、数ヶ月に一度くらいしかお目にかかれない貴重なおもちゃなのー。」

そうだね、ペーパータオルの芯と違ってラップの芯はしっかりしてて噛みごたえがある上に
めったにお目にかかれないからニヤ的には希少価値が高いよねー。


「そうよ。誰にも渡さないんだから。ひとりでガジガジするんだから。」

そんなこと言わずにおかーさんとその珍しいおもちゃで遊ぼうよ。

「ちょっとっ！何するのよ！その手を離して！」


よーしニヤ！引っ張りっこしよう！

「なんであたしが断ってるのにおかーさんが勝手に張り切ってるのよ！」


引っ張りっこはお気に召さなかったようなので、ニヤ様にお返しいたしました。
ニコだったら「そっち側引っ張って〜」ってグイグイ押し付けてくるのに。


「ニコちゃんと一緒にしないでくれる？今ムキムキ作業で忙しいんだから。」


「よしっ。こっち側の齧りはこんなもんでいいかな？」


「こっちの端っこは齧らずに置いとこうかな。」

一心不乱に紙の芯をむいてるニヤのお手手に萌えている親バ飼い主です。



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「ニコは大人だからもうああいうので遊ばないんだ。」

だよね。昔はニコもラップの芯大好きだったのにねえ。