(1)昨日今日の新聞記事や評論家の発言を追っていると、アメリカの大統領選挙結果は、大方の予想(期待)を裏切ったものだったといえるようです。確かに、世論調査の中には「トランプ氏がハリス氏を上回っている」という結果もありましたし、ハリス氏の演説内容のダブルスタンダードなどが反感を買っているなどというものがありましたが、そういう微妙な動きをみせながら、結局は僅差でハリスが勝利するとみた〔期待した〕といえるようです。
(2)投票日に、結果が確定するまでに4~5日かかるという見通しがでていました。これなども、トランプ氏が勝つというよりも、ハリスが僅差で勝つ、という含みを持っていたでしょう。その証拠に、投票日が近づいたころ、急遽、投票所近くに防護柵が設置されてました。この防護柵はハリス支持者の暴動を予測したものではありません。次のシナリオが予想されたからです。
前回と同様にトランプ氏が僅差で敗北するだろう。でも、トランプ氏は結果を認めないし、敗北宣言もしないだろう。それどころか、トランプ氏は、前回同様に選挙や開票を攻撃するかもしれない。すると、トランプ支持者が触発されて再び暴動を起こすかもしれない。そう心配されたからと見るのが当たっていると思われます。
(3)ネット検索していたところ、今日8日(金)の『毎日新聞』が、バーニー・サンダース氏(無所属、民主党会派)が6日にX(ツイッター)に投稿した声明を報じていました。それによると、次の3点があげられています。
1.労働者階級の人々を見捨てた民主党が労働者階級から見捨てられても、さほど大きな驚きではない。すでに白人労働者の支持を失っていたが、現在では中南米系と黒人労働者層の支持も失った。
2.国民が怒り、変化を求めている一方で、民主党指導部は「現状を守っている」。所得格差が拡大し、医療が保証されていない。ガザに対する政府の対応を問題視した。
3.民主党を支配しているのは富裕層や大企業、高給取りのコンサルタントたちだ。多くの国民が感じている痛みや政治的疎外感を理解できるだろうか。
(4)サンダースの言やよし。日本もそうですね。
選挙の時の国民は「97%の勤労者国民」の方ですが、当選すると「3%の大企業や高所得者層の国民」の方を優先して恥じない政治家がまだ半数以上います。
アメリカには医療保険制度がなく、病気をすると高額の医療を請求されます。場合によっては路上生活者に転落します。日本は、皆保険制度ですが、その負担が1割から2割・3割と引き上げられ、年金は目減りするばかり・・・です。
そういうことに気が付かない人や、気が付いてもどうしたらよいか困っている人が大多数です。だから怒れない。わかれば怒りを1票に込められます。・・・選挙に行かない、棄権するというのはそういうことなんですね。
【コレクション 105 子爵谷干城傳】
これは、昨日の取り上げた『久坂玄瑞史料』と同時に復刻発売した時のものです。
この大きさは、B5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を二つ折りし、もう一度二つ折りするとできます。
全体は、
1㌻ 上掲
2~5㌻ 山本大 高知大学名誉教授 『子爵谷干城伝』解題
6~7㌻ 内容見本
*7㌻の終わりから6㌻のところを下に載せました。お読みください。
『刊行にあたって』の末尾が切れてしまいましたので、下に記載します。
なお、復刻にあたっては、新たに、高知大学名誉教授山本大先生に『解題』を付していただいて、読者各位の
利用の使〔便〕を図った。/昭和56年8月/(象山社復刻版より引用)
8㌻ 略目次
刊行案内 体裁:A5判 約800㌻ 定価1万8千円(予約特価:1万6千円)
発売:平成30〔2018〕年 マツノ書店
以上です。
おんぶばった:仲良きことは善哉
前にも書きましたが、トランプさんは大統領として品位〔資格〕に欠けると思いました。
対するハリスさんは軽いと思いました。「軽い」という意味は、サンダースさんのいうように、ハリスさんが国民やガザの方を見ていないので、「政策に欠落があり、迫力もない」ということです。それは、副大統領としてもそうでした。ジェンダーは言いましたが、景気・賃金・福祉や軍事は逃げてました。イスラエルのガザ攻撃には、うしろにアメリカの「死の商人〔軍需産業〕」がいますから、言えないんですね。
アメリカは軍産複合体の国、日本ももうドンドンそうなってきています。トランプ政権と石破政権下でもっと強まる。そうなれば?、女・子ども・高齢者はもっと犠牲にされます。多分、消費税も上がります。15%ならまだいいほうで、20%? 30%もあり得ます。
ではここで。
いくわよー:ハッチ―
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