自分の中の印象にある、最初のベストテン番組は、日本テレビ系の「紅白歌のベストテン」という番組でした。
うろ覚えではありますが、「ベストテン」とは名ばかりで、全国の各地放送局の歌謡ベストテンがスタジオの後ろに掲示してあるのです。その中での注目曲が数曲歌われるだけで、あとは、ただの歌謡ショーだったように覚えています。
それほど好きな番組ではありませんでした。
ですから、TBSで「ザ、ベストテン」が始まったときも、それほど注目もしていなかったし、当初はそのような番組があることさえ知りませんでした。それが、あれほどの、歴史に名を残す番組になったとはなぜだったのか。もちろん一時期、私も楽しみに見ていました。
以前にも書きましたが、「ザ、ベストテン」を楽しみに見るようになって数年後(具体的には80年でした)、ラジオにもベストテン番組が、しかも相当たくさんあることを知りました。いくつか聴きかけましたが、結局自分が聞くようになったのは、ニッポン放送「不二家歌謡ベストテン」でした。
この二つの番組に、私が無意識のうちに共通して求めていたのは、客観性、権威、重みだったのではないかと思います。
「ザ、ベストテン」の場合、番組のいろんな企画の勝利もあったとは思いますが、
番組前期には公正で、多くの世代が視野に入っていると思われたランキング決定に、重みが感じられたのです。当時私も中学生でしたので、おじさん受けすると思われる曲がランクインしていたところで、別に「聴きたくない」とも思わなかったし、そこでチャンネルを変えようとも考えませんでした。
そうこうするうちに、幅広い音楽を楽しむようになっていったのだと思います。
若い世代がターゲットと思われるベストテン番組では、その手の曲はあまりランクインされません。聴取者は好きな曲ばかりが聴けるうれしさがある反面、自分に馴染みのないジャンルの音楽に触れる機会を失ってしまいます。当時の私には、そういうものが、どうにも自己満足、わがまま、思い上がりのように思われて、あまり価値のあるものとは感じられなかったのです。
不二家歌謡ベストテンも、そういう意味で、公正と思われるランキングが好きでした。当時は、「ジュークボックスでの演奏回数も要素に入っています」などという言葉がまだ残っていて、さすがの私も、「ジュークボックスって何?」と尋ねたくなってしまいたくなるところもありましたが、その辺はご愛嬌で。
ただ、どちらの番組も、あるときを機会に、聴く意欲がなくなってきたのです。
それは、パーソナリティーの交替でした。
うろ覚えではありますが、「ベストテン」とは名ばかりで、全国の各地放送局の歌謡ベストテンがスタジオの後ろに掲示してあるのです。その中での注目曲が数曲歌われるだけで、あとは、ただの歌謡ショーだったように覚えています。
それほど好きな番組ではありませんでした。
ですから、TBSで「ザ、ベストテン」が始まったときも、それほど注目もしていなかったし、当初はそのような番組があることさえ知りませんでした。それが、あれほどの、歴史に名を残す番組になったとはなぜだったのか。もちろん一時期、私も楽しみに見ていました。
以前にも書きましたが、「ザ、ベストテン」を楽しみに見るようになって数年後(具体的には80年でした)、ラジオにもベストテン番組が、しかも相当たくさんあることを知りました。いくつか聴きかけましたが、結局自分が聞くようになったのは、ニッポン放送「不二家歌謡ベストテン」でした。
この二つの番組に、私が無意識のうちに共通して求めていたのは、客観性、権威、重みだったのではないかと思います。
「ザ、ベストテン」の場合、番組のいろんな企画の勝利もあったとは思いますが、
番組前期には公正で、多くの世代が視野に入っていると思われたランキング決定に、重みが感じられたのです。当時私も中学生でしたので、おじさん受けすると思われる曲がランクインしていたところで、別に「聴きたくない」とも思わなかったし、そこでチャンネルを変えようとも考えませんでした。
そうこうするうちに、幅広い音楽を楽しむようになっていったのだと思います。
若い世代がターゲットと思われるベストテン番組では、その手の曲はあまりランクインされません。聴取者は好きな曲ばかりが聴けるうれしさがある反面、自分に馴染みのないジャンルの音楽に触れる機会を失ってしまいます。当時の私には、そういうものが、どうにも自己満足、わがまま、思い上がりのように思われて、あまり価値のあるものとは感じられなかったのです。
不二家歌謡ベストテンも、そういう意味で、公正と思われるランキングが好きでした。当時は、「ジュークボックスでの演奏回数も要素に入っています」などという言葉がまだ残っていて、さすがの私も、「ジュークボックスって何?」と尋ねたくなってしまいたくなるところもありましたが、その辺はご愛嬌で。
ただ、どちらの番組も、あるときを機会に、聴く意欲がなくなってきたのです。
それは、パーソナリティーの交替でした。
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