昨年に続き、今年もこの大会にレフリーとして参加して来ました。日程は
10日(金)夕方~11日(土)終日~12日(日)午前中と、足掛け3日間。
この種の大会にしては長丁場です。
最近は17時頃になるとかなり暗くなります。夕方の試合はナイトゲーム
です。
男女、そして(日本で言うところの)中学生レベルと高校生レベルに分けた
4つのカテゴリーとなっています。各カテゴリーとも4チームで、SAS
(浦西)だけが全てのカテゴリーにエントリーしていますが他の学校は様々。
参加チームと順位は以下の通りです。
●男子(高校生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③SAS(浦東) ④HKIS
●男子(中学生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③French ④HKIS
●女子(高校生);
⇒①ISB ②SAS(浦西) ③HKIS ④SAS(浦東)
●女子(中学生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③HKIS ④Rego
*SAS: Shanghai American School
*Rego: 上海の英国系スクール
*French: 上海のフランス系スクール
*ISB: International School Beijing
*HGG: Hong Kong International School
※順位は一部不明確です。
SASチームの愛称は「Eagles」。ピッチサイドにこんなのが居てました。
ラグビー米国代表の愛称も「Eagles」ですが、どうもこの学校では運動系
のクラブ全てに「Eagles」の愛称を用いているみたいです。
2日目(11日・土)の夜には、SAS近くのスポーツバーで大会スタッフ
とレフリー陣との簡単なミーティングが開かれました。途中、議論が白熱
して………;
…というのはウソで、この目ン玉ひん剥いているスキンヘッドのオジサン
に悪気は有りません(たまたまこんな風に写ってしまっただけです)。
プレイヤーが中・高校生という事で、試合中でも随時ルールを説明します。
反則が起きたその時点で直ぐに説明するから、効果が有るのです。
ハーフタイムにはレフリー、タッチジャッジで意見交換。
短い時間ですがお互い気付いた事など意見交換をします。「選手も疲れて
来てるので少しタックルが高い目になってるね」とか「ノット10m気味
なんでTJからのコールを聞いてよ」とか「笛の長短、メリハリ効かせた
方がイイよ」とか簡単な事ですが、より好いパフォーマンスを発揮出来る
様に、レフリー、TJも頑張っている訳です。
心配されたお天気も、2日目からは秋晴れの清々しい青空が広がりました。
決勝のピッチに出るSAS(浦西・女高)とSAS(浦東・男高)。同チーム
の他のカテゴリーのメンバーが花道を作ってプレイヤーを送り出します。
アドレナリン出まくりの瞬間でしょう。
キックオフの直前にもう1度円陣を組んで、機運を高めます。この写真の
チームのメンバーはこのシーンの後「何とかカンとか Eagles!」と叫んで
円陣を組んだまま跳び上がります。
アンダー19のルールは;
・スクラムのプッシュは1.5mまで。
・スクラムは45度の回転で組み直し。
………などが、一般のルールと異なる点です。
・ヘッドキャップの着用義務。
………は、日本のローカルルールです。今回の大会では、ヘッドキャップ
着用者は少数派でした。幸い大怪我は無かったですが、ヘッドキャップの
着用義務は全世界ルールにした方が好いのでは(?)と思っています。
今年の大会は女子(7人制)も10分ハーフで行われましたが、IRB規則
では7人制の試合時間は14分以内と規定されています。
私;Micheal.は男子の5試合、女子の2試合を担当、まだまだ余裕ですね。
しかしシーソーゲーム有り、1トライ差で競ったゲーム有りと、シビレル
内容の試合も少なくありませんでした。女子の中学生部門なんかですと、
もうジャッジがどうのより「行け!そこだ!ナイスサポート!ワォー!」
とか、一緒にボールを追い掛け回している雰囲気になってしまいますね。
最終日は双龍(V1/躊躇なく)ジャージィを拝借しました。「躊躇なく」
は、レフリーのジャッジにも必要なスピリットです。
上の写真は今回の「チーム・レフリーズ(全員ではありません)」。右から
Willy、Aaron,、Alex,、Look(スペル=?)、Michael.。Aaronと私以外は、
香港からのゲスト。Willyは去年もこの大会に若いレフリー2名を連れて
来ていました。経験を積ませる好い機会だと考えている様です。因みに、
Look君が18歳、Alex君に至ってはなんと17歳! 今大会のプレイヤー
とは殆ど同年代という訳ですね。
最後に食堂に集まっての表彰式。
こちらは女子・高校生の部の表彰シーン。各チームのキャプテンや代表者
全員が舞台に上がっています。
ところで、最終日の朝、残念なニュースが飛び込んで参りました。それは
前日の晩、香港チームの男子が、どこかで飲酒有りの宴会を開いていたと
いうのです。実は昨年にも同様の事件が有ったらしく、今年は各チームへ、
特に厳重に通達を出し、誓約書にも署名をしてもらっていたそうですが、
こういう事になってしまい、香港チームのコーチから出場自粛の申し出が
有り、それが受理されたという次第です。いやはやおバカさんというのは
どこにでも居るもんですなぁ。上記の若いレフリー(2名)は香港在住者で
年齢も近い事から、香港チームのプレイヤーとも親しい様です。「若しや、
奴等も同席していたのか?」と心配しましたが、それは無かったいう事で
安堵しました。しかしその為、男子の2試合がキャンセルとなりました。
SAS(浦西)には素晴らしいプレイヤーが多く、彼等の試合を担当する事
を楽しみにしていたので、非常に残念な事でした。
さて、ここまで努めて感情を抑えて書いて来ましたが、全試合が終わった
後のランチで、或るレフリー(*)がボソッとひと言「本当に申し訳無いん
だけど…」。何が申し訳無いのかと言うと………;
「………高校生にもなると女の子もキレイになって来るよねぇ。そういう
目で見るのは良くない事だけど、でもそういう目で見てしまうよねぇ。」
………という事でした。 全く同感! いやぁー、人間ってやっぱり正直で
あるのが一番イイわぁっと思い乍ら、今大会を任務を終えました。
初秋の日差しが柔らかく感じられました。
(*)そのレフリーとは、NZ人ですが日本語と中国語もペラペラのナイス
ガイです。
Micheal.
10日(金)夕方~11日(土)終日~12日(日)午前中と、足掛け3日間。
この種の大会にしては長丁場です。
最近は17時頃になるとかなり暗くなります。夕方の試合はナイトゲーム
です。
男女、そして(日本で言うところの)中学生レベルと高校生レベルに分けた
4つのカテゴリーとなっています。各カテゴリーとも4チームで、SAS
(浦西)だけが全てのカテゴリーにエントリーしていますが他の学校は様々。
参加チームと順位は以下の通りです。
●男子(高校生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③SAS(浦東) ④HKIS
●男子(中学生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③French ④HKIS
●女子(高校生);
⇒①ISB ②SAS(浦西) ③HKIS ④SAS(浦東)
●女子(中学生);
⇒①SAS(浦西) ②ISB ③HKIS ④Rego
*SAS: Shanghai American School
*Rego: 上海の英国系スクール
*French: 上海のフランス系スクール
*ISB: International School Beijing
*HGG: Hong Kong International School
※順位は一部不明確です。
SASチームの愛称は「Eagles」。ピッチサイドにこんなのが居てました。
ラグビー米国代表の愛称も「Eagles」ですが、どうもこの学校では運動系
のクラブ全てに「Eagles」の愛称を用いているみたいです。
2日目(11日・土)の夜には、SAS近くのスポーツバーで大会スタッフ
とレフリー陣との簡単なミーティングが開かれました。途中、議論が白熱
して………;
…というのはウソで、この目ン玉ひん剥いているスキンヘッドのオジサン
に悪気は有りません(たまたまこんな風に写ってしまっただけです)。
プレイヤーが中・高校生という事で、試合中でも随時ルールを説明します。
反則が起きたその時点で直ぐに説明するから、効果が有るのです。
ハーフタイムにはレフリー、タッチジャッジで意見交換。
短い時間ですがお互い気付いた事など意見交換をします。「選手も疲れて
来てるので少しタックルが高い目になってるね」とか「ノット10m気味
なんでTJからのコールを聞いてよ」とか「笛の長短、メリハリ効かせた
方がイイよ」とか簡単な事ですが、より好いパフォーマンスを発揮出来る
様に、レフリー、TJも頑張っている訳です。
心配されたお天気も、2日目からは秋晴れの清々しい青空が広がりました。
決勝のピッチに出るSAS(浦西・女高)とSAS(浦東・男高)。同チーム
の他のカテゴリーのメンバーが花道を作ってプレイヤーを送り出します。
アドレナリン出まくりの瞬間でしょう。
キックオフの直前にもう1度円陣を組んで、機運を高めます。この写真の
チームのメンバーはこのシーンの後「何とかカンとか Eagles!」と叫んで
円陣を組んだまま跳び上がります。
アンダー19のルールは;
・スクラムのプッシュは1.5mまで。
・スクラムは45度の回転で組み直し。
………などが、一般のルールと異なる点です。
・ヘッドキャップの着用義務。
………は、日本のローカルルールです。今回の大会では、ヘッドキャップ
着用者は少数派でした。幸い大怪我は無かったですが、ヘッドキャップの
着用義務は全世界ルールにした方が好いのでは(?)と思っています。
今年の大会は女子(7人制)も10分ハーフで行われましたが、IRB規則
では7人制の試合時間は14分以内と規定されています。
私;Micheal.は男子の5試合、女子の2試合を担当、まだまだ余裕ですね。
しかしシーソーゲーム有り、1トライ差で競ったゲーム有りと、シビレル
内容の試合も少なくありませんでした。女子の中学生部門なんかですと、
もうジャッジがどうのより「行け!そこだ!ナイスサポート!ワォー!」
とか、一緒にボールを追い掛け回している雰囲気になってしまいますね。
最終日は双龍(V1/躊躇なく)ジャージィを拝借しました。「躊躇なく」
は、レフリーのジャッジにも必要なスピリットです。
上の写真は今回の「チーム・レフリーズ(全員ではありません)」。右から
Willy、Aaron,、Alex,、Look(スペル=?)、Michael.。Aaronと私以外は、
香港からのゲスト。Willyは去年もこの大会に若いレフリー2名を連れて
来ていました。経験を積ませる好い機会だと考えている様です。因みに、
Look君が18歳、Alex君に至ってはなんと17歳! 今大会のプレイヤー
とは殆ど同年代という訳ですね。
最後に食堂に集まっての表彰式。
こちらは女子・高校生の部の表彰シーン。各チームのキャプテンや代表者
全員が舞台に上がっています。
ところで、最終日の朝、残念なニュースが飛び込んで参りました。それは
前日の晩、香港チームの男子が、どこかで飲酒有りの宴会を開いていたと
いうのです。実は昨年にも同様の事件が有ったらしく、今年は各チームへ、
特に厳重に通達を出し、誓約書にも署名をしてもらっていたそうですが、
こういう事になってしまい、香港チームのコーチから出場自粛の申し出が
有り、それが受理されたという次第です。いやはやおバカさんというのは
どこにでも居るもんですなぁ。上記の若いレフリー(2名)は香港在住者で
年齢も近い事から、香港チームのプレイヤーとも親しい様です。「若しや、
奴等も同席していたのか?」と心配しましたが、それは無かったいう事で
安堵しました。しかしその為、男子の2試合がキャンセルとなりました。
SAS(浦西)には素晴らしいプレイヤーが多く、彼等の試合を担当する事
を楽しみにしていたので、非常に残念な事でした。
さて、ここまで努めて感情を抑えて書いて来ましたが、全試合が終わった
後のランチで、或るレフリー(*)がボソッとひと言「本当に申し訳無いん
だけど…」。何が申し訳無いのかと言うと………;
「………高校生にもなると女の子もキレイになって来るよねぇ。そういう
目で見るのは良くない事だけど、でもそういう目で見てしまうよねぇ。」
………という事でした。 全く同感! いやぁー、人間ってやっぱり正直で
あるのが一番イイわぁっと思い乍ら、今大会を任務を終えました。
初秋の日差しが柔らかく感じられました。
(*)そのレフリーとは、NZ人ですが日本語と中国語もペラペラのナイス
ガイです。
Micheal.