Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

がちょ~ん。

2010-09-13 | Rock
 谷啓さんが亡くなりました。私たちはリアルタイムでその面白さを全部見て来た世代より下ってしまうので、語るにはちょっと弱そうです。
しかし近い世代でなかったとしても牧島さんみたいに自らテレビっ子だったと豪語する方々なら、かなり鮮明な記憶をお持ちかも知れません。
取材に応じる近しい人々からは、多くの人に愛されていたことが伝わって来て、年齢と共にそうありたいものだと思わせてくれました。

今日から三日間は、一つのジャケットに対して二種類の画像をお送りします。



私の周りで「谷さん」と言えば、40年以上に亘ってトラディショナルな紳士服を作り続けて来られた谷敏夫さんのことです。
その谷さんとは二十歳以上の年齢のひらきがありますが、或る日会議のあとに「ファイヴ・ペニーズでダニー・ケイの相手役の女優さん誰だっけ」とのお尋ねがありました。
TV放映で一度くらい観たかも知れませんが、私の記憶からは欠けていました。
じゃ調べておきますと約束して結果をお伝えしに行った日、私が言う前に「思い出したよ、バーバラ・ベル・ゲデス!」と、スッキリしたご様子でした。

谷啓さんの芸名の由来となったダニー・ケイが間に入っていて大分間接的ですが、今回の訃報で思い出した偶然繋がる記憶です。



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人生最良のもの / ヨーゼフ・ヴェックスバーグ

2010-09-11 | Jazz
 昨年の11月19日に書いた、ヨーゼフ・ヴェックスバーグさんの「The Best Things in Life」という本が昨日届きました。
書いた頃は一年も経たないうちに手にするとは思いもしませんでした。1964年の本ですが状態も良好です。



ヴェックスバーグという人について辻静雄さんが書いた物以外何も知らなかったことに気づき、普段はインターネットで検索などしないのに、本がなかなか届かない時に調べてみました。

すると、氏にまつわる様々なスナップ写真やアーカイブを公開しているサイトがあり、それを運営するのが、子供の頃シャガールに才能を評価されたという娘のポピーさんです。

辻さんは、「ヴェックスバーグさんの最近の本『人生最良のもの』では、「私のストラディヴァリュース」とか、ボヘミアとセヴィル・ローの洋服屋の職人気質、ヨットマンシップ、人と話をすることの天恵についてとか、いずれも専門家にならずに、素人がなにかに熱中することの幸せについて―ハッピー・ディレッタントの境地を淡々と語りかけてくれる。」と書いていました。

やはり専門的に勉強したヴァイオリンや音楽全般に関する話が多く、旅やワインそして食については以前書いたサミュエル・チェンバレインさんと同じくフェルナン・ポワンやアレクサンドル・デュメーヌの名を挙げ、偉大な料理人と同じ時代に生きた幸運を記しています。

また、辻さんの言うとおり「Quality」という一章で仕立て屋さんについて書いていますが、チェコスロバキアに生まれたヴェックスバーグさんが特にボヘミアの職人に愛着を覚えるのはごく自然なことです。

現在その伝統を受け継ぐ職人さんは女性が多いようですが、本の中で興味深いのは、知己であるボヘミア系の仕立て屋は世界のあちらこちらにいるが、昔は広島にもいたと書いてあった事でした。
またアメリカの市民権も持つヴェックスバーグさんは、当時ハリウッドなど全米に散らばる同系の腕利き職人についても精通していたようです。

そう言えば届いた本の前の所有者の専門は、食でも、音楽でも、服飾でもなかったようで、ヨットに関するメモが間から出て来ました。
ブログを始めて一年に近づき、話に取り上げた本が巡り巡って自分の所へ来るのも、何かサイクルが一巡しつつあるのを感じます。


Fernand Point of La Pyramide, the greatest practitioner of la grande cuisine in our timeとヴェックスバーグさんは書いています。正確なところは分かりませんが、F・ポワンは体格的にかなり大きかったらしいです。




この青いアロワナみたいなネオンみたいなタイは、ミラノでも最もクラシックなテイストを持った店のオリジナル。十年くらい前、安くしとくからまとめてどうですと一山いくらで買って来たものの一本。他はもっとオーソドックスだったので売れましたが、これはちょっと難しく売れ残っていたもの。
Comments (2)
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これでいいのだー、コレデイイノダー

2010-09-10 | Blues
 昔TVCMで「ティシューはエルモアよー」というのがありましたが、ブルースもエルモアだ!という男っぽい方もいらっしゃるかと思います。全国に100人くらいはいるでしょうか。



昨日は久しぶりに涼しいなんて感じる時間帯もあり、暑がりの大泉さんからは生き返ったなんてメールが届きました。ゾンビじゃないんだから。
明日は気温が上がっても、来週はある程度下がるそうで良かったですね。

久しぶりと言えば六月末にスコットランドの書店に注文した本が、何処をどうまわって来たのか今日やっと届きました。
何時だか取り上げたBouquet de Franceと同じ頃にオーダーしたものなので、70日以上かかっています。何だか名犬ラッシーみたいで、普通に届くより愛着が湧きそう.....なんて事ないか。
数回問い合わせもし、もう諦めて返金の手続きをしたばかりでしたが、いずれにしてもスッキリ解決して良かったです。
その本については他に何もなかったら、明日の分で書きたいと思います。



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一勝九敗

2010-09-09 | Soul
 日頃話のネタに窮しているので、ここぞとばかり夏休みネタに跳び付いてしまいました。
でも一番休みらしく感じたのは、何故か帰って来てから取り掛かった大掃除かも知れません。
少し前に断捨離という言葉を何度か耳にしました。どの字も同じような方向を向いているので、未練を断ち切ってさっぱり捨てる事を言ってるようです。

よーし捨てまくるぞと言っていたら、妻が前日にシュレッダーを買って来ました。
「?」確かに便利なようだが、ゴミの代わりに新たなマシーンが。



先週旅行先での話を書いている最中、他の件で突然食のプロからメールをいただき、恥ずかしい思いをしました。
でも、恥ずかしついでに書いておこうと思ったのは、初めての店に毎回何軒か行ってみますが、懲りずに返り討ちに合い続けていることです。

今回はあちらに着いてから評判がいいという店に予約がとれたので、最終日に出掛けました。
入った瞬間に何か違和感を感じましたが、どうやら評判というのは二十代くらいの人に人気だったみたいで、それに応じた内容です。前回まで書いた店が成人なら、高校一年くらいか。勘が鈍っているんですね。

服とちがって目で選べないので、やはり飲んだり食べたりしないと味までは解かりません。
日頃飲む物とかでも、あえて美味しいと分かっている物以外を試したくなります。
たいていは思ったほどでなく、一年のうち半分くらいは失敗しているかも知れません。

以前、夫婦で散歩していた大きな通りにあるいくつかの気になる店を、二年くらいかけて色々試しました。和洋中様々なタイプの料理ですが、残念ながらもう一度行きたい所はありませんでした。
最高なのは、店の夫婦が喧嘩している所へ入った時です。何てったって思い出に残ります。
そう考えると、旅先だけでなく日頃から失敗しまくってました。

オーティス・ラッシュは恋愛はギャンブルと歌いましたが、我が家でのそれは店選びのようです。
でも大丈夫ですよー、もちろん人が来てくれた時は堅いとこを選んでます。



Todai-ji, Nara
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吾唯足知(ワレタダタルヲシル)

2010-09-08 | Soul
 夏至には七時頃だった日没が早くも一時間ほど短くなり、虫のすだく音も秋らしくなって来ました。
寂しいですねと言いたいところですが、今年ばかりは「いい加減にしろ」とか黄門さまの「もういいでしょう」という声が聞こえて来そうなので、あまり声高に言えません。
気の早いクラレンス・カーターは暖かそうなニット。夏が暑いと、冬は寒いなんて言いますからね。(逆も言うので、そうなるとそのサイクルは何処で切れるのでしょうか)



さて散々苦しい思いまでして食べて、何かの役に立つとか意味があるとかいう事はもちろん全くありません。
家に着き、簡素な夕飯の支度をし、食後にお茶を飲みながらお約束どおり「あー、やっぱり家が一番」なんて間抜けな事を言って、だったら家にいろって感じでしょうか。

国内でも日常から切り離された土地では、郷に入りては.....に従っていると何だか外国にいるような気分がします。
同様に人に接するのも、言葉は通じますが外国人に接するような気がする瞬間が間々あります。
顔も名前も知られている人に、半年ぶりに会って挨拶したり、その間あった出来事を聞かしてくれるのさえ異国の出来事みたいです。

でも例えば、訪れた日には予約だけでたいてい満席で、後のお客さんを断らざるを得ないほど盛況だったりする店も、或る日自分達以外誰もいない状況に偶然遭遇して、当然とはいえ待つ商売の不確実さを垣間見たりするのも、不思議な心地がします。

そんなこんなで、苦しいほど食べたり世の儚さを思ったりして、下のつくばいに印されたような事を思うのかも知れません。うーん、これもちょっと苦しいか。

増井和子さんという人が「パリの味」という著書のなかで、
「いまフランスで最もフランスらしいもの、と問われたら、料理だと答える。料理は手仕事なの。その手仕事が作り出す人数分の料理しか、この世には存在しない。」と書きました。
何処かで聞いたように思ったら、イタリアの仕立て屋さんの「我々の仕事は主治医に似ているかも知れません、さすがに内臓までは診ませんが」という言葉を思い出しました。

それらは、本当には理解していない人が押し付けるワン・トゥー・ワン・マーケティングより、血の通ったより親密な関係の構築について具体的なイメージを伝えます。

先ほどの本の中で増井さんは、
「同じメニューから自分が食べたいものを、オードブル、アントレ、チーズ、デザートと選んで自分の献立を作るわけです。所詮は食べたいものを食べればよいわけながら、洋服でいう着こなしのようなようなところが、どうも、あります。料理人にしてみれば、その日の持ち材料いっぱいで店を張っているわけですから、ワイシャツ、ネクタイ、背広と組み合わせ良く選んでもらえれば、うれしいでしょう。注文をうける人も、この趣味のよさでは手ごわいと、はりきるでしょう。」
と懇切に書いてくれています。


(つくばいの画像下の英文解説は龍安寺のパンフレットから)



Ryoan-ji, Kyoto

Tsukubai, the stone-wash basin for the tea room, has a unique inscription, “I learn only to be contented.” He who learns only to be contented is spiritually rich, while the one who does not learn to be contented is spiritually poor even if he is materially wealthy. This concept is important in the Zen philosophy.

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汗だくですわ / Otis Spann

2010-09-07 | Blues
 「アー、アチィナー」マディ・ウォーターズのバンドを始めシカゴ・ブルースに華を添えたピアニスト、オーティス・スパンも流れる汗を拭おうともせず呟きます。日中のこの暑さももう少し続きそうですね。スパンの向こうに背後霊のように写るのは、ギターのロックウッド。



五日目は、一日ゆっくり京都にいることにしました。
先ず龍安寺へ向かいました。前を通った近くの金閣寺ほどではありませんが、中に入るとやはりヨーロッパの方々が多く思い思いのスタイルで鑑賞しています。
アンディ・フグがこの辺に葬られているから?と妻が意外な説を持ち出しますが、どう見ても皆さん文系にしか見えません。
半裸状態でも、さすがに腹筋までは覗けませんでした。

次に直ぐ近くの仁和寺へ。
距離的にはほとんどありませんが、強い日射しが道のりを長く感じさせます。

ここは何年か振りだったので比較的ゆっくり観て回りました。
更に近くの妙心寺で龍観たり手打ったり欅の芯去り材の解説も聴きたかったですが、欲張らずに三十三間堂へ。唯一用事らしい用を足してホテルへ戻ると、もう夜に向けて準備する時間でした。

この晩は二日目と同じ店。
「もうそろそろ食べられなくなってきてるんと違いますか」なんて言われながら、気がつくとカルパッチョ、フォアグラのテリーヌ、あっさりしたパスタ.......と何処となく意気地ない感じの注文になりかけていました。
でも発泡性のものを一本空けてフォルマッジョにたどり着く頃には、いつも通り「すっかりご馳走になっちゃって」みたいな状態に。



Ninna-ji, Kyoto
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多めにやってもらいなはれ / 四日目

2010-09-06 | Rock
 先月から幾人かの方に「あの話はどうなったんすか」と気にしていただいて、中には気になって眠れないとまで言ってくださる方もありますがもう少々お待ちいただけますでしょうか。

旅行中たまたま新聞に目を通していたら、読売新聞夕刊に久坂部 羊さんという方の健康に関するインタヴューの抜粋が載っていました。「ヨーロッパには人間ドックはありません」とか日本人の健康観の特殊性など興味深い話があって、そう言えば以前イタリア人が「オー、ノー、病院で死ぬなんて考えられない」なんて言っていたのを思い出しました。
その全文は「ヨミドクター」というサイトで読めるそうです。



木曜日から秋物をスタートさせ、夏休みに昼歩き廻って夜死ぬほど食べて飲む話を書いていました。

という訳で、四日目の昼は美味しい出汁を味わいに大阪へ行き、そこから近鉄電車30分強で奈良へ。
以前はよく飲食関係の人にも薦められるような美味しい店が京都にもありましたが、二年くらい前から長くいた人も皆変わり、出汁もちょっと落ちて足が遠のいてしまいました。でも私共が知らないだけで、他に美味しい店がいくらもあることでしょう。別の日に行った、流行りのラーメン屋みたいなノリの饂飩屋さんもそれなりに美味しかったです。

春日大社も外国の観光客でいっぱいで、やはり中国以外ではスパニョーリが一番多いようでした。
突然、人を罵る女性の声に振りかえると、どうやら後から来るダンナらしき連れに浴びせてたようです。こんな所でと思いながらその場を離れ、スパニョーリの記念撮影に手を貸したりして十数分後、夫婦大国社という所に着きました。透かして見えた夫婦円満の神を祀る御社内に、件の夫婦が祈祷を受けています。よーくやってもらいなはれと唱えてあげました。

東大寺、国立博物館に出来た新館などを観た後、タムを訪ねました。

夜は初日と同じ店です。
深夜膨満感に目覚めたりしたので、やはり東京ガスのCMじゃありませんが先ずはガスパチョで胃をリセット。サラダ、鶏白肝のムース、牛舌赤ワイン煮までくると意外に余裕があったので、白カビ・ブルー・ウォッシュの3タイプをもらいました。
ここのポーションは外国並なので、やはり最後プルーンのコンポートを添えたサヴァランが収まる頃には案の定の結果です。
でもこの夜は目覚めませんでした。



Todai-ji, Nara
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物見遊山に来ています / 三日目

2010-09-04 | Others
  三十回くらい京都へ行っているのに、訪れる機会がなかった比叡山延暦寺を三日目ようやく訪れました。広い寺域を一番奥から廻ります。初めてでもあり見所も多い為、一廻りがやっとだと思いますが、やはりメインの根本中堂という御堂が独特の造りと空間で印象に残りました。何故か井上靖著「敦煌」の序のあたりを思い出します。

他にもその向かいにある文殊楼という建物の二階へ上ることが出来たので、物見高いねとか言いながら二人して垂直な階段を上がると、その狭さと勾配の急なことにフィレンツェのドゥオモに登った時のことを思い出しました。
ところが帰って来て少し時間の経った今、思い浮かぶのは一番奥の横川と呼ばれる辺りの景色や空気です。

また以前イタリアの美術館で観る絵画のほとんどが宗教画という話を書いたように思いますが、文盲率が高かった時代にキリストや聖人の生涯を解かり易く見せていたみたいに、ここにも親鸞や日蓮などの生涯がマンガ調の絵に平易な解説で参道に掲げてありました。

ケーブルカーとロープウェイを乗り継いだ登り口の眺望も素晴らしく、海抜八百メートル超の高度は空気も清々しい聖域です。



夜は、早目に電話してあったリヨン近郊で研鑚した人の店へ。
黙って座ればピタリと当たるではありませんが、ここの店だけ唯一お任せです。
豊かな酸をもつ一杯をたのんで待っていると、今回は先ず岩ガキにホワイト・ソース。
次にオマールのサラダ仕立て、甘鯛のポアレ、シャラン産鴨胸肉のローストと続き、白桃のコンポート+ソルベ、コーヒーのクレーム・カラメルと繋がります。
いつもながら、柔らかい物腰からは想像しにくい完璧主義で満足させてくれました。

もちろんこの内容に各々のポーションが充分なので、萎える気持ちにムチ打って翌日の為無理にも歩いてホテルへ帰りました。

ところがこの夜、とうに夜半を過ぎて膨満感に目覚めてしまいます。何やってんだかなーと暗い中で考えましたが、朝方ようやく眠れたようです。まるっきり海老沢泰久著「美味礼讃」みたいな話で、さすがにこの夜は「物見遊山じゃないんだぞー」と自分に向けて呟く余裕はありません。
苦しいとか思いながら、でも美味しくなかったらこんなには食べられなかったと反芻するのでした。



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二日目

2010-09-03 | Soul
 一昨日までまだ入道雲があったはずなのに、今日はハケで掃いたようなのや鱗だか鰯だかというような雲にすっかり変わっていました。風にも日没の気配にも秋が近づくのを感じます。  

夏休み二日目は奈良の三輪にある大神神社(おおみわ)から、山の辺の道と呼ばれる古道のもう一方の端にあたる石上神社(いそのかみ)と両方とも初めて訪れるところです。

今回京都や奈良の市街地では一番多かったのが、何故かスペイン人。間が空いて次にフランス、イタリア、ドイツと続きます。もちろん中国からの観光客も多いですが、場所によっては圧倒的にそれら外国の方々がほとんどという所もありました。
でも、さすがに奈良のこの辺りでは遭遇しません。
この日、帰りの最寄り駅に着く寸前に夕立に見舞われ、危うくずぶ濡れになるところでした。



六時過ぎにはホテルへ戻り、夜は十年くらい行っているイタリア料理店へ。
食欲を喚起してくれそうな夏野菜のサラダなど軽い前菜から始まりましたが、手打ちのタリアテッレ、鶏、牛のタリアータへ進む頃にはまたしても腹八分の目盛りを振り切っていました。もちろん最後まで辿り着きます。
アリァニコとメルローという馴染みのない組み合わせの一杯を試したり、すっかり出来上がって店をあとにしました。

LPジャケットに書いてあるような達成感が.....。



Isonokami-jinjya, Nara
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秋物スタート / 夏休み初日

2010-09-02 | Rock
 ちょっと遅い夏休みで京都へ行っていました。
旅に出たら気分も変わって新鮮な発想も湧いてくるかと思いましたが、一向に変わった気配もないようで出来上がったのがこの画像です。
一応シーズンが変わって秋を意識したものの、記録更新中という連日の暑熱に今ひとつ気分が付いていきません。少しづつ適応させたいと思います。



初日はたいてい大阪で昼をとるのが恒例でしたが、今回は先ず八坂さんにお参りして昼は軽く済ませました。その後、何箇所か廻って四時半過ぎると何処もたいてい閉門の時間です。

夜は、フランス地方料理を得意とする人の店へ。
今回は先ず、初めて飲むVolubilisというのを一杯。意外にも若干の甘みと山の花の蜂蜜のようなものを感じました。
更に美味しいガスパチョで食欲を刺激してもらって、ムール貝、ヤリイカのファルシ墨煮、フランドル風オシュポ(牛、豚足、豚耳など煮たもの)と重いものへ進むにつれ快調となりましたが、帰る頃にはお約束通り「苦し―。」という状態になります。

先日ご紹介したブライアンメイ牛山さんみたいに直ぐにでもヨコになりたかったのですが、翌日の為にも四キロほど歩いて帰りました。

私共が普段住むあたりより昼は一・二度気温が高そうに感じましたが、夜は湿度が低いと風も心地良く凌ぎやすい日が多かったです。



Tofuku-ji, Kyoto

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Jimmy & David Ruffin / I Am My Brother's Keeper

2010-09-01 |  その他
 夏休みで家を空けている間に、米HIP-Oより発売された画像の盤が届いていました。
1970年頃の作品でなかなかCD化されませんでしたが、いつかたくさんのボーナス・トラックと共に出る日も来るだろうと思っていたところ、2曲分追加でようやく日の目を見ました。



タイトルに合わせた絵柄のジャケットもあったようで、「知った事じゃない」ってことない感じを出しているみたいですがちょっと気持ち悪いかな。
この兄弟は顔も似ていませんが、弟の塩辛声に対して兄はスムーズと声質も似ていません。
テンプスのリード・ヴォーカルとしての大人気に増長してしまった弟に対して、実直そうな兄に見えますが本当のところはもちろん分かりません。
この頃テンプスのリードはデニス・エドワーズに代わっています。下は見ようによって、それを慰める兄という図にも見えますか。

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