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森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

畿央大学神経リハビリテーション研究室 夏季ナイトセミナー

2009年08月23日 00時01分28秒 | 過去ログ
畿央大学神経リハビリテーション研究室 夏季ナイトセミナー

日 時:平成21年8月30日(日) 17:50~19:30
     
場 所:畿央大学 L102教室

テーマ:神経科学から半側空間無視の病態を探る

内 容:イントロダクション 森岡 周

    講義・質疑応答(下記の2名による)

講 師:畿央大学大学院健康科学研究科 吉田 慎一

司 会:畿央大学大学院健康科学研究科 谷口 博

対 象:本学大学院生,本学学生,やまとフォーラム特別対談参加者
    (原則,院生,学生も「やまとフォーラム」に参加を求めます)

参加費:無料

申込先:畿央大学大学院健康科学研究科 森岡  周 迄
    s.morioka@kio.ac.jp
氏名,連絡先をご記入の上,上記までメールでお申し込みください.
    やまとフォーラムへの参加の有無の記載もお願いします。

なお,16:00~17:30 大学院生の研究進捗発表会に関しても公開いたします.
ご希望の方はその旨も上記メールでお伝えください.
内容は下記の通りです.

日時:上記と同日
   16:00~ 空間の差異が脳活動に及ぼす影響~近位空間と遠位空間の比較~
         畿央大学大学院健康科学研究科 吉田 慎一
   16:30~ 外部刺激および自己ペースによる運動開始の脳活動
         ~運動実行と運動イメージ条件での考察~
         畿央大学大学院健康科学研究科 河村 章史
   17:00~ 数字順唱・逆唱課題遂行中の脳活動とストレス反応
         畿央大学大学院健康科学研究科 十河 彩子

場所:畿央大学大学院生共同研究室(予定)


循環

2009年08月22日 19時08分50秒 | 過去ログ
昨日は高知医療学院から鶴埜先生が
奈良リハセンターの実習地訪問のために奈良に来る。

高知には来高(らいこう)という表現があるが
奈良は来奈というのだろうか・・・

大学で色んな話をする。
とりたてて、皮質脊髄路の話になった。
皮質の活性化に基づく皮質下の抑制機能に関する仮説を話した。
文献を検索したいがどうも時間がない。
年々、勉強の時間が減少しているというストレスを感じる。
若さというかキレがない。
コクはあるが・・・

19時より奈良の勉強会で話してもらう。
基本を押さえるいい内容だったと思う。
臨床の話をもっと聞きたいと思ったに違いない。
臨床力を感じてもらえればと思う。

22時より八木で懇親会。
店に入ると付属の高校の先生方と遭遇する。
「森岡先生!」と・・恰好が短パンにTシャツの自分に気づきが遅れたようだ。

22時より奈良の勉強会15名と深夜2時まで懇親をする。
10月は高知で合宿である。

本日はオープンキャンパスで大学に。
個別相談に何名かの高校生が来学する。

うち1名が大阪出身だが
サッカー留学のため高知の明徳義塾の高校生であった。
高知でケガをして、明徳のかかりつけのひろせ整形外科のPTに出会い
理学療法士を目指そうと思ったらしい。
そのPTが私の後輩らしく、
高知出身の先生がいるということで、畿央大学をすすめてくれたらしい。
人間関係とはそういうものである。
偶然でも必然でもない、この関係性が人間関係を構築していく。

たまたま今日の個別担当が私だった。
これも何かの縁でしょう。
前回の7月の個別相談時はわざわざ私に習いたいといううことで
OTを辞めてPTになろうとする者もいた。
それもたまたま私が個別相談だった。
外から見る私と中から見る私。
そして、中では思うような教育ができていない事実。
秩序を保つためには自分を殺している場合もある。
臨床家がジレンマをいだいているように
教育者も自分の持論を展開できない葛藤もある。
大学は自由であるはずなのだが。
見せかけだけの協調性ほど醜いものはない。

教育において、
PTをとるか、学者をとるか、いつもゆれる。
大学側からはPTという表現はない。
広告にも名刺にも。
あるのは教授と博士である。
であるならば、学者ということなわかだが。

難しいものである。


明日は夏休み明け1発目の講演である。
毎年、この1発目の講演はブレてしまう。
そういう来歴があると負になるので
準備はしないでのぞみたい。
おかげさまで定員を大幅にオーバーしての申し込みらしい。
ありがたいことです。

これから12月5日まで週末はすべてふさがっています。

模倣学習

2009年08月21日 07時36分44秒 | 過去ログ
そろそろ平常な生活を取り戻しつつある。
欧州で研修した身か、バカンスシーズンはオンとオフを明確に分けるという気持ちが根付いている。
インターネットカフェでの数回メールチェックや再試験問題の作成以外はPCも見ていない。

17日より大学に戻り、
早速「リハビリテーションのための人間発達学」の担当章である「脳・神経系の発達」に関する論文を送信し、
これも遅れていた第49回近畿理学療法学術集会の抄録、
そして今週末の京都高次脳機能障害研究会の資料を送信した。

また、認知運動療法フォーラムの原稿を修正し、
そのほか大学の事務仕事、ならびに再試験採点、そしてその成績入力などを行う。

4年生が実習から大学へ帰ってきて、卒論の準備にあせっているようだ。
人間は「ルール」が決められることで実力を発揮する場合もある。
前頭葉が未熟な大学生においてはそのルールが必要だ。
自らで計画を立てることができないのだから。

ただ、気になるのは「猛進」できていないことかな。
他人の意見・情報を入力ばかりしても、想像力や実行力を奪う場合がある。
頭がいいのにもかかわらず、臨床で実力が発揮できないのもその理由かもしれない。

他人の意見を聴くという行為は、情報を得るためには重要だが、
判断を下すのを鈍らせてしまう場合がある。
先日の学生交流会の松原先生のEBMの解釈にもあったように
Aで効果があってもBでは効果がない。
福岡伸一さんが新書で書いているように「分けても」真実はわからない。
まして臨床の場では。


結果的に論文を書く人の判断に基づいて介入が決まっているわけだから。
その人の来歴に影響を受ける。
歴史というのはそういうものだ。
このトリックがなぜわからないかと思うと、
ストレスにもなる。

原石となりうる後輩に遭遇できないものか。
勉強はしているが、トリックを見破る原石な者が少ない。
真面目に人の情報を入手しているだけにすぎない。
真面目さが時に邪魔をする。

これだけ学会で研究発表があっても(しても)
時代が変わらない(かえることができていない)「結果」を受け止めるべきでもある。
それこそがマスターベーション的研究である。




いずれにしても、大学生たちはワーキングメモリをもっと鍛えるべきである。
情報過多な世の中、どこかで見切りをつけ、見切り発車しないと。
時間があれば、「ゆっくりと情報をもむ」ことができるか、
あと2カ月しかない。
考えすぎる前に、もう行動に移さないといけない。
実行的ワーキングメモリの作動を求める。


いろんな仕事を片付けないといけないが、
上昇気流にはまだ乗れていない。
しかし、休むことで、「やらなければならない」から「やりたい」
もっと「がんばろう」という気にさせてもらえる。


概して、日本は休まない国である。

質よりも量を重んじてきた国でもある。

時間単位の仕事率を考えると欧州に学ばないといけない時もある。

もちろん、それがすべてでないし、日本人の勤勉さは文化でもある。

ただ、現代社会の歪み、そして日本人のもつストレス性を考えると、

休むという行為は人間らしさを取り戻すために必要なのかもしれない。

上司が休まなければ部下は休まない。

上司となった今、敢えて無理にでも休むようにしている。


本日、3週間のバカンス兼留学から身内が帰国する。

どこの国に行ったのかも僕はちゃんとは知らない・・・(フランス・イタリア・スイス・ギリシア・クロアチアだと思う)

freedomを地で行くとはこういうことなのか・・・


2010年度 大学院入試

2009年08月19日 17時28分13秒 | 過去ログ
2010年度 大学院入試の出願が迫ってきました.

修士課程,博士後期課程ともに事前相談が必要です.

一度相談を受けたものも出願(前期か後期か)するかどうかの最終確認をとりたいので,大学の教員紹介のページから私までメールをください.

研究テーマなんかは自分だけではそうは見つからない.
共同注意する仲間が必要である.

研究を「やりたい」「したい」という感情から,
研究の論理の構築へと自分をステップアップしたい人は,
研究室の門をたたいてください.





I Like to Move It

2009年08月17日 22時07分21秒 | 過去ログ




宮田塾長 宮田博章 氏の情報収集能力、そして素材を活かすアレンジ能力、そして、その脳機能である「つねに」ワーキングメモリをフル作動させている生き方に敬意を称する。

つねに、いつか使ってやろうという意識がすばらしい。
そして子どもの遊び心を忘れていない。


彼は教師よりも教師らしい。
大学の教員なんぞ、彼の前ではかすむかすむ。
かすんでしょうがない。

彼に教育を受けたいのなら、どうぞMIYATAYAへ。



何かを生み出し、作りだすための「情報収集処理能力」は脳のかしこさの産物である。

卒論に入るうちの学生や、自分の後輩などに垢を煎じてのましたいものだ。



自分は、歩きながら本を書くための素材を探しているかな。




賞をとるチームの今年の音楽、踊りをみたが、
もうマンネリやね。
10年ひと昔、当時全盛期だったセントラルグループに印籠を渡した十人十彩やほにや、それにとらっくといった現代よさこいをひっぱっているチームも、なんだか古さを感じ始めてきた。
土佐人は「あきっぽい」つねに先取りする意識がある。
その新しさをどのように創造していくか、
次の台頭する力が必要である。


リハビリも同じである。
いつまでも、脳でもいけない。





マダカスカルは映画館で(1)しかみてない。
(2)のチョッパーがいいじゃないか。
よさこいへのアレンジはだいぶキー(DをAに)を下げてあえて重くしているのかな。


これから年末までの講演スケジュール

2009年08月17日 14時21分03秒 | 過去ログ
京都高次脳機能障害研究会 特別講演会
日時:平成21年8月23日(日)14:00-16:00
会場:京都大学医学部人間健康科学科
参加費:3,000円
主催:京都高次脳機能障害研究会
講師:森岡 周(畿央大学)


第1回やまとフォーラム ― 教育・文化・健康 ―
日  時:平成21年8月30日(日)受付12:30~ 開会13:00
会  場:畿央大学
特別対談:13:20~14:20
     写真家 古谷千佳子氏と畿央大学健康科学部 森岡 周によるトーク
参 加 費:無料


東京臨床理学療法研究会第10回研究会
日 時 平成21年9月12日(土)10:30〜12:20
テーマ 「ニューロリハビリテーションと理学療法」
会 場 首都大学東京荒川キャンパス講堂
講 演 「大脳皮質機能からみたニューロリハビリテーションの展開」
講 師畿央大学 森岡 周
参加費 5,000円 学生1,000円


東朋香芝病院「第2回 脳卒中リハビリテーション研究会」
テーマ:失行の脳科学とリハビリテーション
日 時:平成21年9月16日 18時~19時半
場 所:東朋香芝病院
講 師:畿央大学 森岡 周
対 象:院内スタッフ


第4回日本生体応用計測研究会
テーマ:脳活動の計測と運動制御
講 師:森岡 周(畿央大学)
日 時:平成21年9月26日(土)
    講演時間 14:00~15:30
会 場:TKP東京駅ビジネスセンター2号館 カンファレンスルーム29C


第44回日本理学療法士協会全国学術研修大会 in 三重
期間:平成21年10月2日~3日
会場:四日市市文化会館
   三重県四日市市安島2丁目5-3
②メインテーマシンポジウム
<神経系> 10月2日(金)14:55-16:25
テーマ: 「理学療法テクニックセオリーの再考」
シンポジスト: 吉尾 雅春(千里リハビリテーション病院)
       今川 忠男(旭川児童院)
       森岡  周(畿央大学)


合同会社gene主催セミナー
題  目 リハビリテーションのための脳・神経科学入門~名古屋会場~
講  師 森岡 周(畿央大学)
日  時 平成21年10月4日(日) 10:00~16:00
    (受付9:30~)
場  所 名古屋市中小企業振興会館 メインホール(吹上ホール)
     名古屋市千種区吹上2-6-3


第12回上飯田リハビリテーションセミナー
講演2:19時30分~20時30分
講 師:畿央大学 森岡 周
テーマ:脳科学からみたリハビリテーション
日 時: 平成21年10月9日(金曜日) 18時30分~20時30分
場 所: 電気文化会館 イベントホール
〒460-0008 名古屋市中区栄2-2-5 TEL(052)204-1133


奈良県立桜井高等学校 模擬講義
場 所:奈良県立桜井高等学校
日 時:平成21年10月28日(水)14:20~15:10
テーマ:なぜ脳の発達にからだの運動が必要なのか
講 師:森岡 周(畿央大学)


日本認知運動療法研究会認定 認知運動療法ベーシックコース(東京)
日 程 2009年11月1日(日)~3日(火・祝)
会 場 首都大学東京 荒川キャンパス(東京都荒川区東尾久7-2-10)
講 師 森岡 周 (畿央大学)他
テーマ リハビリテーションにための脳神経科学,脳の中を治療する


平成21年度四条畷学園大学同窓会総会
日 時: 平成21年11月8日(日) 10:30~12:00
場 所: 四条畷学園大学
テーマ:神経科学の発展に基づいたリハビリテーションの展開
講 師:森岡 周(畿央大学)


福井県こども療育センター 専門機能強化事業「療育研修会」
日 時:平成21年11月14日(土)13:00~16:30
場 所:福井県立看護専門学校 多目的ホール
テーマ:「障害のある子ども達の認知について」~ロマンティック サイエンスからの出発~
対 象:こども療育センター利用児,者の保護者,職員,県内外の医療,教育,福祉関係者,学生


第49回近畿理学療法学術大会
会期 平成 21 年 11 月 22 日 (日)
会場 神戸国際展示場2号館
シンポジウム:テーマ「私の考える理学療法の展望」
シンポジスト
 京都大学 市橋則明 先生「骨関節系分野での理学療法の展望」
 兵庫医療大学 高橋哲也 先生「心臓リハビリテーション分野での理学療法の展望」
 畿央大学 森岡 周 先生「脳科学の進歩から理学療法の未来を展望する」


福岡ハンドセラピィ研究会
日時 平成20年11月29日(日)
場所 未定
内容 手の運動制御と運動学習
講師 森岡 周(畿央大学)


第2回子どもの認知運動療法研究会
日 時:12月6日(日)10:15-12:00
テーマ:発達神経科学~神経管形成から認知発達まで~
講師:森岡 周(畿央大学)