なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事21:希望の光が拡がっています!そして、大阪モデルの事、いろいろな数字
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緊急事態宣言は一旦5月末まで延長されました、これはまあ妥当な判断かと思います、
そして、、、希望の光が拡がっています、
日本国民みんなの努力が報われるかもしれません!感染拡大のスピードは明らかに減速傾向にあります、
(油断大敵ですが)
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◆この1か月の感染者数 (厚生労働省の日報より、当日正午時点の数字)
全国 感染者数 新規感染者数 PCR検査数 陽性率
4月 5日 3271 +336 +1757 19.1% 1345 13764 9.8%
4月 6日 3654 +383 +1533 25.0%
4月 7日 3906 +252 +9139 2.7% 緊急事態宣言
4月 8日 4257 +351 +6187 5.7%
4月 9日 4768 +511 +2889 10.7%
4月10日 5347 +579 +4384 13.2%
4月11日 6005 +658 +6120 10.8% PCR検査累計 陽性率 週間累計 週間陽性率
4月12日 6748 +743 +2490 29.8% 77381 8.7% 3477 32742 10.6%
4月13日 7255 +530 +1321 40.1% 78702 9.2%
4月14日 7645 +315 +10849 2.9% 89551 7.0%
4月15日 8100 +457 +4685 9.8% 94236 8.6%
4月16日 8582 +488 +6467 7.5% 100703 8.5%
4月17日 9167 +503 +5669 8.9% 106372 8.6%
4月18日 9795 +557 +4953 11.2% 111325 8.8%
4月19日 10361 +557 +1491 37.4% 112816 9.2% 3613 35435 10.2%
4月20日 10751 +361 +3909 9.2% 116725 9.2%
4月21日 11119 +363 +7826 4.6% 124550 8.9%
4月22日 11496 +371 +6037 6.1% 130587 8.8%
4月23日 11919 +422 +5396 7.8% 135983 8.7%
4月24日 12388 +435 +5617 7.7% 141600 8.7%
4月25日 12829 +423 +5854 7.2% 147454 8.7%
4月26日 13182 +349 +1620 21.5% 149074 8.8% 2821 36258 7.8%
4月27日 13385 +201 +1518 13.2% 150692 8.9%
4月28日 13576 +184 +9854 1.9% 160546 8.5%
4月29日 13852 +275 +3709 7.4% 164255 8.4%
4月30日 14088 +216 +1354 16.0% 165609 8.5%
5月 1日14281 +189 +8541 2.2% 174150 8.2%
5月 2日14544 +261 +7377 3.5% 181527 8.0%
5月 3日14839 +290 +1724 16.8% 183251 8.1% 1657 34177 4.8%
5月 4日15057 +200 +1332 15.0% 184586 8.2%
5月 5日15231 +173 +1757 9.8% 186343 8.2%
5月 6日15354 +122 +1644 7.4% 188927 8.1%
5月 7日15463 +109 +1103 9.9% 190030 8.1%
5月 8日15547 + 95 +12389 0.8% 202013 8.0%
新規感染者数は明らかに減ってきているし、
陽性率も徐々に下がって来ています、(週間数字の陽性率を見てください)
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ただ、PCR検査数が少ない!とくに今週は少ないです、
(ま、新規感染者数が少ないということもあるのでしょうが)
ただ、5月8日は12000件以上と急増しました、9日以降の陽性者数に注目です、
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国民の不安を払拭するという意味でも、国際的な評価を得るという意味でも、もっと積極的にPCR検査数を増やして欲しいです、
安倍さんが1か月前に、1日@2万件の検査体制を確立する!と宣言したのですから、実行するのが政治の責任です、
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◆中長期的な『新しい生活様式』
緊急事態宣言の延長に伴って政府からあった提案は『新しい生活様式』、
コロナウイルスとの闘いは長期戦、たとえワクチンが出来ても終息するという保証もまだない、
(コロナウイルスの事⑳参照)
そいう意味では、中長期的に非常に正しい提案だと感じます、
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でも、でも、そろそろ“経済活動”との折り合いも考えないといけない空気感、ありますね、
本来的には徹底的にコロナを押さえ込むのが良いのでしょうが、やはり、それだけに集中することが出来ないのが現代社会、
ある意味、ここがコロナウイルスが付け込んできた現代社会の弱点であります、
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◆そして『出口戦略」がキーワードになりつつあります、
政府の『新しい生活様式』はよく分かるけど、今日、明日を生きていかなければならない!!
いろんな業種、ビジネスが瀕死の状態になりつつあります、そこで、注目を浴びてきたのが『出口戦略』というワード、
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国が『出口戦略』を示さないなら、大阪で、ワタシが示しましょう!!と吉村大阪府知事が打ち出したのが“大阪モデル”と言われる、“緊急事態宣言緩和の条件”です、
法律的な理屈はあるようですが、政府は先を越された感アリアリ、というのが分かりやすい理解の仕方でしょう、
とにかく、こんな時は仲良く政府自治体一丸となって闘ってくださいませ、
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政府との対応にも余裕が出て来た吉村さん、はい、ガンバっておられると評価しましょう、
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で、“大阪モデル”の内容はこちら、
数字が好きなワタシとしては、こういうプレゼンテーションはとても分かりやすくて良いと思います、
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では、“大阪モデル”の中身をちゃんと見てみましょう、
■以下の3つの指標を7日間連続でクリアしたら、緊急事態宣言の緩和を検討
①新規感染者のうち感染経路不明の人数が10人未満
“経路不明感染者”としたところに知見を感じます、経路さえ分かっていれば抑え込める、という理屈、
感染拡大当初の“クラスター潰し”と同じ考え方ですね、
②PCR検査に占める陽性の割合(陽性率)が7%未満
これも大事な指標で、この記事冒頭でも一応集計しています、
日本国内のPCR検査数は相変わらずとても少ないのですが、
なぜか陽性率はずっと低く抑えられています、
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ちょっと分かりにくいのですが、“検査数が少なく陽性率が高い”と、“網に掛かっていない地下感染者が多くいる”、という理屈があります、
WHOの担当者は「(充分な検査数があって)陽性率が10%以下であれば実態を示している」という見解を示しています、(コロナウイルスの事⑫参照)
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日本の場合(大阪も)、検査数少ないけど、なぜか陽性率も少ない、という傾向があります、
これは欧米の例で云うとあまり信用できない状況なのですが、、、
もし、これが実態なら、とても良いニュースです、
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③重症患者用の病床使用率が60%未満
これが目から鱗、こういう視点がワタシにはなかったです、流石、
この指標のもっとも評価すべきところは、“感染拡大第2波が来る前提”で緊急事態宣言の緩和を考えています、ということです、
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① ②をクリアしても、経済活動を元に戻せば“第2波が襲ってくる可能性が高い”!!
その場合、空きベッドの数がちゃんと確保されていれば医療崩壊を防げる、という視点です、理屈です、
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この3つの指標、大阪では5月7日現在すべてクリアされている状態です、
8日(金)から観察を始めるとのことですので、14日(木)までの7日間、
早ければ15日(金)にも動きがあるかもしれません、
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◆もう一つの指標『実効再生産数』、ここでも日本は優等生、
『実効再生産数』、これまた初めて聞く数字です、
これまた、とても複雑な数式で表されるのですが、
簡単に云うと、感染者が何人に感染を広めるのか?という数字です、
(こちらのサイト参照)
実効再生産数が「1.0」なら、1人が1人に、「2.0」なら1人が2人に感染を広める、ということです、
この『実効再生産数』が「1.0」を下回ると感染者は減少傾向に入るということです、
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ドイツは「0.9」(4月15日)になった段階でロックダウンの緩和に踏み切りました、
(コロナウイルスの事⑲参照)
日本の専門家委員会の提言(5月1日)によると、国内の実効再生産数は現在、0.7、東京都は0.5と評価しています、
つまり、ドイツ的な考えなら、もう緊急事態宣言は緩和されても良いレベル!!??
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とは、行かないんですね、これが、
ドイツの場合、高度な医療体制による致死率の抑制実現、メルケルさんの指導力と高い信頼度などがあって出来ること、日本とは環境も事情も違う、
そして、早めに緩和すると第2波に襲われるリスクがあります、
(実際にドイツでは緩和後、実効再生産数が一旦「1.0」に戻ったりもしています)
なので、日本ではもっと慎重に判断したい、ということかと思います、
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また、新規感染者がゼロになった韓国も規制を緩和しましたが、8日には3密状態のクラブで15人のクラスターが再び発生、
やはり、第2波は来る、長期戦は覚悟しなければなりません、
経済の維持と感染拡大はホントに難しい、、、
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政府の専門家委員会、次回は5月14日開催予定だったかな、大阪モデルの評価も14日、
5月14日は注目です、
5月下旬には呑みに行けるようになるかもしれません、
あ、ちゃんと新しい生活様式は守りながらね、
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