テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすくコロナウイルスの事40~まだ陽性率は横ばい、これからどうなる!?あらゆる面でHalf- Way(ハーフウェイ)、どっちつかずの状態が続きます。

2020年09月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすくコロナウイルスの事40~

まだ陽性率は横ばい、これからどうなる!?あらゆる面でHalf- Way(ハーフウェイ)、どっちつかずの状態が続きます。

バタバタしておりまして記事掲載が遅れております、

さて、さっそく注目の先週の週間陽性率ですが、、、

やや下がりましたが、マクロで観ると横ばい、収束へのはっきりした兆候が観てとれる、という状況ではありません、

(各日までの1週間の平均陽性率)

      陽性率     検査数 陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日  4.5% 176032  7931人
8月23日  4.9% 143766   7033人
8月30日  4.4% 124531  5517人

COVID-19はそう簡単にヒトの希望を聞き入れてくれるウイルスではないようです、

しかし、こうして観ると6月の感染者が如何に少なかったのか、今さらながらよく分かりますね、

8月は6月の20倍ほどの感染者が見つかっている訳です、

はい、ということで来週も目が離せません“週間陽性率”、追っかけて行きます、

さて、今日の記事は、、、

ワタシの視点が移行中、、、

先週書いたように統計学的な興味視点から、状況は停滞することにより社会学的な視点へと移りつつあります、

◆あらゆる事象がHalf- Way(ハーフウェイ)なのが現状です

現在のコロナウイルスを巡る状況を云い現わす言葉を探していました、

日本語でいうと“中途半端”という言葉が当てはまるかな、

カタカナで書くと、、、Half- Way(ハーフウェイ)な状態です、

野球でも使いますね、

行くの?行かないの?どっちも考えながら、Half- Way(ハーフウェイ)で様子を観る、

コロナ禍への対応も、なにかこんな感じ、進むの?戻るの?

Half- Way(ハーフウェイ)で前も後ろも気になる状態です、

◆少しづつ分かってきたことで、行動や対応の方向性が拡散

春の最初の流行時は正体不明の新型コロナウイルス!中国欧米での爆発的感染拡大、有名人の感染死などで、

『よく分からないけど怖い!!』という国民的コンセンサスが生まれ、

非常事態宣言からの国民総自粛というある意味みんな一致団結、日本全体が1つの方向を向いてCOVID-19と闘う決意をみせました、

しかし、一旦流行は下火になり、なにも分からなかったCOVID-19の事も少しづつ分かってきた現在は、、、

分かって来たことがある一方、分からない事の方がまだまだ多い訳で、

そんな限られた情報の中で、どう行動するのが正しいのか?よく分からない混沌とした状態に陥っています、

そのため、人々の対応や意見も様々な方向に拡散、右はクラスターフェスから、左は帰省警察まで、

コロナへの対応に対するそれぞれの行動や対応が拡散、右を向いたり左を見たり、前のめりだったり、後ろ向きだったり、

これは思想の拡散と同じで、同質のモノは結びつきやすく、異質のモノには恐れるあまり攻撃的になる、

今のコロナ禍の状況はこんな感じかな、と考えています、

◆Half- Way(ハーフウェイ)はどんどん拡がって行きます

行くのか?戻るのか?Half- Way(ハーフウェイ)な状況、

感染拡大防止と矛盾する経済活動、再開するの?自粛するの?

4月、日本はよく頑張った!!いやいや、4月の自粛は効果がなかった!!??

PCR検査数が少ない?いや、充分検査している?

世界に誇る日本モデル?いやいや、東アジアで最悪の流行だよ??

GOTOキャンペーン、行って良いの?行かない方が良いの?

死者の数だけ観れば、熱中症や交通事故、インフルエンザの方が多い、コロナを過剰に恐れるな!と訴えるヒト、

コロナは政府の虚言、コロナは存在しない!と叫ぶクラスターフェス、

実家に帰って来た若者の家に「東京に帰れ!」と貼り紙をする帰省警察、

アジア人には交差免疫があるからそんなに怖くない?

いやいや、高齢者の致死率は相変わらず高い!

ワクチンは2021年に国民全員分を確保、

いや、ワクチンの免疫抗体保持期間が凄く短い!、効果がないかも、、、

第Ⅲ相治験を省いてのワクチン承認、大規模な試験投与、緊急時の超法規的対応、

中国を非難、WHOを脱退、大統領選挙でも罪の擦り付け合い、

いったいどっちが正しいの?誰が正しいの?

どちらを向いたら良いのか?

Half- Way(ハーフウェイ)な状況、

COVID-19の事はまだまだ分からないことが多い、

少し分かってきたこの時期が一番厄介なのかもしれません、

ともすると分断や罪人探しが始まってしまうこの状況、そういう方向に行くことだけは避けなければなりません、



ワタシの立ち位置は、、、

ヒトは正体不明なモノを恐れるのは当たり前、

解決策がまだ見つかっていない状況も不安を増長、

なので、結果的に実態がどうあれ、今はなるべく合理的に恐れた方が良いと思っています、

でも、罪人探しや社会の分断は望まない、、、

◆Half- Way(ハーフウェイ)状況だからこそ政府の役割が大きい

こんな時こそ政府の役割が大きいと考えます、

① 国民に進むべき道をしっかりと示す 
  正しいコンセンサスを形成するのがリーダの最大の仕事、

② 秋に来ると思われる大流行に備えた準備 
  医療対応、経済対応、弱者対応、ワクチン対応

③ 正確な情報収集・発信能力の向上  
  これが安心材料になります、縦割り官僚ももっと柔軟に動いて欲しい

折しも首相が交代します、

最後の方は安倍さんが表舞台に出れなかったために、Half- Way(ハーフウェイ)な状況で立ち止まってしまった感が有ります、

菅さんはどんなリーダーシップを発揮するのか?

ガンバっていただきたいです、ホント、そう思います、