なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事103~10週間振りに陽性率が反転上昇、でも1.6%、全国の新規感染者が86人(少ない)!!
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【今週のまとめ】
先週の陽性率は1.6%、が10週間ぶりに反転上昇、
しかし、11月1日の新規感染者数はなんと86人!底を打った感じ、
ワクチン接種はスローダウン、そろそろ限界点が近づいてきました、
10代の感染拡大は確認出来ず、60歳代以上が再増加へ?
3回目接種も視野に入ってきました、
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◆先週の陽性率は1.6%、10週間ぶりに反転上昇です、
先々々週の陽性率は1.5%、先々週が1.0%、
そして先週は1.6%とやや上昇しました、
2021年8月22日の週以来減り続けていた陽性率ですが、10週間ぶり前週を上回りました、
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これは第6波の予兆なのか?
まだまだ充分低い数値なのでこの『1.6%』という数字が即『第6波が始まった』と云うことでは無いと思いますが、、、
検査数はそこそこあり、新規陽性者数が増加に転じたための陽性率上昇、
独酌酔言的な予測では、あと2~3週間(11月中旬)の内に陽性率が上昇し始め、その後第6波が始まる、と書いてきました、
それと呼応しているような動きではあります、
今週の陽性率の動向は要注視です、
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◆しかし!全国の新規感染者数はなんと86人!!
11月1日の新規感染者数は全国で86人!!
すべての都道府県で一桁になりました、
あの8月の日を思い返すと嘘のような数字です、なにか底を打った感じもします、
陽性率も反転したし、、、先週・今週が底の可能性もあります、
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陽性率 検査数 新規陽性者数
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人 ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日 6.4% 542061 34811人
5月9日 7.8% 457873 35802人 ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日 6.8% 658101 44961人 ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日 5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日 4.6% 589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日 3.1% 602455 18649人
6月13日 2.9% 467753 13499人
6月20日 2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日 2.6% 405628 10457人 ※小池知事休養中
7月4日 2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日 3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日 4.1% 474414 19742人
7月25日 7.0% 386623 27234人 ※東京五輪開幕
8月1日 10.5% 580346 61157人 ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日 14.1% 646433 90958人 ※五輪閉幕
8月15日 16.6% 672232 111601人 ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日 18.3% 814829 149057人 ※パラリンピック開幕
8月29日 16.8% 931891 156931人
9月5日 13.4% 915614 122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日 9.3% 805362 75093人
9月19日 5.8% 711092 41053人
9月26日 3.8% 499717 19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日 2.4% 492203 11699人 ※9月30日ですべての規制解除
10月10日 1.5% 411006 6311人
10月17日 1.0% 396772 3914人 ※陽性者数が激減
10月24日 0.7% 327349 2384人 ※陽性者数最低レベル
10月31日 1.6% 368684 5918人 ※陽性率反転!!
(厚労省HP日報から算出)
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◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の72.0%
接種スピードの減速が続きますが、ここまで来たら仕方ないか、
2回目完了が全世代で72.0%(先週69.6%)、
各地で予約なし接種なども進んでいますが、、、どうも効果が上がらない、
やはり、若い方への接種啓蒙、接種拒否岩盤層の切り崩しのための科学的レトリックが必要だなあ~、
(首相官邸HPから転載)
1週間の接種回数、
(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで) 840万回
(8月30日まで) 911万回
(9月6日まで) 827万回
(9月13日まで) 862万回
(9月17日まで) 557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています
(9月24日まで) 668万回 ※7日間の数字
(10月4日まで) 1089万回 ※8日間の数字
(10月11日まで) 718万回
(10月18日まで) 559万回 ※ややペースダウン
(10月25日まで) 486万回 ※ペースダウンは続きます
(11月1日まで) 424万回 ※さらに減速
とにかく衆議院選挙も終わったことだし、
岸田さんにはワクチン接種促進に関するコメントをなるべく早く出して欲しいです、
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◆日本は接種回数で世界5位に、接種比率でもベスト10入り
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
接種回数では中国、インド、米国、ブラジルに次いで5位になっています、
(今朝11月2日、インドネシアに僅差でかわされました)
出遅れたワクチン接種ですが、なんとかここまだ挽回してきました、
100人当り接種回数でも9位、この水準を維持して行きたいところです、
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◆10代への感染拡大は確認出来ず、50歳代以上の感染比率が増加
先週(10月31日)までの年代別感染者数比率、、
10月が終了、9月の比率と比べてみると、
恐れられていた学校再開による10代以下の感染拡大は起こりませんでした、
学校の環境は「3密」ではないと実証されたのかもしれません、
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逆に60歳代以上の感染比率が増えています、
これは比率なので、新規感染者数が極端に少なくなった10月の比率は余り参考にならないのかもしれませんが、
高齢者施設でのクラスター発生も高齢者の比率を押し上げたのかもしれません、
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もう一つ、これはまだなんの根拠もありませんが、以下のような仮説も思い浮かびます、
早期にワクチンを接種した高齢者の感染率が高まっているのではないか?
乱暴に書くと“ワクチン効果が期限切れ?”という可能性です、
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2021年春から本格的に接種を開始したワクチン、
当然、現状のエビデンスではその有効期間はまだ確認されていません、
これからワクチンの有効期限に関する調査研究がいろいろと行なわれると思いますが、
普通に考えると、、、
インフルエンザワクチンは毎年接種が必要なわけですから、
コロナワクチンも2回打てばそれでお仕舞い、と云うわけにはいかないんだろうな、と容易に察しが付きます、
接種してから半年以上が経過した医療従事者・高齢者への3回目の接種が議論されているのも至極当たり前のことと考えます、
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ただ、『3回目』という表現は違うような気がしています、
どちらかというと『2クール目』という感じかな、
つまり、仮にコロナワクチンが6カ月しか効果がなかった場合、
『6カ月を1クールとして毎クール2回の接種が必要です』と考えるのが合理的です、
このクールの期間、6カ月なのか?1年なのか?それはまだ不明、
これからの研究で実証されていくと思います、
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◆国内でも3回目接種ヘ向けての準備が進んでいます
米国ファイザー社のレポートによると、やはり各世代共、2回目接種から5カ月以降で「感染予防」効果が低下していると云うことです、
ただ、「入院予防」効果は減少しない,という数字ですね、
これまでも云われている通り『感染はするけれども、重症化は妨げる』効果がワクチンにあると云うことです、
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また、この数字は“ワクチン効果の期限”を直接示すものではないですが、
やはり、ワクチン効果の低減はあり得るということです、
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また、3回目接種がヒトの身体に与える影響については、
こんな感じ、副反応が増加する事はないようです、
ということで、接種順序はあるとしても、国内でも3回目の接種を進めて行くことになります、
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◆(再確認)COVID-19の生存戦略
10月にこれだけ感染者数が減ったのは、もちろん『ワクチン接種が進んだ』影響も大きいと感じています、
が、基本は
『COVID-19の生存戦略』の可能性が高いと考えています、
(コロナの事97参照 ⇒)
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ワクチン先進国(たとえば中国)での感染再拡大を観ても、ワクチン効果だけで沈静化しているというのは楽観的過ぎます、
また、10月に入って解禁された飲食店での飲酒、
これも、今のところ感染再拡大には繋がっていません、
ワクチンの効果?そうなのかもしれませんが、、、
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『COVID-19の生存戦略』の可能性が高いような気がしています、
COVID-19の生存戦略、今はこんな状況(COVID-19の気持)かな、
現在少しお休み中、宿主を極端に減らさず、生かさず殺さず、機を見て再度勢力拡大を図る、
そんな感じでお休みしていま~す、、、という感じ、、、
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どうしてそんなことが起こりえるのか?
COVID-19はホントにそんなことを計算しているのか?
合理的な説明など誰にも出来ませんが、自然の摂理はおおかたが人間の科学では説明できない現象を多く含んでいます、
COVID-19がヒトの叡智とは別の方法で生存戦略を計算していても不思議ではありません、
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◆さて、来週の陽性率に注目しましょう
いつか陽性率の反転上昇から始まる第6波、
それは『COVID-19の生存戦略』の反攻スイッチが入った時、
その前に「3回目のワクチン」や医療体制の拡充でCOVID-19迎撃準備中の我が国、
もちろん、感染予防の基本動作=『消毒、マスク着用、3密回避』も継続ですね、
とにかく、来週の陽性率に注目です、先週・今週が底なのか?
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