そろそろ、燗酒が恋しい季節になってきました、、、
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って!なってへんがな!!なに、この暑さ、10月に入っても30℃越えって、
グレタ嬢の云う通り、地球温暖化対策、ホンマに真剣に取り組まんとエライことになるような気がしています、はい、
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それでもね、やっぱりこの季節になると燗酒は恋しくなるもんです、
上等の地酒を冷やしたり常温で呑むのも良いですが、上手につけた上撰あたりの燗酒、これはこれで別嬪なお酒になります、はい、
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ここはね、焼鳥も美味しいし、そうなるとやはり普通の燗酒も美味しく呑めるんですわ、
ちょっと入ってみましょか、
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でね、この燗酒に纏わる話なんですがね、くどくどと話しますがちょっと聞いてもらえます?
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居酒屋でね、燗酒を頼む時、だいたいほぼ95%の方は『熱燗!』って注文しますよね、
ま、みなさん、もうよく御存じなのでこれ見よがしにいう事ではないのですが、
“熱燗”は温度によって6段階ほどある燗酒の熱い方から2つ目、だいたい50℃前後の燗酒の呼び方、
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この“熱燗”がなぜ居酒屋の燗酒の呼び方の定番になったのか?
この話、どこかで読んだか、聞いた憶えがあるのですが、、、あらためて調べてみても分かりませんでした、
あ~、個人的には非常にモヤモヤしていますが、、、分かりません、知ってたら教えてくださいな、はい、
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燗酒ではないお酒、常温の場合は“冷や=ひや”と呼ぶのですが、これもまたややこしいです、はい、このままだといろいろと誤解を呼びそう呼び方ですな、
まず“冷酒”とは違います、“冷酒”=冷やしたお酒、純米吟醸とか純米大吟醸になると冷やした方が美味しいお酒も多い、
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そして“おひや”とも違います、“おひや”=水です、なぜ“おひや”と云うのか?って、これも知りませんが、“おひや”はもうみなさんが使っていますよね、
ちなみにワタシは『お水、下さい』という事が多いです、
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酒の“冷や”はあくまで“常温のお酒”という場合に使います、
ま、これも今はどんどん廃れていってます、もう常温と云った方が伝わりやすいのが現実、、、
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でもね、最近もっとびっくりすることがありました、これにはちょっとビックリ、
居酒屋でね「燗酒」を注文したのですが、、、これが通じないのです、
別々の店で2回ありました、ま、普通の居酒屋、両方とも若い店員さん、女性と男性でした、
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『燗酒、1本』、
『・・・』
『燗酒、1本ください』
『・・・』
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店員さんは困った様子、え!?燗酒がないの?と一瞬ビックリしました、が、ハタと気がつきました、
“燗酒”が通じないんだ!
『熱燗、ください』
『あ!熱燗ですね、あります』
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なんとまあ、男性はアルバイトかな、でも女性は普通に店員さんみたいでした、でも“燗酒”は通じないのです、
彼らにとって日本酒を温めると、それはあくまで“熱燗”なのです、そうい固有名詞で憶えている、
注文システムにそう載っているのか?メニュー名が“熱燗”なのか?
いや、もっと以前に“燗をする”“燗をつける”という概念がもうない、日本酒を温めることを“燗”という事を知らないのです、
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こういう事象はよくあります、何もかもが目の前に完成形である時代、もともとあった課程(文化)をショートカットしてその完成形だけが目の前にある現代社会です、
日本酒を温めるのが燗酒で、その温度により6段階のつけ方があり、冷やは常温のこと、というめんどくさい過程の知識は不要で、コミュニケーション(注文)に必要な最低限の言葉=熱燗だけが残っていく、冷酒だけが残っていく、、
そういうことなんでしょう、
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実はワタシも完成形しか知らないことが多いです、
たとえば“辛子”、この原材料を知りませんでした、情けない、、、
完成形の辛子のチューブは冷蔵庫に入っているのですが、原材料と加工法をまったく知りませんでした、、、まだまだ勉強ですわ、
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【今週のお店:なんなんタウンの焼鳥「八起亭」】
おそらくは南海電車「難波」駅前を再開発した時にできた地下街なんなんタウン、
あまり呑んだことはなかったのですが、よ~く見てみるとなかなか良いお店が揃っています、
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その筆頭が、一番北寄りにある焼鳥の「八起亭」、ここは地上にあった店が地下に降りて来たのではないかと推察しています、
なんだかチェーン店のようなイメージがあったのですが、よく考えるとこの店名はここだけか?
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一度入店してチェーン店ではないことを確信、焼鳥がとっても美味しいです、
名物は「「若鶏ももステーキ ハーフ」、
「若鶏たたき」も美味しかった、
焼鳥おまかせ5本とビール、スープ、野菜のセットもお得です、
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そして、1回目は日本酒を“冷や”で、
2回目は“ぬる燗”でお願いしました、一合のガラス瓶です、
“ぬる燗”は頼むとすぐに出てきました、
どうやら焼き台の傍にガラス瓶が並んでいるのですが、それがそのまま“ぬる燗”として出て来たような気がします、なるほど、
“熱燗”を頼むと、そこから湯煎するのかな?
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地下街にありながら老舗感漂う焼鳥「八起亭」、一度入ってみてはいかがでしょうか?
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ちなみに店名は“やきてい”(ワタシはこう読んでいました)ではなく、“やおきてい”みたいです、七転び八起きの八起ですね、
目の前にある完成形だけでなく、これまでの歴史にも興味あります、店名の由来とかも訊いてみたいな、
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