今日の独酌酔言で書きたいのは「日本の相対的貧困率の高さ」です、
これ、知らない人が多い、実は日本の相対的貧困率は高い、
そして、2022年「子ども食堂」の数が急増、
無料、もしくは安価で地域の子どもたちに食事を提供する子ども食堂が急増していることと、相対的貧困率は無関係ではないでしょう、
という事実を思い出させてくれたニュースを順番に紹介、
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日銀総裁交代 ⇒
前任の黒田さんは安倍元首相の肝入りで2013年に日銀総裁に就任、
“物価2%上昇”を目標にアベノミクスの基本政策である金融緩和策を10年間続けた、
が、、、景気は一向に上向かず、、、
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物価が上がらない~給料が増えない~消費が上向かない~負のスパイラルに嵌ってしまった日本、
もちろん、マクロ経済政策だけが負のスパイラルの原因ではありませんが、
(他にもIT系技術産業の世界的取り残され、技術者育成支援の無策、若者の就労感の変化などetcあり)
結果論で観れば『アベノミクスは完全に失敗だった』という思いが沸々と、
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2022年12月の物価上昇率4%の衝撃、
皮肉なことにロシアのウクライナ侵攻(戦争だ、これは!)の影響で、世界レベルでの物流崩壊が起こり、日本国内のあらゆる価格が高騰、物価だけが上がる事態に、、、
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物価上昇はもう誰もが実感しているでしょう、
電気代もガス代もビックリするほど高くなりました、
安酒場の焼酎1杯だって値上りしています、
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そんな中、社員の生活を守り人材の確保を目指す大手企業では2023年度初任給を上げる動きが、
ユニクロ、バンダイ、三井住友銀行、任天堂、セガ、みずほ銀行etc、、、
20~30%UPとか5万円UPとか、久しぶりに給与UPに前向きなニュースが飛び交いましたが、
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これに対して中小企業ではそんなに簡単に給料が上がるわけではないようです、そりゃそうでしょう、
でも、これじゃ物価上昇率に追いつかず、実質賃金減少ということに、、、
なんとなく一層格差が広がるような嫌な予感がします、
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そして、、、
日本の貧困率が15%~16%と聞くと、え!?ウソでしょ!と、直感的に思う人が多いのでは?
だいたい6人に1人、学校の35人クラスなら4~5人はそんな環境で生活している、ということです、
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“相対的貧困”、これはちょっと説明が必要です、
大雑把に書くと、国内の平均可処分所得の半分に満たない可処分所得しかない層のことです、
“相対的”なこの定義で考えると、一定の率で必ず貧困層が生まれるワケですが、それでも日本の相対的貧困率はG7中ワースト2位、
やはりなにかが足りない日本社会なのです、
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日本の貧困ラインは可処分所得127万円(2018年)、これに満たない人が15%程存在するということです、
というかこれでいくと、日本の平均可処分所得は平均250万円ほどしかない、ということになります、
これで十分裕福で幸せな国だ、という実感は湧かないですよね、
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さらに、毎日の食事にも困っている子どもたちもいます、
相対的貧困層のうち、どれくらいの割合が毎日の食事にも困っているのか?
よく分りませんでしたが、最後にこんなデータも、
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子ども食堂=無料、もしくは安価で地域のこども達に栄養価の高い食事を提供する社会活動です、
この活動は2010年頃から東京都大田区の「こども食堂 だんだん」で始まり、
その活動が全国に波及しているので、現在は活動普及に伴い拠点数も増えている、という観方も出来ますが、
やはり、毎日の食事も家計の負担になっている、
という家族のニーズが「子ども食堂」の増加を後押ししている、という観方も出来ます、
いったい日本国内のどれほどの家庭で、毎日の食事に苦労しているのか?
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さて、ロシアのウクライナ侵攻が世界中の物価に影響を与えている現状、
この状況の中で我が国はどのようにして豊かで幸福な国民生活を実現するのか?
政治家・企業家・学者のみなさんの叡智に期待します、
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