blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

不信をバネに!

2010-04-19 23:53:56 | 日記
今日の夕方、先週の今日に面接に行った「魚津漁業協同組合」から連絡があった。
単なる合否の連絡かと思ったら、条件付きでの採用という何とも怪しいものだった。
担当者が言うには、私の顔色が赤黒く見えるために何か身体的な病気を抱えているのではないかと思っており、健康診断でも受けてもらって異常がなければ採用ということだった。
ちょうど1週間前のやり取りでは、顔色について私は「地黒です。よく言われます」と答えていて、それ以上の質問はなかった。
今になってそんなことが問題になるのはなぜか、少し失礼な話にも思えるが、と問うてみると、過去に健康状態を偽って入り、その後虚偽が判明したため解雇した人間がいるから、との説明だった。

これだけのことなら、この厳しいご時世、異常さえなければ職にあり付けるのだからさっさと診断を受けてしまえばいいではないかという論は成り立つ。
私自身なかなか長期の職に就けず、まともな健康診断というといつ以来だか分からなくなっているから、多少の心情的なモヤモヤは排してもこの際受けておく機会にしておけばとも考えた。

しかし、私は結局、魚津漁業協同組合にはお世話にならないことにした。
ここまでの過程での先方の対応について、すでに私の中では不信感が芽生えていたからである。

職安で先方が「求人を急いでいる」ことを聞いた当方は、郵送でもよかったのだが履歴書を4月1日に富山市からわざわざ持参した。
しかし、急いでいると言いながら、次の連絡が来たのは4月10日でしかも郵便であった。
郵便には、12日に面接ということで書いてあって、応募者多数のために連絡が遅れたことを詫びる文言が一行だけあった。
ここまでならまだあり得ないことでもない。

さて、12日に面接が終わり14日に結果を伝えるということだったが、その14日には「17日まで待ってもらえないか」との連絡があった。
何だろうと思いつつ17日まで待ってみたら、今度はその日のうちには何も連絡が来なかった。
いや、実際は私のケイタイに1度だけ着信があったのだが運転中で出られず、クルマを止めて数分後にかけ直したら今度は先方が出ない。
時間を置いて何度もかけたが、やっぱり誰も出なかった。
先方からかかってくるかもと待ってもみたが、結局かかっても来なかった。
その日は実家方面にいたので、もしかして自宅の固定電話に留守電でも入っていないかと思ってあせって自宅に帰ったが固定電話にも何も入っていなかった。
ちなみに、私のケイタイと自宅の固定電話どちらにも留守電機能がちゃんと付いている。
本当に17日のうちに何かを伝えようと思えばいくらでもできたはずであるし、いざとなれば担当者が自分のケイタイ番号でも留守電に入れておけばいくらでも連絡はついたのだ。

そこまでの伏線があって、ようやく今日になって連絡があり、しかもその内容が「あなた本当は病気じゃないのか?」という話だから、おいそれと「ハイ、分かりました」といくわけがない。
早く仕事がしたいのはヤマヤマだが、今回は「せっかくだから」とか「もったいない」という気持ちにすらなることができなかった。

もともとの生まれ故郷に住む方と電話で言い争い、大きな禍根を残すことになったのは残念だ。
しかし、私自身が信じられないと感じた場所で無理やり働いても長続きはしない。
今回の自分の判断には全く悔いはない。
またさっそく明日から前を向いて動くのみである。

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