blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

2010-04-21 22:34:53 | 日記
寝坊グセが付いてしまったわが身を叩き起こし、今日は会社を2つ回った。
昨日付けで書いたように、観光方面への思いを捨て、昨日紹介を受けた、まったく違う業種の会社に行った。

結果から言えば、2つ目に行った先で「ほぼ決定」の方向が出た。
形式上は1年更新の契約社員だが、過去の経歴も評価していただき、長く活躍してほしいということまで言っていただいた。
本当にありがたいことだし、自身の今後のメドもようやく付いてホッとしている。

実は、今は亡き「グッドウィル」の派遣スタッフという身で暮らしていた頃、この会社さんの現場で数ヶ月お世話になっていたことがある。
現場と言うからには、力仕事も多々あって、時には息があがってしまうような作業もある。
そんな中でも、少しずつ仕事を覚え、また周りも現場系にしては品のいい方々ばかりで大変働きやすかった記憶がある。
現場のトップの方にも信頼していただき、派遣会社のほうには常に「ご指名」で申し込んでくれていたようだ。

あれから3年ほど経って、私もずいぶんあれこれ遠回りをしてきたが、今ここに来てかつての信頼がまだ消えていなかったことは奇跡的ですらある。
わずかな期間であっても、目の前のことをキチンとやっていれば必ず見てくれている人がいるということが改めて実感できた。
本当に最後のチャンスと思って、恩返ししていきたい。

何とか旅行業の資格を生かせる方向にと思い観光方面にこだわって、業の立ち上げなどの貴重な経験もできた。
しかし、観光は結局お客さん商売であり、かつセールスの能力もどうしても必要だ。
この部分は私はやはり不向きだから、あきらめ時が来たということでいいのだろうと思う。

旅行は大好きだが、それを仕事とすることをあきらめた先に幸運があった。
今日の題名はコトワザの1つらしいが、そういう意味を込めたつもりである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする