blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

昭和の日に「天皇賞」を考える

2010-04-29 23:12:12 | 日記
本日は「昭和の日」である。
昭和天皇の誕生日ということで、私の世代では「天皇誕生日」のイメージがまだ残る。
現在の天皇誕生日はもちろん今上天皇の誕生日である12月23日に移っており、4月29日は、現在は5月4日に移った「みどりの日」を経て、2007年から現在の「昭和の日」となったので新しいといえば新しい祝日と言える。

現在の国民の祝日は、元をたどれば「皇室」にちなむものがほとんどであり、戦後にその色彩が意図的に薄められてしまったものも多いのだが、そのあたりについての詳細は浅学である私が述べる立場にはない。
然るべき研究者のご意見を参照され、それぞれの意見をお持ちいただきたい。
昭和の日から、本日は強引に「春の天皇賞」に話題を持っていく。

1957年以降、昭和天皇がご存命のうちは、春の天皇賞は曜日に関係なく4月29日に行われていた。
私が競馬に手を染めたのは平成の世に入ってからのことなので、その事実については実感はないが、今も昔も「特別中の特別」なレースであることには変わりなく、いわゆる「天皇盾」が関係者にとっての最高の名誉であることは揺るがない。

現在はGⅠも距離体系が整備され、レースの数も増え、また近年は海外の選択肢も増えたために、距離3200mで行われる春の天皇賞は残念ながらやや小粒ともいえるメンバーになることが多くなった。
とはいえ、どのGⅠも横並びにしか見えないような近年の宣伝の仕方にはやや違和感がある。
天皇賞のような長い歴史と伝統を備えた格式高い競走は、特別の予算を割いて特別バージョンの宣伝をしてほしい。

特別ということで言えば、私が競馬を始めた頃は、GⅠ競走はその日の「第10レース」に組まれていることがほとんどだった。(東京優駿と有馬記念は第9レース)
つまり、通常よりは1日あたり1レース(もしくは2レース)少なかった。
そのこと1つで、自然と「やはりGⅠあるいはGⅠデーは特別なのだ」と学習したものだ。
巨大組織であるJRAも、売り上げ減に悩む現状では1レースでも多くやりたいのは分かるのだが、せめてGⅠの日は1日11レース(もしくは10レース)にはならないものだろうか。

現下の財政事情では、春競馬たけなわの今の時期でもそれほどの大勝負ができないのはつらい。
しかし、もともと中長距離が好き、加えて古馬のレースにより興味を持つ私だから、ほんの少額でも参加をしてみたい。
今年は「ある系統の血」がカギになると踏んでいることから、すでにトンデモナイ組み合わせも頭に浮かんできているのだが・・・。

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