blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

80円の日の丸

2010-04-24 20:23:53 | 日記
昨日外出したときに、いつもながら中古屋さんを冷やかした。
それほどサイフにお金もなく見て回るだけのつもりが、なぜか80円で小さい日の丸の旗が売られていたので買ってきた。
部屋の外にも中にも飾るスペースがないので、今は特に旗のためということでなく適当な場所に差し込んである。

あまり祖国の国旗に強烈な思い入れまではないまま生きてきてしまったが、昨今の世の中の動きを見るにつけ、しだいに「日本」を意識する(させられる)ことが多くなった。
このままいつまでもノホホンと日本人であり続けられるのか、いよいよ危機的な状況に差しかかっていると言っていいからである。

過去には、今から思えばまさしく「極左・反日」イデオロギーのかたまりのようなトンデモ教師もいて、純粋な(?)高校1年生を洗脳しようと試みていた。
学校から使用を指示されていた教本をまるで無視して、自腹で買ったのかは知らないが勝手に違う本を配って1年間通してしまった。
二言目には「コクミンシュケンだよー!」と吠えることから、コクミンシュケンはしばらく学校ではモノマネのネタにまでなっていた。

コクミンシュケンなるものがいかに日本にとって危険な思想であるか知らなかったことが今さらながら恥ずかしい。
主権は国民ではなく国家にあるという当たり前の事実を認識するのに膨大な時間を費やしてしまった。

国家という言葉には、家という字が入る。
単純に個人の家に置き換えれば、お隣さんといえどもむやみに赤の他人から口出しをされたら嫌だろう。
ヘタなことを言う人間とは、時にはケンカするのも仕方がない。
国家もそれと同じように考えれば、まるで進んで他国に資するような政策を連発している現政権がいかに危険な存在かが分かるはずなのだ。

このままずっと日本人でいたいという当たり前の欲求さえ奪われる危機を目の前にして、あらためて木っ端の一個人として何ができるのか。
80円の日の丸をしげしげと眺めて考えるのも無駄なことではないのだろう。

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