blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

思い余って、か?

2010-09-17 21:32:15 | 日記
金曜日は出荷はチョロチョロになりがちの反面、入荷のほうはまさに狂ったようにやって来た。
金曜は休み前だからいつも集中はするので特段驚かないが、それにしても今日は多くてさすがに疲れた。

師匠であるT社員は相変わらず私に対してこまめに声をかけてくれるのだが、最近は少々困っている。
とりあえず「指導」の範囲で接してくれるからムヤミな反応はするべきではないと思っているが、ここに来て本質の部分が見えてきた。
良く言えば職人肌、悪く言えば偏屈かキカン気の頑固オヤジ、という感じだ。

元ドライバーさんということもあり、トラックなりフォークリフトなりの「乗り物」に乗っていると気持ちがよさそうである。
なので、PCを使って在庫を確認したりする細かい仕事は最近はほとんど自分ではやらず私に回してくる。
私が在庫を読む方法はT社員のやり方を踏襲しているので、T社員も同じようにできるはずだが、自分でやると「大好きな」乗り物に乗っている時間が短くなってしまう。
ある日には、自分がリフトに乗り始めて作業を始めたところを無理やり奪われるようなこともあった。
本人の楽しみを奪ってはいけないと思って譲ったが、乗り物にさえ乗せておけばゴキゲン、などというと、六十手前ながらまるで子供のような人だなと感じることもある。

T社員本人に聞いたわけではないが、本音のところは「将来的に自分より上のレベルに行かれる」ことは望んでいないように見える。
気が付いたら部下が離れていく上司の一つのパターンである「自分の完全コピー願望」の現われと言えようか。
自分の完コピにとどめておけば、部下のレベルが自分に「並ぶ」ことはあっても「上」にはならない。
それゆえ、一つ一つの指示は必要以上という言葉の域を超えて細かくなるし、少しこちらでアレンジしたアプローチで事をやろうとすると急に機嫌が悪くなったりする。
こういったことから、カンジンカナメのところは自分でやりたいという思いが透けて見えるので、時々は「私を使わないで一人でやれば?」と思うことがある。

くり返しにはなるが、何とか早く一人前にという思いが余って、であろうことは重々感じるので反抗的な態度には出るべきではない。
方法論に違いはあっても、少なくとも「同じ山に登ろうとしている」ことは押さえなくてはいけない。
しかし、最近の私の悩みについては特に年長の社員にはよく見えていて、昼休みには複数の社員とそのことで実のある話ができた。
最長老であるO社員は、私の知らないところで、始業時間前からT社員が私を動かすのを注意したこともあったというが、T社員はまったく言うことを聞かないという話だった。

一人一人がプロとして職場に来ているので、それぞれが「自分が一番」と思うくらいのプライドはあっていいのかもしれない。
しかし、T社員の場合あまりにもそれがミエミエのため、心を100%預けていっていいものか今のところは疑問である。
使われてナンボの立場とはいえ、相手を楽させるばかりの役目では私も面白くない。
突発的な衝突が起きないよう、何とか折り合いを付けていく以外に対策はなさそうだ。

明日から三連休でもあり、少しでも今週にたまったウサが晴らせるよう、自分なりに工夫して過ごしたいものだ。

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