月初めの二、三日というのはわりあいバタバタする。
今日も第二工場から応援をもらって、定時ギリギリまで箱詰めが続いた。
毎日のこととはいえ、おびただしい量を何とか夕方には終えることができるのだから、とりあえずはみんなが同じ方向に努力しているということは言える。
さて、製品を保管する役目の倉庫では、当然ながら相当数の現物がある。
わが倉庫でわが社のすべての製品を引き受けているわけではないが、それでもかなりの数になる。
実際の価格については千差万別で、ちょうど冊子になったものが箱詰め台の机のどこかにしまってある。
営業に回る人間には必須の冊子だが、倉庫のことしか知らない私にはいまだにピンとこないシロモノだ。
実際にピッキングや運搬という仕事をしていて、どうしても手が滑ったりして製品を破損させてしまうことがある。
破損のことをなぜかわが部署では「イタス」と呼んでいる。
語源としては「痛す」あたりだろうとは思うが詳しく問う気はない。
100錠箱1個といえども、本来はお客さんの手に渡って売り上げ(お金)になるべきものだから、イタスはないに越したことはないのは当然だ。
残念ながら今年に入ってこのイタスがかなり多くなっている。
個装1個か2個を床にポロリとか、元梱包が転がって50個のうち1個がダメになったなどというのは日常茶飯事だが、自動倉庫から物が脱落して大量に破損する事態を今年に入ってもう二回も見てしまっている。
名前を出すのはよくないのかもしれないが、二回ともに絡んでいるのは中間職のK氏である。
直接的には二回とも機械のせいにできないこともないのだが、パレットに積み上げた製品にラップを巻いて固定するのが嫌い(ピッキングの時に面倒くさいから)なようで、ある程度の高さのものもみんなせっせと外してしまう。
そうなると機械が予期せぬところで引っかかったりした時に落下しやすい。
結果を見れば、ラップを巻いてあれば被害は間違いなく少なかったであろう。
ダンボールを交互に組んで積み上げればそうそう落ちるものでもないのだが、ある程度の分量があればラップを巻くことは一度話し合って決めたことでもある。
機械を過信せず万全を期すのが人間の役目であって、結果論とはいえ決めたことが守られずに大きな事故につながったことは残念だ。
公私共に「かんじんかなめ」のところを逃げてしまうクセのあるK氏の「甘さ」がこういった不幸な状況を招くことになったとも思える。
短い間に「大イタス」を二回ということもあって、すでに大目玉を食らっているかこれから食らうことになるだろう。
たまたま大事故には自分は絡んでいないが、他人を批判するのは本意ではない。
毎日自分が触ったり運んだりしているのは「お金」なのだと肝に銘じて、あらためて真摯な気持ちで日々取り組んでいきたいと思う。
今日も第二工場から応援をもらって、定時ギリギリまで箱詰めが続いた。
毎日のこととはいえ、おびただしい量を何とか夕方には終えることができるのだから、とりあえずはみんなが同じ方向に努力しているということは言える。
さて、製品を保管する役目の倉庫では、当然ながら相当数の現物がある。
わが倉庫でわが社のすべての製品を引き受けているわけではないが、それでもかなりの数になる。
実際の価格については千差万別で、ちょうど冊子になったものが箱詰め台の机のどこかにしまってある。
営業に回る人間には必須の冊子だが、倉庫のことしか知らない私にはいまだにピンとこないシロモノだ。
実際にピッキングや運搬という仕事をしていて、どうしても手が滑ったりして製品を破損させてしまうことがある。
破損のことをなぜかわが部署では「イタス」と呼んでいる。
語源としては「痛す」あたりだろうとは思うが詳しく問う気はない。
100錠箱1個といえども、本来はお客さんの手に渡って売り上げ(お金)になるべきものだから、イタスはないに越したことはないのは当然だ。
残念ながら今年に入ってこのイタスがかなり多くなっている。
個装1個か2個を床にポロリとか、元梱包が転がって50個のうち1個がダメになったなどというのは日常茶飯事だが、自動倉庫から物が脱落して大量に破損する事態を今年に入ってもう二回も見てしまっている。
名前を出すのはよくないのかもしれないが、二回ともに絡んでいるのは中間職のK氏である。
直接的には二回とも機械のせいにできないこともないのだが、パレットに積み上げた製品にラップを巻いて固定するのが嫌い(ピッキングの時に面倒くさいから)なようで、ある程度の高さのものもみんなせっせと外してしまう。
そうなると機械が予期せぬところで引っかかったりした時に落下しやすい。
結果を見れば、ラップを巻いてあれば被害は間違いなく少なかったであろう。
ダンボールを交互に組んで積み上げればそうそう落ちるものでもないのだが、ある程度の分量があればラップを巻くことは一度話し合って決めたことでもある。
機械を過信せず万全を期すのが人間の役目であって、結果論とはいえ決めたことが守られずに大きな事故につながったことは残念だ。
公私共に「かんじんかなめ」のところを逃げてしまうクセのあるK氏の「甘さ」がこういった不幸な状況を招くことになったとも思える。
短い間に「大イタス」を二回ということもあって、すでに大目玉を食らっているかこれから食らうことになるだろう。
たまたま大事故には自分は絡んでいないが、他人を批判するのは本意ではない。
毎日自分が触ったり運んだりしているのは「お金」なのだと肝に銘じて、あらためて真摯な気持ちで日々取り組んでいきたいと思う。