blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

前に出て正解!

2011-09-25 20:49:40 | プジョー
楽天イーグルス・星野監督の著書の一つに「迷ったときは、前に出ろ!」というのがある。
これにならうわけではないが、何かをやるかやらないか迷ったときは「やる」ほうを選択すると後悔は少ない。
やって失敗もするだろうが、やらなければ成果にはつながらない。

この3連休は、金曜と土曜、泊りがけで県外に出ていた。
愛車プジョー206のATF交換をやってくれるプロショップに行くためである。
私のもとに来て半年、AL4と呼ばれる4速ATの不安定さが唯一にして大きな悩みであったから、対策としてのATF交換は急務であった。
しかし地元のディーラーに相談したところで、メーカーが無交換を推奨している以上「やりたくない」のがバレバレであった。
販売店としては全国でも優秀でメンバーもいい人ばかりだが、ことATの話となると途端に歯切れが悪くなるのが見ていて分かった。

作業のほうはAというお店にお願いし、純正のエッソから国産のJというメーカーのものに換えることにした。
しかしATというのは国産・輸入車問わず非常にデリケートなものなので、M社長のアドバイスに従い全量交換は避け半量ということにした。
メカニックの考え方により全量交換を請け負うプロショップもあるが、M社長からするとそれはバクチ的ということだった。

実際に取扱説明書には「無交換でよい」となっているATFだが、欧州に比べてかなり過酷な日本の交通事情ではそれはナンセンスと以前書いた。
お願いして取り出した後の古いATFを撮影させてもらい、画像にはそれを載せた。
純正の「LT-71141」の新油はオレンジに近い色をしているのだが、予想通り真っ黒けの状態で出てきた。
ここまで汚れていてなおずっと交換しなくていいとはとても思えない。

新しいATFを入れてからは、課題の低速域での動きがかなりスムーズになり、運転中のストレスが軽減された。
半分換えただけの今は対策としては第一段階に過ぎず、しばらくは全くのトラブルフリーというわけにもいかないだろうが、1回目ですでに体感できる改善があったので、半年くらいのスパンを置いて2回目をやればかなり万全に近くなるだろう。

遠出してお金もかけてまで対策を打ちに行ったのも、やはり毎日使うものであることに加え、純粋に今のクルマが好きだからというのが理由である。
対策をしなくても走ることはできるのだが、毎日右足の付け根が張るほどにおっかなびっくり動かすのにはもう疲れたし、いつまでも汚いオイルをとどめておくのもクルマにとって良くない。
相応の負担をしても「やってよかった」というのが今の気持ちだ。
やはり迷ったときは前に出るのがいいようである。
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