blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

6月4日・5日の行状

2017-06-06 19:31:53 | 休日
地元に帰りしばしホッとしたい気持ちになりたく街に出たはいいものの、余計にイライラする場面もあった土曜、絶対に自分のものにならない人間の誕生祝いのために高価なシャンパンを買わされるバカバカしさにも疲れ、たいそう複雑な気持ちを抱えながら眠りについた。
やはり私のような貧乏人は、時に男の甲斐性やプライドに巧みにつけこんで来るような店に行くのはやめて、もう少し身の丈に合った場所を選ぶべきである。

当地での何軒かあるなじみのお店には、あまりモノにこだわらない人が多い。
私の人生の中でも今まで感じたことがないような「何だか分かんないけど妙に話が合う〜」という感覚が支えになっているだけなのだが、毎週のように会っているわけでもなく何となく不思議な気もする。
私が当地で会う人は世代は様々、しかし聡明で常識をわきまえオマケに底抜けに明るい性格というのは共通していて、それがあるからいろんな人との会話が成り立つのだろう。
フトコロの許す範囲で「また機会を見つけて行きたい」と思わせてくれる貴重な場所が当地にはある。

さて、6月4日。
ホテルでおいしいオニギリなどの朝食をいただいた後は、酔い疲れの体を引きずって富山から魚津の実家に向かった。
日曜日の午前中テレビをつけると、先月の最終週に魚津市で開催され、天皇皇后両陛下のご臨席も賜った「全国植樹祭」の様子を地元のCATVが特集で流していた。
ご生存のうちに地位をお譲りになるというお気持ちがすでに表明されているため、今上陛下のおつとめも2018年いっぱいまでという中、我が地元にお越しいただき、また市民が盛大にお迎えできたことはまことに喜ばしい。

午後からは両親を連れ、春の連休には実現しなかった「たら汁」を賞味するため、新潟県境に近い朝日町の宮崎地区を訪ねた。
さすがに午後の早い時間帯で材料切れということはなく、おかずも含めて食べたいだけ食べて非常に満足できた。
その後は、近くにある城山(しろやま)公園に行きたいというので狭い峠道を我が愛車で駆け上がった。
写真は上から富山市方向、糸魚川市方向の順。





土曜のウザウザを忘れ気持ちもゆっくりでき翌5日は9時ごろに実家を出発、一つだけ用件を済ませて、のんびりと当地にクルマを向けた。
急ぐ旅ではなく、今回は国道156号線をだらだらと南下して帰ることにした。
特に富山県内はワインディングがきつい厳しい道だが、愛車のキャラクターはこういう道の方が合っているし、緊張が続くので眠くならず運転も楽しい。

休憩を何度もはさみながらの道中、長良川鉄道の終点である北濃駅を訪ねることにした。
北濃から美濃太田まではかつては国鉄の越美南線で、国鉄時代は福井から九頭竜湖(現在のJR越美北線)、さらに線路を延ばして岐阜県に入り美濃太田まで鉄路をつなぐ計画もあったようだが結局は実現せず、越美南線はやがて第3セクターの長良川鉄道に名前を変えた。
北濃駅では写真もたくさん撮ったが、郡上市から関市あたりまでの長良川沿いに国道156号とほぼ並行して敷かれている線路を見ながらのドライブはまた楽しかった。







特に渋滞にもハマらず無事に当地にたどり着き、今日からはまた元気に仕事に出ることができた。
思いがけず違う担当の仕事を手伝う時間が多くなり、休み明け早々思わぬハードワークにはなったが、社内失業者になっていないだけ幸せだ。
いろいろあったが少しは気が紛れた地元行、トヤマシックにかからないに越したことはなく、最低限2ヶ月後のお盆休みまでは当地で元気に明るく前向きに過ごしたいと願っている。

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6月3日の行状

2017-06-05 21:31:23 | 休日
先週の仕事が終わり、土曜日からは春の連休以来という短いインターバルながら地元である富山へ帰省した。
土日に今日をくっつけて、つごう3日間である。
春先に職場に急病人が出て、予定していた休暇を1日返上した。
長い休みがない6月、どこかで早めに代わりの休みを入れたいと考えていたが、結局この第1週がもっとも都合がいいということになった。

5月の最後の方で書いたとおり、5月中は個人的にショックを受けたり寂しさを感じたりする場面があって、当地にいる時間がたいそう苦しく感じられた。
5月の初めに実家に帰ったばかりだというのに、リフレッシュされたはずの心がほんの短い時間で消耗してしまった。
金曜の仕事が終わる頃にはホームシックならぬトヤマシックがピークになり、仕事の後は準備を済ませて早めに横になり、目覚めに従ってすぐに移動しようと決め、結局空が明るくなるちょっと前という時刻に自宅を出ることになった。

土曜は実家がある魚津市には帰らず、富山市内のホテルに入るまでの間は富山市内で気ままに過ごすことにした。
久しぶりに、今のクルマを購入したお店にも行ってあれこれ雑談しようと思っていたら、店長さんから店舗の某女史が会社を離れるので会ってやってほしいという話があった。
正式な退社日は失念したが、訪問した6月3日がちょうど最後の勤務日であったという。
訪問のたび、忙しい中でも楽しく話をしてくれた彼女は、私が今のクルマを買って間もなくの時期に入ってきたので、店舗の女性の中では馴染みはいちばん深かった。
遠いところにいる私には最後のあいさつができないかなと思っていたところに私が現れたので、たいそう驚いて、また大変喜んでくれた。
私自身も、偶然にもそんなタイミングで訪問して、これまで同様楽しく話をして、最後のあいさつが直接できたことは大変幸運なことであった。
今後は富山を離れ新天地での生活が待っているようで、今後の活躍と健康を心から祈りたいと思う。

早めにホテルに入って夜まで一休み、イイ加減な時間に食事のためホテルを出た。
取っ掛かりの飲みでいつもお世話になっている某店はその日は予約が多く、急に予定して帰ってきた人間の席までは用意できないようだった。
仕方がないのでホテルすぐそばの激安系(と言っていいのか?)の居酒屋に何とか入って、お腹はとりあえずふくらますことはできた。
その後は先約順に、富山での馴染みの飲み屋さんをハシゴした。
富山で飲むには今や週末でないと無理なので、どこに行っても皆忙しく、必ずしも思い通りに話し込めないことがほとんどである。
2軒目では、どなたかの誕生祝いでシャンパンが目の前に置かれたが、人間がいつまでたっても集まらないので、忙しさゆえのこととは知りつつ当事者にはかなり強い言葉を投げることになり、後味の悪い時間となってしまった。
毎日とか毎週のようにやってきて惜しみなくつぎ込んでくれる客も、私のような半期に一度の貧乏人も平等に扱うのはお酒を飲ませる店としての大原則ではある。
しかし原則は原則であって、忙しい時ほど店の「本音」が出てしまうのは仕方がないところなのかもしれない。

当地に来てはや一年半、数は少ないが当地にも馴染みができ、帰省のたびに富山の馴染みをすべてカバーすることは難しくなった。
帰省の都度、今回はココ、次の機会はドコというふうにしっかりと選択していかないことには財政的にも大変だ。
当地に本拠がある今は、ある程度、日頃の精神衛生のためにも当地での楽しい時間を大切にしたいのである。

字数が増えたので、4日と5日の行状はまとめて次回に。

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