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松戸 坂川の河津桜を見に行ってきました。
松戸は、江戸幕府と水戸徳川家とを結ぶ「水戸道中」の江戸日本橋から3つ目にあたる宿場「松戸宿」です。河津桜は満開でした。
龍
坂川の河津桜
河津桜まつりの前でしたので人が多かったです。
河津桜
「あなたも慶喜公気分」という説明板が設置されていました。
「あなたも慶喜公気分」
江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(1837〜1915)が明治38年(1905)四月二十八日にこの場所から撮影したステレオ写真です。清らかな水が流れていた坂川の原風景です。すぐ近くの戸定邸(国指定重要文化財)に、とても仲の良かった弟徳川昭武が住んでいたので、彼は明治になってから度々松戸を訪れ、貴重な写真を残してくれました。
後ろ姿の人物が撮影中の徳川慶喜です。彼と同じく写真を趣味としていた昭武が撮影しました。この写真が写された時から三八年前の慶応四年(1868)四月十一日、江戸城開場にともない、上野・寛永寺で謹慎していた慶喜は水戸へ向かい、最初に宿泊したのが松戸宿でした。のんびりと撮影を楽しむ前将軍の背中に激動の時代を重ね合わせて見ると、坂川の風景も一味違って見えてくるようです。