【リビウ(ウクライナ西部)共同】ロシア国防省は17日、包囲攻撃を続けるウクライナ南東部の要衝マリウポリで、製鉄所構内に立てこもったウクライナ側部隊に武器を捨てて降伏するよう要求した。ウクライナ側は応じず、同省は「これ以上の抵抗を続ければ全滅させる」と最後通告を行った 。
この記事は今朝の中日新聞のWeb上で読んだ記事である。 朝刊でも同じ記事は掲載されているだろう。 さらにもっと詳細な内容もある。
ウクライナは全滅したとしても、ロシアに降伏するような選択はしないだろう。
ロシア側は未だに軍事力ではウクライナを上回っているし、ロシア国内では、まだ自国の正当性を認める国民が多勢である。 これは当然だけど、真実の姿を知らされていないのは明らかだし、プーチンは未だにロシア国内での自身の支持率が80%以上であると信じてもいて、蛮行の正当性を巧みに伝えられている事を認識しているのだろう。 プロカバンダで覆い尽くされているロシア国民には、プーチンの政策や決断は全てが国家の未来を築くものだと洗脳されている。 プロカバンダのもいろんな種があるが、ロシアやその他、社会国家、共産主義国家のそれは、凡そブラックプロカバンダである。
(ブラックプロパガンダとは、情報の発信元を偽ったり、虚偽や誇張が含まれるプロパガンダ )
こうしたロシアがこれまでも他の国への軍事侵攻を繰り返してきたし、第二次世界大戦で日本がアメリカに降伏した直後も、日本に戦争を開始して、北方領土を略奪している歴史がある。
こうして、ロシアと言う国家の飽くなき欲望観は未だにプーチンが継承している。 世界の動向や、地球の未来など眼中にない。 自国の権威と富と(これは国民の富や平和を望んで居るのではない、自身の富や権力や名声のみに終始する卑劣で悍ましい妄念の塊である)をひたすらに追い求めるのである。
こうして、自身の欲求でしか生きる事が出来ない人脈を築き、さらには、ロシアの資源を活用いて、他国の領土すら手に入れる望みを増幅してきた。
この地球と言う次元に立てば、今、各国が本当にやらなければならない物がなんであるか? 今や、世界は全てが繋がり、経済だけではなく、情報や環境、技術、ウイルスなど、宗教や思想すら、国境など存在しない世界になった。
今後も人間に取って、この地球規模の脅威は増え続けるだろう。 温暖化による気温の上昇で起こる様々な気候変動は、人間に取っては死活問題になるだろう。 そうした事を遠い未来を見据えて考察すると、国家間のいざこざや考え方の違いなんてものは、ほんの些細な問題である。
人間がこの地球上で今後も歴史を継承するのであるなら、全ての人々が同じ信念を持ち、幸福と平和を求める道を進む必要がる。
この幸福と平和は単なる経済的な豊かさや、人より優れていると言うような優越感では得られない。
ましてや、国家の世界的な権力や優越性なんて物は、人の幸福感には不要である。 そんな物で人は幸せと言う心の平和を持てるものではない。
企業は他の競争相手との競合に勝つ目的であってはならない。 本来、人の役に立ち、人を楽しませ、人を豊かにする事が目的であるはずで、他の同種の企業との勝ち負けは必要は無いだろう。
いろんな物が在って当然だし、何を選択して、何を目的とするかは別として、本当に必要な物を人は求めている。
これはそのまま国家にも当てはまるだろう。 国民が本当に求めている物を作る事が国家の目的とするべきだろう。
その実現のために、何をどうするべきか? これは他国を略奪する事でもないし、他の国家に勝つと言うような物ではない。
本来、人間は平和や幸福を求める事を望んでいる。 その望みは、人と争って得る物ではない。 争い自体がすでに幸福や平和とは真逆の物だからである。
人との競争と言う物は、それ自体ですでに進むべき方向とは違って居る。
これは、宇宙的な視野で見ると、宇宙が求めている物は秩序と調和、協調と均等であることは、惑星や太陽系、銀河系、その他の星たちが語っているのだ。
宇宙には特定の権威など存在しない。 すべては繋がり、全ての存在が必須の物である。 何一つ欠けても、この宇宙は存在する事が出来なくなるだろう。
人間もこの宇宙の一つである限り、この宇宙的な観点に立ち、宇宙の意思を継承する必要がある。
でなければ、恐らく、人間は死滅する運命にあるだろう。
ロシアの蛮行は、人間を死滅させる要因になり兼ねない。 さらには、世界の協調や均等をぶち壊して、混沌の世界を招くだろうし、再び、世界は闇の中で苦しみ続けることになる。
これは、もはや世界的に完全に繋がっている現代社会の運命である。
ウイルスを見ても分かるだろう。 決して、自国だけでは解決できない事を鑑みれば、すでにこの地球上の人間は繋がっているのだ。
プーチンが少しでもこうした当たり前の事実を現実として受け止める事が出来る人物なら、今回の戦争がどれほど虚しい空虚な妄想でしかない物であるかは、理解出来ていただろう。
しかし、そうして考察すると、プーチンはすでに人間ではないのだろう。
まさしく、悪魔であるだろう。