シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

恋の罪

2011年11月24日 | 映画
野暮用が結構詰まっていて久しく映画に行っていなかったが、時間が出来たので早朝より園子温監督の「恋の罪」を見に出かけてみた。
街はすっかりクリスマスムードである。
見終わりチラシを収集していると1:00を過ぎていた。
地下にあるレストランは空き始めていて、食べ終わる頃にはゆったりとした雰囲気で、のんびりと喫煙しながら資料の整理もできた。

時間があるのでキャノンギャラリーとニコンギャラリーをのぞいて見ることにしたのだが、その前に年末ジャンボの特設売り場に立ち寄った。
買わないことが3000円の儲けとは分かっているのだが、やはり2億円には目がくらみ無駄使いをしてしまった。
月末になっての3000円は痛かったが、それでもって、さる元会長のように身を持ち崩すこともないので、とりあえずは一攫千金を夢見た。
立ち寄った売場は本日が初日とあって長蛇の列が出来ていた。
しかし、長蛇の列は、よく当たるとのうわさのある1番窓口だけで、他の窓口ではすぐに買えた。
やはり苦労して購入しないと当たらないものなのだろうか?
20~30分は並ばないといけないように思え、とても並ぶ気にはならなかったのだが、この無精を神は嫌うのかもしれない。

キャノンギャラリーでは「早見紀章写真展」が開かれていた。
カレンダーにしている作品で12点の展示である。
私のように都合のよい時間にぶらりと出かけて撮った写真ではないことだけは確かで、ここでも自らの無精を反省するばかりであった。
ニコンサロンでは「吉原かおり写真展」と「上坂怜夫写真展」が開催中だった。
どちらも雰囲気のいいギャラリー&展示スペースで、さすがにフォトギャラリーを併設しているだけのことはあり、両社のイメージアップに貢献していると思う。

さて、映画の方だが、これが園子温ワールドとでもいうのだろうか。
3女優の体当たり演技もあって、とんでもない園子温監督であった。
ところで、僕はこの映画を見ていて、どうしたことか40数年前の学生時代にタイムスリップしていた。
あの頃、映画ではロマンポルノが話題を集め、街の片隅ではアングラ劇団が人気を博していたのだ。
タイムスリップして、まるでロマンポルノを見た後でアングラ劇団の公演を見ているような気分になっていた。
そういえば、あのころ若松孝二も奮闘していたなあ…と彼のエネルギッシュな演出にダブらせていたのだった。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
コメント (2)
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